皆さんは、最後まで、読めるでしょうか?
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情報工学専攻M1金田です。
12/16(水)~18(金)の3日間にかけて、富山国際会議場 大手町フォーラムでHCG(Human Communication Group)シンポジウム2015~伸縮自在のコミュニケーション~が開催されたので、その参加報告を致します。
研究会への参加は今回が初めてだったので、学会との雰囲気の違いに注目しながら本研究会を立ち回っていました。
ここは会場最寄りの富山駅です。
15日に前日入りしましたが、昼下がりまで大学で作業していたため夜9時過ぎの到着となりました。
余談ですが、2015年の春に北陸新幹線が開通したため、東京-富山間の所要時間が3時間→2時間程度に短縮したそうです。開業矢先に富山に用事が出来てとてもラッキーでした。
---1日目---
初めはバスで向かう予定でしたが、徒歩10分程度で行けることが後の調べで分かり、1日目は引率の先生と歩いて会場に向かいました。渾身のしおりを作ったつもりでいましたが、肝心の会場へのルートを記し忘れたのはここだけの話です。
館内と発表会場の様子です。
学会とは異なり、大きな立て看板などがないため(他の研究会はどうなのかはわかりません)、館内のスケジュール用スクリーンの前で撮影しました。口頭発表の会場はいくつかありましたが、私の参加するセッションでは一番大きい会場が使われました。
発表の様子です。
「スペクトラム拡散を用いた多ユーザ収容可能な非可聴音による屋内測位システムの基本実験」というタイトルで口頭発表を行いました。「G空間×ソーシャル・サイバー・フィジカル」というテーマ(2部構成)でのセッションでしたが、学生の割合は比較的少ない印象を受けました。
自分の発表を含めセッション全体で感じたこととして、事業・研究者は研究のバックグラウンドに対する現実味というか、危機感みたいなものが犇々と伝わり、学生発表とは大きく異なるなと肌で感じました。
・学生の研究(?)では:一般的にこういう問題がある→解決してみよう
・事業・研究者の研究では:今こういう理由で事業発展が思わしくない→解決しなければならない
概ね、このように問題を肌で感じているかどうかが差として表れていたように思います。
研究開発した商品を持ち込んだものの、専用機器なのに汎用機器とサイズが同じなら使えないと突き返された、なんて言う苦労話も聞きました。なかなか厳しいです。
こちらはインタラクティブセッションの様子です。
いわゆるポスター発表で、口頭発表者はおまけでポスター発表が付いてくるのがHCGです。
私が口頭発表を行ったセッションG空間のオーガナイザの方(蔵田さん:産総研)にご指導を受けているところのショットです。
屋内測位(とくに自律航法:PDR)の第一人者であり、事業者としての経験からリアルなアドバイスを頂きました。
こういった貴重な経験が、より研究会参加への意義を高めることと思います。
---2日目---
私の口頭発表・インタラクティブセッションは1日目で全て終わっているため、2日目は聴講の専念と懇親会参加、そしてある野望を果たすための時間となりました。
聴講ということで、こちらは特別企画「街とコミュニケーション」 東京大学 原島名誉教授の講演の様子です。
HCGを立ち上げた方で、創立20周年ということで講演されていました。
マルチメディア・スマートフォン等の登場でコミュニケーションの形態は大きく変わり、そしてこれからどうなっていくのか、という大きなテーマで議論を進めていて、つい引き込まれていました。
夜にはHCG恒例の懇親会が行なわれ、インタラクティブセッション優秀賞授与式と異分野交流が活発に行われました。
去年の会場は下関でフグが振舞われたらしいですが、今年はどうでしょうか。
富山といえば・・・
蟹・鱒寿司・舟盛り・白えびなど、海の幸が豪快に振舞われました。富山原産の日本酒のバリエーションもすごいです。
事前申込みの学生の参加費が500円でした。運営の頑張りが尋常ではありません、恐れ入りました。
懇親会も終盤に近づき、インタラクティブセッション優秀賞授与式が行われました。
授与式の様子と、インタラクティブ最優秀者と写る私です(掲載の許諾をいただいています)。
偶然懇親会で知り合った立命館大学の方が、インタラクティブセッションの最優秀賞に選ばれたので、打ち解けたグループで記念撮影しました。
普段から勝ち馬に乗れと指導を受けている私ですが(そんなセリフは、真面目にとらないでね)、まさに「勝ち馬に乗るの図」です
ちなみに私のインタラクティブ発表の結果は、身内からの1票止まりでした、無念(最後の補足をお読みください)。
こちらは、北海道大学 青木先生とのツーショットです。
実はこれが、今回の私の野望であります。
こちらは、研究に不可欠な要素技術を勉強するためにいつも使わせていただいている本です。
著者である青木先生が今回のHCG運営委員会を務められることを知り、図々しくサインを貰おうと考えた次第です。
厚かましいお願いに、快く応えてくださいました。
こうして私の小さな野望は果たされました。
最後に、富山駅周辺を少し観光したので、報告します。
こちらは富山城。
実は右側に写っている建物が富山国際会議場で、HCGの会場からも間近で見ることができます。
周辺には一級河川の松川が流れています。
普段は遊覧船に乗って松川を流れることができるみたいなのですが、数日前から冬期休業で搭乗することができませんでした(この遊覧船乗船の記事はこちら)。
富山には市内電車があり、車と同じ路面を走行しています。
路面電車を見たのは地元の函館以来だったと思います。地方でもなかなか御目にかかれないと思います。
搭乗して、富山名所の一つガラス美術館を目指します。
ガラス美術館の外装と館内です。
6階建ての吹き抜け構造で、斜め上の天井が見える不思議な設計になっています。
建物をどこで支えているのか、強度計算大変そうだな、とか考えながら館内をぐるぐると回りました。
4階と6階に常設展があり、4階には富山ゆかりのガラス作家による作品が50点ほど展示されているのですが、こちらは撮影禁止ということで、掲載することはできません。
とは言っても、写真の解像度では伝えきれない感動があります。是非、足を運ぶことをおすすめします。
6階は、フラッシュを焚かなければOKということで遠慮なく撮影しました。
Dale CHIHULYというデザインの権威が、富山の木材や舟などを用いて創作しています。
画像からも十分荘厳さが伝わってくると思います(撮影ポジションの決定にかなり時間を使いました)。
そして最後に富山ブラックラーメンを食べました。
少し長くなってしまいましたが、以上HCGシンポジウム2015(富山) の出張報告でした。
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