2012年6月15日金曜日

第2回情報工学科アンドロイドの会が開催されました

6/14(木)に第2回の情報工学科アンドロイドの会(i-Androidが開催されました。学生16名+教員8名の計24名の参加でした。
今回の発表は、下記の3件でした。1件目と2件目は、田中(博)・鈴木研究室の4年生の発表でした。
  • 白井宏幸:Androidケータイの音声認識を用いた家電操作
  • 小林達也:学内使用電力見える化システム
  • 山本富士男:MIT AppInventorによるAndroidアプリケーションの開発例
開会前の様子
1件目の「Androidケータイの音声認識を用いた家電操作」は、Android携帯に向かって音声で命令すると、研究室自家製のネットワークリモコンユニットを経由して、家電製品をコントロールできるシステムの紹介でした。発声コマンドの決め方と、形態素解析などの自然言語処理による応用の説明をしてくれました。また、実際に、扇風機と照明を持ち込んでのデモンストレーションも行なっています。
左側にある扇風機と照明を、ケータイに音声で命令しています
質疑応答に答える白井君
2件目の「学内使用電力見える化システム」は、一部で流行りのHEMS(Home Energy Management System)、BEMS(Building Energy Management System)の基礎となる、使用電力量の「可視化(=見える化)」の話です。まずは、現在の「速度メーターのついていない車で減速しなければならない」状態から、「メーター」をつけて「減速」するにはどうしたら良いかという問題への取り組みです。特に、連続データをクラウド(Google App Engine)に置いて、活用するための仕組みの説明をしてれました。クラウドを利用するメリットは、可視化したグラフを、PCでもAndroid携帯でも同じように見ることが出来る事です。

最後は、アンドロイドの会の会長の山本先生の発表です。Androidアプリケーションの開発のツールのMIT AppInventorを用いた、「全国高校(本学在籍者数)検索システム」の開発例の紹介です。MIT AppInventorは、簡単に、そして素早く、Androidアプリケーションを開発できる(アイデアを形にできる)ツールです。RAD(Rapid Application Development)とか、ソフトウェアプロトタイピング(Software Prototyping)に向いたツールといえます。
「全国高校(本学在籍者数)検索システム」の開発構想では、オープンキャンパスに来た高校生が、自分の出身高校を、文字列と音声によって指定し検索して、その位置(地図をGoogle Mapで表示)と現在の神奈川工科大学への在籍者数を提示するシステムとなる予定だそうです。
全国高校(本学在籍者数)検索システムの概要の紹介
山本先生の発表のスタイルがちょっとカッコ良いです。プロジェクタへの接続は、Apple社のiPadを使っています。手元のiPadのカメラで、Android携帯を映し、実機でのデモンストレーションを華麗にプロジェクタに投影しています。この山本先生の発表スタイルに、何か名前を付けたいと思っています。どなたか、良い名前を思いついたら、ご一報ください。
iPadによる、Android携帯の操作デモ
iPadに白いカバーをつけているので分かりにくいですね

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