2012年2月5日日曜日

卒研の発表練習

 内情を晒すわけではないですが・・・

 卒業論文は提出すれば終わり、というわけではありません。発表、要するにプレゼンテーションも要求されています。その発表会後に開催される学科の教室会議での審議に基づき、合否(要するに卒業できるかできないか)が判定されます。このための発表練習を某研究室が行いました。その模様です。

 下記、文言中の時間は、今回の練習の発表に要した所要時間です。本番は、8分の発表時間で、質疑応答は2分、割り当てられます。学科の全員が発表します(させられます)。教員は質問を行う(審査する)役目です。これが結構というか、かなり大変です。何故って、何言っているのか、何やっているのか分からない発表もあるので(まぁ、政治家でもそういう先生もいらっしゃるで(笑))。もちろん、当方の勉強不足が原因のこともありますね。


庄司貴哉君
「カラー手袋を用いた手指の形状認識と文字出力の基本検討」
7分33
なかなかよかったです。きっちりした性格が出ていました。デモビデオはもう少し長くていいです。

伊藤芳樹君
「手旗信号認識へのKINECT適用の検討とその評価」
733
まずまずですが、発表時間が限られているので余計なことは言わないで、言うべきことを言うべきです。難しいことですが・・・。ゲーム機のKINECTを福祉機器へと展開できないか、という感じです。

木野純貴君
「まばたきによる筋電位変化を用いたAndroid端末操作の提案と基本実証」
815
ビデオというかアニメーション機能をうまく使っていました。今後の拡張、展開が楽しみなテーマです。CEATECに出すぞ・・・

 
大塚航君
「WebAPIを用いた日常のカロリー管理システムの提案」
638秒(デモビデオをこれからつくるので、この部分を除いた時間)
システム構成からその構成のメリット、何故そのような構成にしたのかを明確に主張すべきです。本研究(というか開発)は、東大発のベンチャー企業の協力を得て進めているものです。Android Application Award 2012に応募予定です。

 
岩井峻君
「Android端末を用いた日常の消費エネルギー推定手法の検討とその評価」
734
これは、先ほどの大塚君と連携して進めているものです。しゃべりはうまいです。論理の飛躍が見られます。実験結果の解釈、言い方に注意してください。

河本賢治君
「加速度センサを用いた行動推定における特徴量の検討とその評価」
936
そつなく発表していましたが、発表OHPの修正は必須です。これはHASC Challengeで受賞(リンク)した内容に関するものです。ちなみに、研究室は寒くはありません。

斉木拓実君
「慣性センサを用いた屋内歩行者位置検出の実験的検討」
827
すでに学会発表の経験があることもあり、内容、発表そのものもGOODです。これは先輩の指導の賜物です(もちろん、斉木君の資質と努力もあります)。これは今後スマートフォンに実装することによって、大きな価値を生む内容だと(私は)考えています。


研究室のゼミというか談話会スペースはこんな感じです。ここは、発表練習をしたり、議論・輪講をしたり、昼食を食べたり、焼肉をしたり、という万能スペースです。

 来週の2/10(金)が発表会です。 上記の中には3月の学会で発表するものもいくつかあります。本学科の卒論発表会は、オープンな発表会ですので、お時間があって興味がある方は、遠慮なく聴講に来てください。学生の励みにもなります。

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