2017年1月31日火曜日

帰省時のお土産と卒論提出祝い

 本学では神奈川を始めとする首都圏から来ている学生が多いと思いますが,地方から上京して来ている学生もいます.私もその一人です.

 地方といえばご当地グルメですね.そして今回,帰省時のお土産として私の地元の名物を買ってきました.
今回買ってきたお土産は『いちご煮』という郷土料理で,ウニとアワビのお吸い物です.名前の由来は『淡い乳白色の潮汁に沈む赤みの強いウニの卵巣を朝もやの中の野いちごのように見えた』からとの事です.『Strawberry』とは関係ありません.

 ウニとアワビを使ってる事から,価格が高く,郷土料理でありながら食べたことのない地元民の方が多い料理だと思います(私も食べたことはありませんでした).

 しかし,今回は年始かつ,一年間お世話になった研究室の仲間達への感謝の気持ちを表す為に,3缶ほど買ってきました.

 正月明けに買ってきたのですが,私含めみんな卒論を書くのに忙しく,ずっと放置状態でしたが,卒論も提出し一段落したので提出祝い(?)として研究室のみんなで食べてみたいと思います.

 複数人で食べることから,今回は炊き込みご飯にします.缶の裏に記載されるほどメジャーな食べ方のようです.

 作り方は非常に簡単で,いちご煮1缶:米2合の割合で炊飯器に材料を入れ,

炊き上がるのを待って完成です!

 後は,お好みで薬味として千切りにした大葉を振りかけます.
お米を研いで缶の中身を入れるだけの,料理というかも怪しい程簡単でしたが,味もしっかりしており,美味しかったです.

学生さんからの投稿です。ありがとうございます。

2017年1月30日月曜日

表彰状の受け取りにきました

卒論、修論の提出が終わったばかりです。その状況下、
昨年3月の情報処理学会ITS研究会で発表した小圷君(去年の3月卒業)が
「平成28年 情報処理学会ITS研究会 奨励発表賞」として表彰されました

>120日(金)に横浜で開催する ITS シンポジウム2017にて表彰式を行います.

という連絡がきましたが、去年の4月から社会人なので研究会に参加して受け取ることができませんでした。表彰状は研究室に送られてきたので、それを受け取りに来ました。
発表した学会の詳細はこちら
学会発表の前夜祭?のもようは、こちらの下の部分
をご確認ください。肝心の学会のもようはなくてすみません。

何故今頃表彰なのかって? 単に発表だけではなく、その後関係者内での論文の審査もあったからです。すぐにもらえた方が嬉しいですが、厳正な?論文の審査もあったということで、こっちの方が嬉しいですね。

表彰状を手にする小圷君。彼は、大学のキャリアストーリにも出ています(リンク)。ちなみに、論文のタイトルは、「慣性センサ内蔵HMDによる位置推定とナビシステムへの応用」です。

この日、小圷君が来ることを聞きつけて、他のOB2名も来てくれました。撮影者は法月君。別途、ブログ記事をB4の早川君が書きます。4月から同じ会社です。職場(なんと赤坂。おしゃれな雰囲気が漂います)まで同じかな?

賞状の下に、主査“清原良三”とあります。そうです、本学科の清原先生であります。内々に選んでいるんだろうって?そんなことはないです。複数の学会のメンバーの審議で選定されます。もっとも、清原先生がゴリ押し?したのかまでは、分かりません。

 
小圷君が持参した研究室への献上品? 恐れ入りました。こんなものを見ると、他のOBは来られなくなりますね。ちなみに、法月君と村田君は宴会用のグッズ(要するにビール)を持参してくれました。

 
 評価を受けることが目的では当然ありませんが、やる以上は、外部からの厳しい評価に十分に耐えられるもの、評価されるようにやっていきたいものです。これから宴会です。久しぶりに3名のOBが加わりました。真面目に会社の話でも聞こうと思います。

