2017年3月31日金曜日

最後の内定者

今日は3月30日です。就職相談室を訪れると、内定の報告に来た学生さんがいました。話を聞いたところ、3月24日に内定を貰い、今まで研修を受けていたそうです。
話をさせて貰いましたが、話し方も考え方もしっかりしており、何故、この時期まで内定が決まらなかったのか不思議なくらいです。

さらに話を聞いてみると、以下のようなことが分かりました。非常に真面目な学生さんで、すごい難しいテーマの卒研に取り組んでいたようです。卒研がなかなか進まず、卒研で忙しくなってしまったのと、卒研の進捗の進まなさに気持ちが落ち込んで、就職活動があまりできなかったり、で苦労したようです。

繰り返しになりますが、真面目でしっかりした学生さんなので、安心して送り出すことができます。

内定おめでとうございます。頑張ってください。

技術職員との別れ

春は別れの季節です。本学OBでもあり、本学の情報機器の面倒を見ていたただいた方がお辞めになります。
「感謝ビール」を持って記念撮影です
山梨で会社を経営なさっていますので、今後はそちらでご活躍になるかと思います。ご活躍をお祈りしております。


手に持たれているのは、私が餞別として買ってきた、「感謝」 と書かれた一升瓶に入ったビールです。本学の地元である厚木市にある地ビール屋さんの商品です。


追伸(ビールに興味のある方へ)
 300mlの瓶は、厚木市内の酒屋さんで割と簡単に買えます。一升瓶は、それほど売れないらしく、取り寄せになります。私はamyuの地下で買っています。夏は一升瓶も置くようです。製造会社のリンクはこちらです。
 当然ですが、ステマでもありませんし、製造会社及び販売会社とは何の関係もありません。

2017年3月30日木曜日

2017年電子情報通信学会総合大会参加報告

 情報工学科3年の門倉です。今回3月22日(水)〜3月25日(土)の日程で、電子情報通信学会の2017年総合大会が名古屋市の名城大学にて開催されました。

私の所属している某研究室からは、25日に3名が発表を行いました。その様子を名古屋への旅と共に、このブログで紹介します。

私達は、総合大会2日目の23日(木)に名古屋入りしました。宿泊したホテルは名古屋駅から地下鉄鶴舞線で1駅のところにあります。開催場所である名城大学へは、地下鉄東山線に乗って20分程度で行くことができます。

ホテルにチェックインし、周辺散策のついでに昼食をとったあと、登録と聴講のため名城大学へ向かいました。

 

名城大学です。とても大きく感じました。

名城大学は最寄り駅の塩釜口駅からおよそ500mのところにあり、普段本厚木駅からバスに乗って通学している私にとってはとても羨ましく感じる立地でした。


看板前で写真撮影をしました。撮影をしていただいた方ありがとうございました。

 
今回は最終日の土曜日に、測位班と手話班、電動車いす班の発表が行われました。以下に発表の様子と各自の感想を記します。(発表順)


発表者:B4.成岡
「昨年ポスターセッションに参加させていただいた本大会に、今回は口頭発表者として参加させていただきました。口頭発表は二回目ということもあり、落ち着いて発表が出来たと思っています。

 空いた時間で他セッションの聴講も行いました。測位やBPSKといった自分の研究と類似した内容の講演は自分の研究内容と比較をして理解を深めながら聞く等、昨年とは違う観点で聴講を行うことが出来ました。また、一年間自分が行ってきた研究と類似した内容の講演以外にも、様々な講演をお聞きすることができました。高齢者の認知に関する福祉的な研究では、自分の知りえなかった研究を通じて見える社会的な歪みについても考えることが出来ました。
 
 学生としてこのような学会に参加させていただくのは最後となりましたが、社会人になる身として様々な考えをお聞きすることが出来たのはもちろん、自分の知らない方々に向けて、自分の行ってきたことを自分の言葉で直接外部に発信するという素晴しい機会をいただけたと思っています。」
 

