2012年9月30日日曜日

変わらぬもの、そして変わっていくもの


何だかブログに似つかわしくないタイトルですが・・・。ネタがないわけではありませんので、念のため。日々の研究室生活には、それなりの(小)ネタがあります。ただ、「学生を論破?した」だの、「学生に逆襲?された」だの、「学生に手取り足取り教えてもらった」だのということは日常茶飯事というかあまりには当たり前なので、書くに書けません。


 先日、本学の広報担当の方から、昔と現在の本学の航空写真をいただきました。その写真を見つつ思うままに・・・

 昭和44年(1969年)に撮った写真だそうです。IKUTOKUという人文字がグラウンドに見えます。本学は昭和38年に幾徳工業高等専門学校として設立され、昭和50年に大学となり、その後しばらく幾徳工業大学という名称でした。すでに大きな校舎群となっていますね。私と近い年齢の方には、神奈川工科大学というよりも幾徳工業大学の方が知名度があるかも知れません。


周囲は一面の畑ですね。まるで北海道の十勝を思わせる風景です。どんな作物が作られていたのか、個人的には非常に興味があります。初夏の時期は本当に気持ちがいいように思えます。ワタシはネオン街よりもこのような田舎の原風景が好きです(本当です。もちろんネオンの好きな先生も本学科にもいます。多彩な人材がいることは強い組織の証です。)。
 


 こちらは、今年すなわち平成24年(2012年)。周囲の状況が一変しています。40年以上の月日で大きく変わっています。住宅街に囲まれています。人がどこからやってきたのかと思わず考えたくなります。球場とグランドの人工芝がきれいです(本当は天然芝が良いですが、保守を考えると無理は言えません)。左手の高い建物が・・・、そうです。情報工学科が入っている情報学部棟です。付近のランドマークになっています。


 昭和44年の頃といえば、(関係ないけど)私は小学生で北海道に住んでいました。日本は高度経済成長時代で非常に活気と元気がある時代だったと思います。ちなみに東京オリンピックは昭和39年、大阪万国博覧会は昭和45年、札幌オリンピックは昭和47年で、日本全体がいつも大きな目標に向かって前進していたという記憶があります。今は成熟社会という人もいるのでしょうけど、何だか国全体に活気や一丸となる取り組みがありませんね。

 最初につけたタイトルと内容が変わってきたので、軌道修正します。
“変わらぬもの”、これは数学的なものがその筆頭と(私は)思います。不変かつ普遍です。鉛筆一本で大きく世界を変えることができるものです。某人曰く、「学問の王様」という発言は、私も認めざるを得ません。「鉛筆一本で人生を変えるのが受験」というのもありました。


 一方、“変わるもの”。人の心。以下、某研究室の事例より。
教員:どうしてこうしなかったの?
学生S君:先生が今説明したようにやれ、と言ったからです。
教員:そんなこと言ったっけ?そんな記憶はないよ(このセリフは普遍的に使えます)。教員が言ったというのは、大人の男の理由にはならないよ。君子豹変、朝令暮改は時代のキーワードだぜ。

S君は2名いますが、二人とも上記のような被害に遭っています。信頼関係を損ねるのではないか?という心配はご無用です。学生と教員が、頻繁に試行錯誤を行っている証と考えています。お互い議論しながら納得して事を進めるようにしています。嘘だと思ったら、研究室に見に来てください。

2012年9月28日金曜日

ノートPC画面を縦長で使いたい!

最近のノートPCや据え置きディスプレイの画面はほとんど横長になっています。しかし、時には、縦方向に長いものを表示したい場合があります。画面を回転できないでしょうか?
Mac Bookの場合ですが(Windows note PCでも同様かも知れませんが)、それが簡単にできることが分かりました。以下の図はトリックではありません。縦長のものを実際に表示しています。(クリックして拡大してみて下さい。)


素晴らしい。写っている画面は、情報学部棟の12階〜2階の階段なので、どうしても縦長表示が欲しかったのです。デモなどで活用できそうです。
(何事にも、プラスマイナスあります。上記のようにすると、カーソルの左右、上下が入れ替わってしまい、とても操作し難いです。でも使えます。)

2012年9月22日土曜日

準備は着々???