2017年1月26日木曜日

放送は1月29日(日) TBS 22:54です

TBSの番組“未来の起源”の取材を受けました。これまでも番組ディレクターさんの好意?により、何回か取材を受け、そして放送していただきました(過去の取材の様子などは、こちら)。活性化にもつながることなので、非常に有難く、嬉しいことです。今日24日に、取材をしていただきました。本ブログは、そのもようの報告です。時系列の写真とともに。
これは、まず現場とブツを確認しているところです。今回の取材場所のメインは、ECO推進室でした。そこに、人力発電自転車システムを配備して、ECO推進チーム“みどり”のメンバーに運用してもらっているためです。

撮影のために、ちょっとレイアウトを変更しました。“みどり”のメンバーと研究室のメンバーが協力してやってくれました。

微調整しているところだったかな。カメラマンの方は、中央の方です。右が番組ディレクターの佐藤さんです。

いよいよ撮影が始まりました。周りの学生が硬いですね。その後、何とかいつものやわらかい雰囲気になりました。やはり、緊張するのでしょうか?漕ぎ手は、いろいろ雑用もこなしてくれている4年生の小澤君。

漕ぎ疲れた?学生に代わって、佐藤さんが発電バイクを漕いでいるところ。自ら体験、使用することで分かる感覚がありますね。

これは、バーチャルリアリティのためにHead Mount Displayを装着して、自転車を漕いでいるエビちゃん。

いよいよ、オープンニングのシーンの撮影です。今回のキャッチコピーは、”捨てるエネルギーを,使うエネルギーに”です。毎回毎回佐藤さんが実物を見て考えられます。短い文言で、本質を表すところはさすがですね


研究室に戻って、研究室の様子や研究に取り組んでいるところの撮影です。研究室紅一点の成岡さんの到着が間に合ってよかったです。番組でも彼女が映ってくれることを祈念します。女子学生がいるってことで、研究室の人気が出ることを期待します。

これは、自席で作業をしていることの様子の撮影だったと思います。いつもの雰囲気でやっていたと思います。

これはインタビューというか、佐藤さんの質問に応える形で、エビちゃんが説明するシーンです。彼曰く、“前回よりも緊張しなかった。自分の成長を感じた”ということでした。私は、“単になれただけじゃないの?”と、例によって、余計なことを言いました。

 

 無事撮影は終了しました。10時から始まり、13時ちかくまでの撮影でした。多くのシーンを撮影しましたが、これを数分の番組として編集することはつくづく大変だと思います。捨てることの決断は意外と難しいものですね。それはともかく、今回のような記念となるようなことを、今後も学生諸君と協力して築き上げていきたいものです。

2017年1月25日水曜日

卒業論文提出日でした

1月25日は、情報工学科の卒業論文提出日でした。大学4年間の集大成として、約1年をかけて卒業論文を書きあげて、その論文を提出する日です。午後1時~3時の間が受付時間なのですが、例年、時間前から長い行列ができます。
開場15分前の行列(これは並ぶ位置が悪かったです)
というのも、2名の卒研委員が、それぞれの卒業論文を受け取って良いか、体裁など「形」をチェックしてから受け取るからです。

卒研委員の先生が卒論をチェックする様子
卒業論文としては、内容も大切なのですが、「形」も大切です。指定された「執筆要領」に沿って書かれているかをチェックします。当然、ミスがあれば修正を要求されます。例年、ミスが発見され再提出となる学生が何人か存在します。事前のチェックと、時間的に余裕を持った提出が大切になります。
チェック後の論文は、研究室毎に仕分けされます
卒業研究は、論文を提出したら終わりではありません。この後、一人づつ口頭発表を行う卒論発表会があります。口頭発表を行い、質疑応答を乗り切れば、晴れて卒業研究、終了となります。今年度の卒論発表会は2月7日(火)です。「公開」での卒論発表会ですので、興味のある方は誰でも参加できます。是非、ご参加ください。
無事に提出できた皆さんは、お疲れ様でした。発表会、頑張ってください。

2017年1月24日火曜日

企業の研究所の方々が見学に来られました

 企業の研究者と技術者のグループのご一行の方々が研究室の見学に来られました。情報ネットワークコミュニケーション学科の某先生の大学時代の後輩ということです。修士2年の金田君に取りまとめをお願いしました。殻からの報告です。

