2012年12月2日日曜日

学術活動でのiPad miniの活用(続)

以前、”学術活動でのiPad miniの活用”という記事を書きました。今回は、それを発表の現場で実際に実施した報告です。国内、海外問わず、論文発表する場合は、自分のノートPCを持参するのが一般的です。しかし、最近、iPadやAndroid、Kindle等々タブレットと称される小型軽量のデバイスが急速に普及しています。それを学会でのプレゼンに活用するのに参考にる点があれば幸いです。(それとも皆様、すでに十分活用されていますか?)

iPad miniを使ったプレゼンの一例です。このiPad miniの中のDropboxには、PowerPointスライド(Acrobatファイルに変換したもの)と、動画(Quick Time Movies)を入れてあり、それをプロジェクタへ投影しています。それって、普通のことじゃないですか?その通りですが、実際の発表現場では、時として想定外のことも起こります。例えば、国内の場合はOKだが、海外の大学等にあるプロジェクタで問題なく映せるか、動画への切り替え操作に問題がないか等は、実際に試してみる必要があります。それを経験すれば、次回からは(多分)安心して行えるという次第です。

以下の写真で(1)と(2)は必需品です。特に(2)VGAアダプタを忘れると悲劇です。iPad miniは持っている人はまだ多くないうえ、従来のiPadとはコネクタが違います! (3)(4)(5)は無くても良いがあった方がよいです。



(3)は従来の重いiPad(miniと比較して)のためのバンドです。miniはかなり軽量ですが、これがあると手に持った場合の安定感が増します。(4)のiPhone5は、iPad miniの予備機として用意しました。iPad miniと全く同じことがこれでもできます。コネクタ形状も同一です。ならば、iPhone5だけでよいのでは?となりますが、人間は、あまりにも小さなものだと、能力的には十分と分かっていても、何か不安にかられる傾向があるものです。最後に(5)USBメモリですが、これは第3のバックアップ用です。何らかの理由で、iPad miniもiPhone5も使えない場合は、(多分)用意されている発表者共用PCでもプレゼンを可能にするためです。今回の場合は、iPad miniのみで完全にOKでした。しかし、学生のみなさん、特に海外で発表する場合は、万全なバックアップ体制を作っておくとよいと思います。

[補足]
海外だと帰りの航空機のWebチェックインとか、学会情報へのアクセスの必要があります。そんな場合、ノートPC無しではちょっと不安がありましたが、iPad miniのみでこれらも問題なくできました。学会、ホテル、空港では無線LANサービスが使えるのが普通ですから。さらに、長時間の飛行機の中では、”機内モード"に設定すれば、格納してあったKindle版書籍も読めて、iPad miniの利便性を感じました。

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