B4:小澤
 「学会に発表者として参加させていただきました小澤です。今回、本大学の卒業研究と学会発表を比較した際の感想を書きたいと思います。本大学には学会発表と類似したものがあり、卒業研究というものがあります。卒業研究は大学を卒業するにあたり自分が決めたテーマに対して、1年間研究を行いその研究について本大学で発表します。
 
今年の2月にも卒業研究発表があり、一人一人自分の行った研究に対して発表を行いました。

 本大学の卒業研究では、「研究の提案、実装」で終了してしまうことが多いように感じられます。しかし学会で発表する学生方は上記だけでなく「実装による評価、関連研究との比較、課題の解決案」などの検討まで深く掘り進めているように感じました。そのためには自分が行っている研究の一部分だけでなく、関連分野や異なる分野といった幅広い知識が必要と感じました。そして幅広い知識を得るにはいろいろなことに対して興味を持つこと、新たな知識を得るために自ら積極的に行動することが重要だと感じました。」


B4:早川
 「今回は名古屋での学会発表でした。自分の発表は最終日ということもあり、それまで他の発表を聴講しに行きました。自分が聴講に行ったのはヒューマン情報処理の分野でしたが、その中で「自分がここで発表をするのは場違いかもしれないが、10分間の発言の機会をいただいたので、皆さんの研究のきっかけになればいい」といった発言をしている方がいました。自分は学会=知識を得る場所であるという考えだったため、こういったところで学会に対する意識の違いを感じました。

 自分の発表については2回目ということもあり、北海道の時ほど緊張することなく話すことができたと思います。前述の件もあったため今回は自分の研究内容を、自信を持って話せるように意識しました。」


聴講者:B3.門倉
「今回は聴講者という立場でこの学会発表に参加させていただきました。自分にとってこれが初めての学会なのですが、学会発表する企業や大学のレベルの高さに圧倒されました。スライドの作り方から、発表時の話し方など、この先自分が発表者となった時に役に立つ知識を蓄積することができました。

聴講していて学んだ点は、企業や国の研究所のスライドの作り方として文字を最低限(スライドに最大4行程度)まで減らし、図やグラフを大きく用いたものにしていたのですが、大学からの発表は、1ページの約半分が文字となっていたことでした。

やはり企業の研究者が作るスライドは完成度が高いです。

とはいえ大学からの発表者のスライドも、自分の作るものとは天と地ほどの差があり、学会発表という場所のレベルの違いを感じました。」

これで総合大会に対しての発表や聴講が終わりました。各自反省点や、未来への目標が見つけられたと思います。また、卒業していく先輩方は、大学生としての学会発表はこれが最後なので、とても印象に残ったと思います。

以上が総合大会の各自の感想でした。ここから下は総合大会の合間に立ち寄ったいろいろな場所を紹介していきます。

 
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以下は番外編です(編集者の小生が適当に写真を載せます。文言は門倉君と小生の合作?です。)

シャチホコがこんなに近くにありました。間近で見るとかなりの大きさということがわかります。

朝9時ごろについたら人もまばらで観光しやすいと思っていたら、天守閣を出た頃には観光客も多くなっていました。
 
 
 
印象的な写真を載せました。しかし、昼食の写真と思われますが、撮影者は成岡さんですね。Ladyに失礼ですよ。こんなに男子学生がいるんだから、ちゃんとやってね。紳士としての振る舞いを忘れないように・・・。教員を見習ってね。
 
 名古屋は、名古屋駅周辺までしか観光することができませんでしたが、様々な場所、様々な地元料理、これらを体験し糧とすることは十二分に出来たと感じています。このブログ記事から名古屋の良さというものが、少しでも伝えることができたらと思います。