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修士2年の金田です。

私の所属する研究室では、中小から大手の技術者の方々が見学に来られる機会が多く、今回は大手企業の○○の研究所から3名見学に来られました。

私たちが取り組んでいる研究によって、何か新しい着想を与えられているかはわかりません。

しかし、少なくとも最前線で活躍されている技術者に対して、自分の成果を説明する機会を与えられた私たちにとっては、貴重な訓練の機会となっています。

今回は、本研究室の主力テーマである屋内測位・手話認識・人力発電の3テーマのデモンストレーションを見学していただきました(今年度のCEATEC出展実績のあるテーマです)

その時の様子と、素直な所感を綴ります。

始めに、情報技術と連動した人力発電システムの説明です。
システム自体はすでにECO推進室に移され、学内で利用する充電池の定常運用のサイクルにフェーズが移行しているため、今回はデモ動画による説明に留まりました。

その代わりとして、11月末まで海外からのインターンシップ生が取り組んでいた、スマートフォンの加速度センサを用いたVRシステムのデモンストレーションを体験していただきました。

スマートフォンを所持し、歩行/走行動作を行い、その速度に応じてVR空間上の風景が変化していきます。

VR空間と歩行動作との連携におけるリアリティの高さから、かなり感心されている(または驚かれている)ように伺えました。

次に、音を用いた屋内測位システムのデモを行いました。

スマートフォンから発生させた音を複数のマイクセンサで受信し、その受信時間差から端末の位置を高精度に検出するシステムです。

 
加えて、測位信号に情報データを重畳することで、センサ値も併せて送信するシステムを現在開発しています。

その基本となる要素技術を用いたデモも行いました。

現在引き継ぎ中の3年生に、システムの構築をしてもらいました。

が、温度センサからの温度データが正しく受信できていませんでした(訪問される前の確認段階では受信できていました)

これもまた、彼らにとって経験です。原因の究明を宜しく頼みました。

具体的なアプリケーションや、どうビジネス展開するかなど、やはり商業的な視点での質問が寄せられました。

商業化に向けた取り組みも、大きなテーマ(ネタ?)の一つとして考えられますが、低コスト・長寿命・保守性や小型化といった、学術的課題とは異なった難しさがあると思います。

最後に、カラー手袋とWebカメラを用いたHMMによる手話認識です。


今流行りの機械学習の一つ、隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model : HMM)を用いた手話認識の研究です。
フィードバック型の手話学習ツールに用いることを目標としており、手首に配色した色の重心位置や速度・角度などの特徴量から、尤もらしい手話単語を選出することで、手話が正しく行えたかを判定します。

時間が限られていたため活発に議論することはできませんでしたが、真剣に何かを吸収しようとする強い姿勢を、短い時間の中で感じました。

こうした機会から学生と社会人の真剣みの差を強く感じるようになりたいですし、これから社会を担っていく後輩たちも実感してほしいと強く思います。

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確かに予定の30分はあっという間でした。さすがに修士になると要領を得た回答をしてくれますね。私は傍観者の立場で見ていました。修士の3人は、今年3月で修了です。留年させてたい気持ちはやまやまなのですが、あたたかく彼らを送り出さねばなりません。

2017年1月21日土曜日

手話動画コーパスの作成途中

本研究のリーダを務めている修士2年の柴田君に報告してもらいました。
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1/18()に手話認識の研究で用いる手話の撮影を行いました。
今回は5/11(リンク)8/25(リンク)に次いで3回目の撮影となります。
撮影はこれまで同様に、株式会社ケイ・シー・シーの小林様に監修していただきました。
お忙しい中撮影にご協力いただき、誠にありがとうございました。

今回は撮影データ数の関係から、9:30からの撮影となりました。被験者第一号の橋口君には9:00に来てもらい、手話動作の確認を行ってもらいました。テスト期間前にも関わらず、快く撮影に協力して頂けて大変助かりました。他研究室でも被験者を募ってデータを収集する研究を行っている方がいるかと思いますが、信頼のある学生を複数人集めるのは意外と大変です。よって、普段から他の研究室とつながりを持っておくことも必要ではないかと考えます。