 某研究室では、今年もCEATEC(詳細はこちら)と呼ばれるIT・エレクトロニクス分野におけるアジア最大級の展示会に10/4&5の日程で出展します(一昨年、昨年のもようは、こちらこちら)。



今回の展示内容や出展場所に関する情報は、こちらをご確認ください。CEATECそのものは、5日間の全期間でトータルで毎年20万人近くの来場者があり、昨年は我々のブースでも2日間で600名ほどの来訪者がありました。このため、説明のプロに協力をしてもらって、何とか恥ずかしくないものを、ということでやっています。今回言いたいのは、そのための準備を着々???に進めている状況の報告です。


今回、現場で対応する3人組。修士2年の秋山君、加藤君というワンパターン化したメンバーに卒研生の白井君が加わります。3名では十分な説明ができないこと、その他の理由により、展示説明のプロの方に支援をお願いしています。今日は、その方への展示内容とデモに関するレクチャーです。全体の体制やスケジュールなどを説明する秋山君。



展示説明の支援をしてくださる栗山さんとその会社の方。栗山さんには去年も支援いただきました。サービス接遇検定1級などビジネス系の資格を多数お持ちの方です。大学の専門は理学系であること、技術講習の講師などが主たる業務なので、我々のシステムや技術に関する理解も早いです。しっかりした中に学生に対する心遣いも感じられて、非常に信頼できる方です。その意味で、今年もご指名させていただきました(彼女が美人だから、という理由ではないです)。来場者への対応や説明の仕方など、学生も彼女から多くを学ぶはずです(私もか)。


 いやー、研究室にこのような華のある美人が来ると雰囲気が一変します(ちなみに、この研究室に過去在籍した女子学生は皆無です(表現が若干おかしいですが、これは強調表現です))。これで学生のモチベーションは確実に上がります(むしろ、私の方が上がっています)。



当日は彼女にもデモ説明してもらうために、彼女にその方法を説明しようとする加藤君。慣れない状況(相手が女性)にあるためか、普段通りに操作できませんでした。後輩を指導しているようにやってくれればいいのです。私は怒りを抑えるのに必死でした。何故、普段できていることができないの???



何とか無事(でもなかったけど)、説明のシナリオや想定問答の確認を行いました。あとは、機材の輸送(この梱包が結構面倒)やパネルの作成が残っています。パンフは完了。学生が全て主体で取り仕切ってやってくれています。私がやったことは、栗山さんのご指名と事務所への連絡くらいです(でも、メンバーのモチベーションを確保することは、リーダーの最も重要な仕事(の一つ)です)。


展示会は単に技術を見せればよい、というわけではないと考えています。来て下さった方に技術だけではなく、本学に対して良い印象を持ってもらえるように、明るく、そして楽しく展示、説明、デモをしたいと思います。我々だけでは多くの来訪者に十分な対応はできないこともあり、また、ある一つの方向からの説明になりがちなので、より効果的で価値の高い展示をすべく、栗山さんに加わってもらっています。

事前登録すれば、無料で入場できます。授業をさぼってはNGですが、見学に来る生徒、学生も結構います。時間があれば、寄ってください。
 

2012年9月21日金曜日

学長杯ソフトボール大会に向けて-その1-

来る2012年10月14日(日)に、第3回神奈川工科大学学長杯”学科対抗”ソフトボール大会が開催されます。”学科対抗”と銘打っているのですが、実は、昨年度の第2回大会では、情報工学科の「藤森ジャパン」チームは準優勝しています。

昨年の準優勝の賞状
そのチームが優勝を目指して、グラウンドで練習を始めています。まずは、守備練習のようです。
怒涛(^_^)の千本ノック
グラウンドが人工芝になったので、裸足で練習しています。アクシデント?怪我をしないように練習して欲しいものです。

怪我しないようにネ
と紹介しながら、実は、まだ学科代表には決定していないそうです。情報工学科では、もう一チーム名乗りをあげていて、これから「選抜」が行われるそうです。どちらのチームが代表になっても頑張ってほしいものです。本番の大会(10月14日)は、KAITスタジアムとグラウンドで、開会式9:00、閉会式18:30の予定です。日曜日ですが、是非、応援に行きましょう。

おまけ: 教員も、応援というか、体をはっています。
見守る須藤先生(左)とキャッチボールする田中博先生(右)

2012年9月20日木曜日

学生引率余話と推薦図書

学会に行った学生に出張報告のブログを書いてもらいましたが(<<発表編>><<番外編>>)、教員も学会だけで、すごすご帰ってきているわけではありません。隙間の時間を見つけて見聞を広げるべく、努力もしています(勝手な言い分)。ここでは、その一部というか全部を紹介します。

最終日の学会セッション開始は10時からでした。ということで、朝早く起きて、富山からのローカル線に乗りました。

この写真はとなりの町、高岡市の郊外で撮影したものです。稲刈りが終了後の田んぼに小サギ?が群れています。その昔、トキが田んぼを踏み荒らす害鳥と言われていた時代は、まさしくトキがこのような感じだったのでしょうか?


