2016年7月25日月曜日

第2回 i-Androidの会が行なわれました

 会長不在(海外出張中)の中、今年度の第2回 i-Androidの会が7月21日の夕刻に開催されました。司会は、田中哲雄先生が代理で行いました。今回は、教員4名、学生15名の参加でした。
司会は田中哲雄先生
今回は、全部で5人の発表がありました。最初の3人は、前回も紹介した「ミライケータイプロジェクト」への参加の中間発表でした。残りの2人は、研究発表でした。
  • 佐々木 翔哉:ミライケータイプロジェクト中間報告①
  • 梅本 笙:ミライケータイプロジェクト中間報告②
  • 千明 優喜:ミライケータイプロジェクト中間報告③
  • 中澤 舜:開発者の仕掛かりを管理するカンバン
  • ダオワン キッティ:旅程情報を共有する旅行SNSの提案
「ミライケータイプロジェクト」は、公立はこだて未来大学、専修大学、法政大学、神奈川工科大学の4大学が共同で行っている、学生による「未来」のケータイでのサービス(アプリ)を開発するPBL教育のプロジェクトです。アイデア出しから、企画・設計、開発、発表会とメンバーを替えて、グループで行っていくそうです。現在、合同合宿を行い、出された8つのアイデアから3つに絞り、仕様をまとめているところだそうです。

3つに絞られたアイデア
3つのアイデアは、「Motion Share」、「RecoReco」、「Revive Seat」だそうで、カッコいいロゴもデザインされていました。神奈川工科大学のチームが提案した「楽飯」と「思い出カプセル」は、残念ながらプレゼンで負けて、採用されなかったそうです。
ハイタッチで写真・動画の交換を行う(予定)
「Motion Share」は、「新発想でデータ交換」を目指し、リストバンド型デバイスを着けて特定のモーションによりデータ交換を行おうというアイデアでした。センサーからモーションを判定できるかが課題かもしれません。
RecoRecoの最終目標の絵文字・色付きの会話の記録例
「RecoReco」は、「会話のドラマを記録する」をテーマに、音声認識⇨話者認識⇨音声解析⇨言語解析を順に行い、単なる書き起こしでなく、臨場感のあるドラマティックな「議事録」が残せる事を目標にするそうです。
「Revive Seat」の椅子につけるセンサーのイメージ
最後の「Revive Seat」は、神奈工のチームの「楽飯」と専修大学チームの「チェクシー」の共通の、「お店の空席を確認したい」という機能を元にしたアイデアだそうです。「あなたに新たな空席を」をコンセプトに、座席にセンサーをつけ空席情報を集めて、新たなコミュニケーションを場の提供を目指すそうです。
活発な議論
7月中には仕様書の作成を終え、アジャイル開発による実装とテストを行い、12月の発表会に備えるそうです。神奈工のチームは、Android班とHTML班に分かれて、活躍するそうです。おそらく、最終成果の発表もこのi-Androidの会で行ってくれることを期待しましょう。
前年度のプロジェクト参加者からの経験談(左側の学生達)
実は、前年度の「ミライケータイプロジェクト」の参加者も議論に参加していて、経験談を語ってくれました。
中澤君の「カンバン」についての発表
続いて、田中哲雄研の大学院生の中澤君の4年生の卒業研究からの「カンバン」をテーマにした研究の発表です。開発プロジェクトの見える化とワークフローの管理を目指します。「ミライケータイ」のプロジェクトで使ってもらえば良いのにと思いました。データも取れて、開発も順調に進んで、Win-Winの関係なのでは。
デモンストレーションの場面
最後は、田中哲雄研の大学院生のダオワン君の発表です。デモを交えて、「旅程」をシェアしたり、検索できる新たな「SNS(Social Networking Service)」の提案でした。
活発な議論
次回は、後期の予定だそうです。興味のある方は、是非参加してください。

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