今回撮影した手話データは以下です。表内の数値は何サンプル撮影するかという値です。


今まで撮影した動画と合わせると以下のようになります。



ご覧のとおり全ての単語&手話者ごとに30サンプルずつデータを収集できています。

私の研究では手話の認識手法として、隠れマルコフモデルという機械学習手法を用いていますが、その学習には最低30サンプルずつ必要だと分かっています。今回の結果から、全てのデータを学習として利用することが可能になりました。

過去二回の撮影と合わせて、ようやくここまでデータを収集することができました。しかし、現在撮影を進めている医療と健康のカテゴリには91種の単語が存在し、今のところ25種までしか撮影できていません。私は今年度で卒業するため、来年度この研究のリーダーになる小澤君が撮影を引き継いでくれます。

また今回の撮影には、来年度手話の研究に参加する3年生にも見学してもらいました。この手話の研究は、良い結果が出なかったり、やったことが裏目に出たりすることがとても多いです。大変だと思いますが、メンバー間で協力して頑張ってほしいです。

p.s.
撮影が順調に進行し予定より早く終了したため、大学施設へ小林さんを案内しました。球場や新体育館、KAIT工房など本大学には美しい施設がいくつもあるので、案内し甲斐があります。
 



ちょうど新体育館を案内したところ、学生課の安藤さんとお会いしたので、写真を撮らせていただきました。大学内にオリンピックの銀メダリストがいる(リンク)、と紹介すれば誰しも驚くと思います。お客様がいらっしゃったら、皆様も紹介するべきではないでしょうか。



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 無事、データの採取はできたようです。これを用いて、専門用語でいうところの交差確認法を適用します。要するに、すべてのデータを機械学習用、認識性能の評価用として使用し、それらの結果にばらつきがないことを確認します。ばらつきが出たらどうするのって?、そのときはそのときですね。まぁ、もう1回データ数を増やして学習しなおす、ということでしょうか? この辺は、一緒にやっている専門の先生の意見を聞きます。なんだか、人間の勉強と同じですね。早く91種類の手話に対して80%程度の認識率を確保したいものです。それが当面の目標です。何も考えない場合、認識率は1%程度なので、その難しさ?は何となくご理解いただけると思います。
 今はやりのDeep Learningをやればいいのでは?との質問はありますね。そのためには、膨大な数の学習データが必要で、現状ではちょっと現実的ではないかもしれません。当面は、現在の手法や従来の手法を組み合わせた検討を進めていく予定です。

2017年1月19日木曜日

地域自治会との協業 -反省会の記録-


地域自治会との協業 -これは前座です-の続きです.森の里の歴史はこちらです.

 反省会では「地域の目防犯ネットワークへの投稿が少ない」とのご指摘を頂きました.犯罪の少ない安全な街であるとも言えますが,「投稿方法が分からない」ご年配の方が多いことが別の要因としてあるようです.地域の方からの防犯情報を収集するためには,投稿に必要な操作に極限の簡易さが必要だと感じました.

 また,防犯ネットワークの活性化の別の手段として,投稿可能な情報を災害情報や防犯情報に限らず,回覧板に載せる情報や,店舗の広告なども含めることで,普段の利用を促すと言う提案がありました.これは,投稿記事の公開範囲を限定したSNS(地域SNS)とも言えるため「森の里掲示板などの名前に変えたほうが良い」という意見もありました.

 森の里4丁目の方々が本当に必要とするものを見出した上で,これを実装,運用してゆくのに必要な体制を明確にする必要があると感じました.最終的には,このネットワークの存在が犯罪の抑止力となり,また異なる形でも地域に貢献できれば良いと感じました.