以上を2泊3日の名古屋 総合大会の報告とします。

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 今年は卒業式後に学会がありました。私の記憶では初めてでした。卒業後もやらされていると考えるか、自分からやっていると考えるかで、吸収するものは大きく変わると思います。修士の諸君とは3年間、4年生の諸君とは1年間というそれなりに長い期間、研究室生活を共有しました。今後もこの同じ釜の飯を食べた仲間としてつながりを大切にしていってほしいものです。同時に、彼ら、彼女は研究室に大きな貢献をしてくれました。ここに彼らにお礼を言いたいです。
 

「2017年信学会総合大会の出張報告(聴講バージョン)」

 学生が発表するときは、基本と言うか必ず指導教員が引率というか同行するものなのですが、今回は所要があり行けませんでした。学生の発表が土曜日だから、というわけではないので、念のため。代わりに、発表する学部生の指導をしている院生に、私の代わりに同行してもらいました。要するに、かっこよく言うと私の名代、かっこ悪くいうとカプセル怪獣(ちょっと理解が難しいですね)ということになります。ミッションとして、学部生の支援だけではなく、動向調査や他の大学の動向もお願いしました。これは、その報告です。合格点を付与していいでしょうか?

 とくに最後の一段落は、これから研究室配属となる本学の学生にぜひとも読んでほしい先輩からの熱い思いがこもったメッセージです。
 
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情報工学専攻2年の金田です。

学部生の学会発表の監督兼動向調査員として、金田・柴田・海老原が本学会の各セッションで聴講を行う、予定でしたが、急遽インフルエンザにかかるハプニングにより、柴田君を除いての聴講となりました。

学会発表の感想やその他報告は学部生の記事にお任せして、本稿は動向調査のミッションを請け負った院生組の出張報告となります。

コンセプトとしては、それぞれが興味のある分野のセッションで聴講を行い、各分野のトレンドや、本学学生との対比的な視点から自由に感想を述べます。

多少技術用語を交えて所感を述べている部分がありますが、ご容赦ください。

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金田 - 聴講したセッション:人工知能と最適化の理論と応用

情報分野では、今最もトレンドと言える「人工知能」に関するセッションを聴講しました。

年に2回ある信学会(ソサイエティ大会, 総合大会)では必ず5G(5世代ネットワーク)のセッションを聴講するようにしていましたが、あいにく名古屋に向かう前日に終わっていたようだったので、今回は人工知能へ歩み寄ってみました。

本セッションの大まかな流れは、以下のように構成されていました。

・前半:アルゴリズム・理論(最適化問題の解法など)
・後半:実空間への適用・評価(ロボットアームからドローンまで)

聴講の感想としては、まず人工知能の分野における飛躍的なブレイクスルーに深層学習(ディープ・ラーニング)は欠かせないと改めて感じました。

身近な例だと、ロボットアームにより自動的な商品の取り出しを競うアマゾン・ピッキング・チャレンジが有名ですが、深層学習を用いないチームはまず上位に食い込むことが不可能な事実があるようです。

また、会場の広い講義室がほぼ埋まるほど聴講者が多く、前のめりな姿勢の聴講者もいました。このことが、今後人工知能に携わる・或いは学習する人口の増加と、更なる発展への期待を示しているように思いました。

機械学習が適用できる空間には以下があり、特に、後者に大きな課題を抱えていることが一発表者により示されていました。

・サイバースペース(電子的な処理に限定されるもの:画像処理, 金融株の予測など)
・現実空間(実環境からの影響を考慮したロボットの制御)

現実空間における機械学習の適用では、以下のような難しさがあると、簡潔に述べられていました。

・サイバースペースに比べて1回の学習で消費する時間が圧倒的に多い(学習回数に限度)
・現実の環境は常に変化が生じており、パラメータが多すぎる(状態爆発)

如何にして少ない学習回数で所望の動作を正確に行えるようにするかが、現実空間への適用における、今直面している課題のように思いました。

聴講とは少しずれますが、シンガポールではAIの導入により、交通や人の混雑を緩和する実証実験が始まっているという情報を、少し前のテレビ番組で耳にした記憶があります。

AIが人の生活を(飛躍的とまで言えるかは疑問が残りますが)便利に、豊かにする時代は、すぐそこまで来ているように思います。

加えて、初学者が機械学習について学ぶための足掛かり・敷居は、どんどん低くなっているように感じます。

現に、Python(プログラミング言語)による深層学習を最近素人ながら始めてみましたが、図解が多かったり、導入から応用までかみ砕いて説明されている教材が豊富で、学生が楽しみながら工学的なエッセンスが学べるチャンスが転がっていることを実感させられます。

「勉強する意欲はあるけど、何から始めれば良いか迷っている→迷ったら機械学習」なんていうのも、アリなんじゃないでしょうか。※極端な個人的感想です

まとまりに欠けますが、以上になります。

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海老原 - 聴講したセッション:パターン認識・メディア理解

私は初めて電子情報通信学会総合大会に参加しました。会場の名城大学は駅からすぐの場所でアクセスの良い立地でした。今回、私が聴講した中で、パターン認識・メディア理解のセッションについて報告を行います。聴講したセッション内のテーマとしては、下記に挙げるものが目立ちました。

・文字認識
・人体動作検出、認識
・車両用の歩行者検出

本セッション内では、画像を用いた研究が多く見受けられました。特に頻出したワードとして、”SVM(Support Vector Machine)””HOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量がありました。SVMHOGの組み合わせは一般的なようで、有名な画像処理ライブラリにも含まれているようです。Alpha Goを含め、Deep Learningが世間を騒がせていますが、SVMにはまだまだ活躍の場面があると感じました。

また今回は他大学・企業と本学との比較からの観点で感想を書くというテーマを貰っています。直接的な比較ではありませんが、ここからは今回の学会に限らず、私自身が研究活動を行ってきた中で、他大学や企業の方の発表を聞いて素晴らしいと感じた代表的な点を示します。

・周辺状況、関連研究の知識
説得力のある発表では、その研究の立ち位置が明確であると感じます。例えば、社会の動向を踏まえた研究背景や類似研究との比較評価によって、研究をやる意義やその研究の強みを明らかにできると思います。そのため関連研究も含めた周辺状況の知識を深めることは、発表に説得力を持たせることにつながると思っています。素晴らしいと感じた発表では、この点について入念に情報収集を行っており、発表内容はもちろん質疑応答でも活用しているという印象があります。

・実環境での実験
基礎実験としてシミュレーションでの確認も必要とは思いますが、さらに実環境でも実験を行った結果が示されているとより説得力を感じます。モデルの作り方にもよるとは思いますが、現実世界では様々な要因が折り重なって、結果に予想外の影響を与えることもあるかと思います。実際の環境下において評価を行うことが、研究の有効性を示す強い根拠となることと思います。私が素晴らしいと感じた発表では、実環境での結果も示してあることが多かったように思います。

・堂々とした発表
やはり堂々とした発表を行うことが、最も基本であり、かつ難しい点であると思います。立派な発表を行う方は、パソコンや発表資料よりも聴衆の方に向かっているという印象があります。センスの有無も関係するとは思いますが、そういう発表のためには、まずは練習時間をたくさん確保することが重要だと思います。練習の時間がとれなかったのだと思いますが、企業または教授の方でも聞きづらい発表があります。学生は優先順位の付け方によって練習したいだけできますので、しっかり練習しておくことが必要と思います。

以上、勝手な感想を述べました。

本学には商業・工業高校出身の学生も多く在籍しています。私も商業出身ですが、そういう学生さんこそ、学会への参加を目標にしてほしいと思います。就職や専門学校ではなく大学を選んだからには、大学でしか得られない経験に最も価値があると思います。論文執筆から学会発表までのプロセスを経て、得ることはたくさんあります。本学の学生のみなさんには、自分の成長のために、学外での発表を目標に取り組んでもらえたらと思います。

 