学生さんからの投稿でした。

2017年1月18日水曜日

ダイエット前の準備

ダイエットに興味のある人は多いです。そのため本ブログのダイエット企画での以下の成果は、変貌振りへの驚きとともに興味をもたれています。
D-1(ダイエットグランプリ)準優勝者
過去のダイエット(D-1)に関する記事は以下をご覧ください。
  • OBの来訪と油断のならない?男 (リンク
  • 「あれ、痩せたんじゃない?」が流行っています (リンク
  • D1の決着 -みんなで努力することの意義- (リンク) 
  • D-1の1か月後 (リンク
この学生さんですが、卒業時(半年後)は、少しリバウンドしていました。

そして卒業後、OBとして遊びに来てくれました。そのときの言葉は「あの時は、食べるのを我慢するダイエットで、間違えっていた。太りやすい体質になってしまった。最初からやり直す」です。そのため、今、積極的に体重を増やしています。ボディメークが趣味になっているようです。

彼の研究室では、学園祭に遊びに来てくれたOBとともに、研究室単位で焼肉食べ放題に行く風習があります。その模様は以下をご覧ください
  • 学園祭の風景2016 -ある研究室の一例- (リンク
過去の彼と、焼肉食べ放題のときの彼を時系列で並べてみました。

ダイエットする前の腹ごしらえ中
彼はどこへ向かっているのでしょう?

2017年1月17日火曜日

地域自治会との協業 -これは前座です-

 厚木市森の里4丁目自治会さんとのお付き合いも長くなりました。本ブログの検索枠((って言っていいのかな)、要するに左上の虫眼鏡のようなマークがある空白箇所)に“森の里”って入力してください。全部ではないですが、これまでの歴史が分かります。体型もだいぶ変化しました。

ということで、年始恒例の餅つき大会にお伺いしました。ただ、餅、お酒などをご馳走になってくるわけではありません。仕事もしてきます(どちらに優先順位があるのか?との質問は禁句)。


“防犯ネットワーク”の登録支援や操作に関する相談対応などです。本学情報教育研究センターの示野さんと修士2年の岩崎君が対応します。


既に豚汁は食べてしまったようです。方やあまり食べないほうがいい人?、方やもっと食べたほうがいい人?、対照的ですね。彼らの尽力があればこそ、お手伝いが継続しています。私はスマホの操作は基本的に、****

これが、防犯ネットワークの取扱説明書です。示野さん作成の力作です。このプロジェクトを開始したときは、スマホはなく、今で言うところのガラケーだけでした。いろいろ対応していかなければならないことも多いです。


 あんたの作業はないの? いえいえ、ちゃんとお手伝いをしました。掘った穴の埋め方も教えてもらいました。まずいものを隠すときに使えそうです(^_^)。

 このあとは、自治会館の中で、二次会というか宴会でした。多くの貴重な話ができました。私はメモはとっていません。ポイントとなるような話しをいただきました。記憶力と冷静さを持っている岩崎君に、議事録がわりにブログ記事を書くように依頼しました。彼が書いてくれる記事が、ブログ記事に相応しい、本来の記事になります。その意味で、本記事は彼の記事の前座です。

2017年1月16日月曜日

CES 2017 紹介

情報工学科では,CEATEC に技術展示をしていますね. CEATECではなく,World wide な展示会であるCES を紹介しましょう.

CES とは,Consumer Electronics Association が主催するトレードショーで,Consumer Electronics Show の略です. と紹介するサイトがあります. そういうサイトは思い込みで記事を書いているので信じるのはやめましょう. CES は略ではなくCESになっています. 主催は,Consumer Technology Association と主催者の名称も変わっています.

さて,それで何が起こるのか? Consumer Electronics は日本語では家電と略されることが多いですね. つまり,以前はテレビが中心に展示されていました. しかし,名称を変えたこともあり,必ずしもコンシューマ向けの技術の展示ではなくなっていました. 

(1) 自動車メーカが将来の自動車のコンセプト展示,そのコンセプトを実現するための技術展示をしています. そのため,この1月に技術発表が集中しました.

(2) テレビ(モニタ)の展示ももちろんありますが,減りました.

(3) ドローンの展示はかなりありました. まだまだこれからでしょうかね.