2017年3月29日水曜日

オープンキャンパス2017年3月25日

2017年第1回目のオープンキャンパスが開催されました。

テーマは、大学基本講座 ~大学を知る!~ です。

大学基本講座

大学ってどういうところ?教育の内容、授業形態、教員、生活面など、さまざまな角度から高校までとの違いを解説。

 高校1・2年生に、早期に大学進学について考えてもらう為のホームページ「KAIT応援団」の紹介。 「大学の授業はホームルームの時間がない、授業時間、単位制、授業科目は自分で決める、授業毎に他の教室に移動、卒業研究、就職」など、大学と大学生活の説明がありました。
 
 
 
大学概要ガイダンス

夢をつくる理工系大学を知ろう!神奈川工学大学の全体像や、4年間の流れとともに大学の概要を解説。

 大学の施設の紹介ビデオの上映、学習支援体制、就職、学生生活、「プラン・ドゥ・チェック・アクションの実践教育」のなどの説明がありました。
 
 
入試ガイダンス

前年度入試振り返りながら、神奈川工科大学の入試の仕組みを、わかりやすく紹介。
入試の種類・特徴・時期などの説明がありました。

 
系統別ガイダンス

同系統の学科の特徴を紹介。学科選びのポイントがわかる。

情報工学科は、現代生活において情報工学技術が切り離せないことや、情報工学科の特徴・教育・就職の説明や、学生の授業以外の活動などの説明がありました。
 

 
 保護者対象説明会

通学、学食、クラブ活動、奨学金、学習・就職のサポート体制、就職状況などの説明がありました。
 
 

専門高校生対象ガイダンス

 入試アドバイスや専門高校出身の先輩の体験談を紹介。

 専門高校出身の学生の活躍の紹介や、専門高校出身の学生2人をゲストに迎え、
質問に答える形で、受験・授業サポート体制などの説明がありました。

 

 
学科別相談コーナー

 疑問に思った事柄について、情報工学科の先生が説明。

「情報学部の3学科の違いや、苦手な教科が有るのだけれど大丈夫?」などの疑問・質問について、説明させていただきました。

 

体験

 「スクラッチ(Scratch)」を使用したマウスによるゲームの作成に挑戦しよう!

 プログラムの基礎を体験。
 



 
見学・公開
 
松田研究室を公開
「触れてわかる人工知能(AI)」
研究室に来室された方からは、「不得意な教科がある、研究、勉強するコンピュータ言語、就職と資格」などの質問があり、研究室の学生が説明をしました。
 



ソフトウエア工房を公開
 
ソフトウエア工房での学生の活動成果を紹介。
 
 
次回のオープンキャンパス
611日(日) 開催
学部・学科を知ろう!
      AO&推薦入試のしくみを知ろう!

本日は、ご来校いただき有難う御座いました。

2017年3月28日火曜日

情報処理学会で発表してきました.-1名学生奨励賞受賞-


I科では3月は多くの学生が学会発表をします.中でも情報処理学会は大きな学会の一つです.また,今年は納富研の赤木さんが,「文章の書き分けに着目した言語運用能力の評価方法の検討」というタイトルで発表し,みごと学生奨励賞を受賞しました.おめでとうございます.

さて実際に行った学生さんの報告です. 原文そのまま(一部修正)です.

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I科3年,清原研究室の古川です.
この度情報処理学会全国大会の見学に行って参りました.私にとって初めての学会参加でしたので,発表者でないにも関わらず大変緊張していたことを覚えています.先輩の報告も含めて報告いたします.




