(4) AR関連機器の展示. これも多数ありました. また,ARを利用したデモ,体験コーナなど
   も多数ありました.

このような様変わりの中で特徴的な点をいくつか示して,そのあと写真を紹介しましょう.

(1) 自動車メーカは,各社 ビッグデータ,AIを活用して 自動運転の技術を展示. 日本からはトヨタ,日産,ホンダが参戦. 欧州は,Audi, メルセデスなど. 米国は,フォード,クライスラー,この他,現代,KIAなど.

(2) 自動車部品メーカも各社. 日立Automotive ,三菱電機, パナソニック,Bosh, Delphy, など多数が展示

(3) ソニーは相変わらずの,モニタ中心の展示. (そのモニタもLGのOEMらしい).パナソニックはモニタの展示はほとんどなし. その理由は,LG, サムソンに比べての周回遅れの展示になるからなのです. こういうところにいくと,韓国のすごさがわかります.

(4)  東芝が残念な形式展示. シャープは展示もなし. サムソンも展示は広くやってるものの,元気がない.  と,各社の状況が反映されるのもこの展示会. 厳しい競争社会です.

では,写真を以下に. 


Audi のレベル3自動運転デモ. デモでは運転席には人はいません.障害物は自動で避けます.デモでは動的に障害物を置いたり,はずしたりします.


本多ですが,2輪車が自立しています.スタンドはあるけど地面についてないのがわかりますかね.見ていると微妙にタイヤが動いてバランスを取ります.



この2枚は,自動運転時代のコンセプトモデルの自動車


トヨタのコンセプトは, 愛i だそうです.(AI)

さて,これはドローンと呼べるのでしょうか.人は載せても遠隔操縦できるのでドローンでライセンス不要だそうです.乗った人が遠隔操縦って,それは反則のような気もしますよね.日本ではだめでしょうね.
     

  パナソニックも自動車メーカ向けに大量に展示です. モニタの宣伝ではありませんよ.



通信会社だったはずのQUALCOMも,もちろん自動車がターゲットです. Snapdragon というチップを持っています.

こちらもパナソニックのセンサ技術でバランスをとっていますね. このような展示がされています.

興味をもったらぜひ,1月のラスベガスに行きましょう. 

2017年1月15日日曜日

またもや隣の研究室の先生から差し入れでいただきました。

ペヤングパクチーMAXやきそば

我々の研究室では、以前からことあるごとにペヤングの新商品を食べてきました。
今までのシリーズとしては、激辛、激辛カレー、にんにくMAXなどがありましたが、
なんと今回はパクチーMAXです。
ペヤングパクチーMAXやきそば

実は私は学会発表でタイに行ったことがあります。
その時食べた料理にもパクチーが入っていたと思いますが、私は問題なく、おいしく食べられました。(一緒に行った友人はやられました。)
その経験から、今回もまあいけるだろうと予想していました。

出来上がりの写真がこちらです。
できあがり

かやくはなんとパクチーしか入っていませんでした。
パクチーだけなので、当然ですがすごいシンプルです。
出来上がった瞬間から、研究室のメンバー達が謎の匂いに反応しました。
「ドクダミが手についた時の香り」
「草」
「排水口を流れたせっけん」
「カメムシ」
等、様々なご意見をいただきました。
ほぼ悪評でしたので、パクチストのみなさんはうちパクする際にご注意ください。

ちなみに味はほとんどなく、正直おいしくないです。
まさにパクチー好きのための商品だと思います。

食べるのがきついので、苦し紛れにトムヤムクンヌードルと組み合わせました。
トムヤムクンとパクチーのコラボ

同じ国出身の食べ物同士です。
いけると思いましたが、これは悪手でした。
パクチーの強烈な香りがする食べ物が単純に2倍になりました。

今回のペヤングで、パクチーが入っている美味しいタイ料理を食べられたからといって、パクチーが食べられる訳ではないことがわかりました。
今後、パクチーには注意していきたいと思います。

学生さんからの投稿でした。ありがとうございます。