参加当日,まずは弊研究室の先輩の発表から始まり,他の研究室や興味のある分野の発表などを聞いて回りました(詳しい発表の内容は他の研究室の方の感想を参照していただきたいです).
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赤木先輩の感想
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情報処理学会の言語・音声セッション(学生)において,「文章の書き分けに着目した言語運用能力の評価方法の検討」というタイトルで発表し,データに基づいた定量分析が行われており将来性にも期待とのことで,学生奨励賞をいただくことができました.
 これまでに学会発表を数回経験してきましたが,最も難しいのは質疑応答です.今回参加したセッションでも,他の方の発表として「教育システムの情報推薦機能にWord2Vecを応用する発表」があり,Word2Vecの仕組みと教育の関係性に関する質問で,学生側が回答に苦慮する場面がありました.研究に利用した理論・ツールの仕組みを理解しておくことは当然ですが,同時に質問者の意図を理解し,専門分野の違う質問者でも分かるように丁寧に回答する必要があります.このような専門的なコミュニケーションを経験できる機会はなかなか無いと思うので,学部生・院生問わず積極的に学会に参加すると良いと思います(特産品を食べる機会もありますし).
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田所先輩の感想
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2年間様々な場所で研究の発表を行ってきました.初めての時と比べると,今回の発表は堂々と自信を持って発表でき,成長をしっかりと感じることができました.学会発表を行うのは大変ですが,やればやるほど上手くなるので,たくさんやることをおすすめします
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岡田先輩の感想
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IPSJ79全国大会に参加してきました.私は3回目の学会発表でしたので,あまり緊張はしていませんでしたが,逆に中途半端な慣れのせいで準備が疎かになっていたかもしれません.
今回の会場は名古屋大学でした.私の発表は「学習の可視化と動画教材の活用」というセッションに分けられましたが,大きな大会で参加人数も多いということもあり,自分の研究と合わせると面白いんじゃないか,という研究をしている方も多くいらっしゃいました.セッションの奨励賞は惜しくも受賞することはできませんでしたが,発表後に座長の方が声を掛けてくださり,研究についての技術的な質問やお褒めの言葉と応援をいただきました.外に出て,自身の研究発表をしたり,他の人の研究発表を聞くというのは非常に有意義な経験になるため,後輩の皆様もぜひ学会発表を目指して研究を頑張ってください.
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梶原先輩の感想
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今回、私が学会発表に参加して感じたことが2つあります。1つ目は、自分が知らない技術、知識がまだまだ多くあることです。私は、認証技術という分野のセッションに参加しました。研究を行う前に、私は認証について様々なことを調べ、学びました。ですが、今回の発表者全員、違う技術を使っており、その中には知らないものもありました。様々なことを調べたつもりでしたが、まだまだ勉強が足りないと思いました。今回のセッションで自分の研究に取り入れたいと思ったのは「検定」です。データのノイズを除去するために使う技術で、自分の研究にも取り入れたいと思いました。
学会発表に参加したことも楽しかったのですが、観光や打ち上げも楽しかったです。今回は名古屋に行ったので、味噌カツやひつまぶしなどのおいしい食べ物を食べたり、名古屋城に行ったりしました。発表後の打ち上げは疲労もありましたが、達成感の方が強かったです。そのせいか、よくお酒が進みました。学会発表に行く前は、不安から行きたくない気持ちも少しありましたが、今は参加してよかったと思います。自分の研究は決して周りの方と比べて劣っているものではなかったと思っています。
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柏木先輩の感想
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発表会場は、大学の講義室で、神奈川工科大学の講義室よりも狭かった。
卒研発表の時よりも、発表を聞きに来る人が多く、様々な大学の教授や学生がいて、
すごい厳しいツッコミ(質問)をされるのではないかと、始まる前はとても緊張した。
発表する学生はみんな緊張している雰囲気だった。なので、逆にそれを見て緊張がほぐれた。
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日野先輩の感想
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会場は卒研発表と同じくらいだったが、それとは比べものにならないくらい人が多く緊張しました。
ただ、自分なりに発表はしっかりとできたと思います。
専門的?なことだったので聴講者からあまり質問が出なかったのが少し寂しかったです。
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矢澤先輩の感想
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3日間ある日程の中で、私は2日目の午前中に「AR/DR/VRと計測データの可視化」のセッションに参加し、発表をしてきました。セッションには全部で8名の参加者がいて、その中で私は4番目の発表となりました。
今回私は、「モーションセンサデバイスを用いた仮想空間内での英単語学習教材の提案」というテーマで発表を行いました。
元々あがり症なのと学会自体初めてなこともあり、発表直前まで動悸が凄かったのですが、いざ始まってみると自然と緊張がとけ、スムーズに発表が出来ました。質疑応答は、評価実験の内容に関する質問やVRの技術的な部分への質問等色々な角度からの質問をしていただいて、多少答えが詰まってしまうこともあったのですが、1年間自分が取り組んできた研究テーマということもあり、自信を持って応答出来ていたと思います。
大学生活自分が行ってきた事を人前で発表する事が出来たのは、今後のための良い経験であり、良い思い出となりました。
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初日は15時半に終了ということで名古屋市を少しだけ観光し,そのまま打ち上げの飲み会へ….八木研の先輩方とも合流して楽しく打ち上げをしてきました.また,途中からは大塚研のOGの方が駆けつけてくださいました.
清原+八木研
納富研


 翌日は各々興味のある発表の聴講をしました.弊研究室の先輩方はこの日にお帰りになったため,夜は私と同期の二人で名古屋市を観光しました.

 最終日は朝から一般セッションへ参加しました.やはり学生セッションとは異なり内容も分かり易く,議論も学生セッションと比べて盛り上がっていました.また,私が聴講していたセッションでは神奈川工科大学の鈴木先生も参加しており,新鮮な気分で聴講させていただきました.


さて,最後はIPSJ-ONEです.こちらは情報処理学会の数ある研究会の中から推薦で選ばれた方々による発表ということで,噂によれば非常に面白いとのこと.最終日ということで少し疲れながら本当なのか?といった気分で聴講してきましたが…



こちらがオープニング前の画面なのですが,まず演出から雰囲気が異なり,これまでの学会とは全く違うような発表でした.内容も専門でない人でも楽しめるように本当にすっきりとまとまっており,疲れも忘れて聴講することが出来ました.

というわけで,初の学会参加は無事に終了しました!
帰りは名古屋駅まで学会帰りの人だかりをすり抜けて新幹線へ,中では同期と今回の学会やIPSJONEの感想を話しながら帰路につきました.
私も来年度からは研究に就きます.その時どのような研究をしていくのか,どのような発表をしたら分かり易いのかなど,勉強になったと思います.研究所学者として今後頑張りたいと思いました.


2017年3月27日月曜日

某プロジェクト 6回目の全体ミーティング

 この某プロジェクトの報告もシリーズ化されてきました。5回目がないじゃないか?ってご指摘いただけると嬉しいです。読んでいるという証(あかし)ですので。5回目は小生、参加できませんでした。俺がいないときに、重要なことが決まっている、とか、欠席裁判になっている、という不安は誰もが持つものですね。不安はリアルな姿とはならずに安心しました。

 今日のミーティングは、これまでの議論やアイデアを網羅した資料を学生諸君にまとめてもらい、それを提案資料として提示できるレベルに高めるためのコメントを行う、というのが目的でした。


 今日は、平日だったこともあり?就活などで不在のメンバーがいて、過去最少の参加学生数、3名でした。新2年生2名と、新院生1名に、教員2名です。国立大学もびっくりの教員/学生比です。

白板にパワーポイントの作成資料を投影し、その上にコメントをマーカーで書いている状態です。思いつくまま書いているので、汚い、矛盾点もあるかもしれないけど、しっかりメモして、資料修正に反映させてね。言いぱなっし、にはしたくないけど、結果はそうなるんだよな。すぐ忘れてしまう。学生のとりまとめの力に期待しています。


 そろそろ先方への報告の日程調整を行う必要がありそうです。2年生や修士1年は、授業も多いので、調整はどうなるのか?という不安?もあります。まぁ、時間や曜日の制約をなくせば、そのような心配は不要ですね。まずは、彼らの修正資料を見て、さらに必要な修正をお願いするとともに、そろそろ仕上げに向けた資料のお化粧を行っていくことになると思います。