ジャスト10時、そのセッションのトップバッターである菅谷君の発表に何とか間に合いました。十分、間に合うはずだったのですが、いろいろワケアリです(ここでは、恥ずかしくて詳細は申し上げられません)。


午後は、夕方の飛行機の便の時間まで、富山市内をブラリ旅しました。富山城址が公園になっており、そこを散策しました。遊覧船があり、出発時間まで5分とのことでしたので、乗船しました。


船の後部座席からの眺め。41人乗りの船でしたが、私の専用船となりました。土日、桜の季節(川の両側は桜並木)は、待たないと乗れないそうです。


今の名前は松川と言いますが、元々は神通川の支流だったようです(船頭さんの説明を受けた私の解釈)。中央に小さく見えるのは、青サギです。人に慣れていて、逃げません。この川を堀にして富山城があったとのことです。佐々成政が一時城主(この表現がよいかは不明)でしたが、江戸時代は加賀前田の分家が城主だったようです。


ゼネコンの佐藤工業(かつて、ANAと共同でサッカーチームを持っていた会社です)の富山本社も船から見えました。おしゃれな建物でした。船頭さんが、佐藤工業が請け負った黒部のトンネル工事の小説“高熱隧道”の紹介をしてくれました。これは、大きな人間ドラマの小説です。船頭さんも私も読んだことがあり、ちょっとその話で盛り上がりました。


市内を流れる“いたち川”との合流地点。向こうに見える川がいたち川。“蛍川”という小説のモデルの川です。多感な少年時代を舞台にした小説です。想いを寄せた少女と蛍川の上流で蛍の乱舞を見る、というシーンだけは記憶に残っています。


ということで、ちょっとした観光もできました。学生の発表を見ているときは、自分が発表する方が楽、ということで何でわざわざ学会に、・・・なんて思うときもありますが、このような隙間の時間で地方の文化や歴史に触れるのは、やはり楽しく嬉しいものです。


最後に、船頭さんが紹介してくれた本は、私も推薦図書としたいと思います。
・吉村 昭 「高熱隧道」
・宮本 輝 「蛍川」
吉村 昭の小説は、素材を徹底的に調べ上げて書いているので、本当に迫力があります。宮本 輝は、「宮田 輝」の誤記ではなりませんので、念のため(分かってほしい)。同じ著者の「泥の河」という小説もGOODです。学生の皆さんは、是非読んでみてください。

2012年9月19日水曜日

「ゆるキャラグランプリ2012」にあゆコロちゃんエントリー!

厚木市のマスコットキャラクターは、あゆコロちゃんです。 このあゆコロちゃんが「ゆるキャラグランプリ2012」にエントリーしました。エントリーしたよという、Webページはこちらです(厚木市の該当Webページへのリンク

ゆるキャラグランプリですが、僕は投票しました。みなさんも、あゆコロちゃんに投票してください(投票はこちら) 。しかも、これ、1日1回投票できるみたいです。毎日投票するのは大変ですが、あゆコロちゃんのために頑張ります (^_^)v。

ところで、情報工学科とあゆコロちゃんは何の関係があるんだ?と思う人もいるかもしれません。実はAndroidアプリを作っていて、そのキャラクターとして、あゆコロちゃんに登場してもらっています。
点字練習ソフトの開始画面
このソフトで学会発表もしてきました。タッチするところに隙間を開けた方が良いというアドバイスを受けて、ソフトを直しました。
タッチする箇所を分かりやすくしました。

今、細かいところを修正して、Google Playに公開しようと頑張っています。Google Playで公開すれば、ゆるキャラグランプリの援護射撃にもなるかな?と思ってます (^_^)。これは開発を急がないといけません。

2012年9月18日火曜日

ソサイエティ大会2012発表報告≪番外編≫

番外編を寄稿してもらいました。”笑わせる記事を書け”と厳命しましたが、出来のほどは・・・。


 富山大学で行われたソサイエティ大会の≪番外編≫の報告です。

初日
 富山に向かう途中にある越後湯沢駅に途中下車し、湯沢高原「アルプの里」に行きました。アルプの里はロープウェーに乗って、山の景色や高山植物などが有名のようです。

コスモスは見ごろでしたが、あいにくの天候で山からの景色は真っ白でした。

アルプの里にて記念撮影(家族連れでいくところじゃないの?)

 
 アルプの里を見た後は、越後湯沢駅内には「ぽんしゅ館」に行きました。ここでは様々な日本酒5種類を500円で堪能し、爆弾おにぎりを食べました。
 


爆弾おにぎりを食べました

日本酒を吟味している様子

 越後湯沢を観光した後は、富山駅に向かいました。この日は雨の予報が出ていましたが、観光している間に雨は降りませんでした。自称、晴れ男がいたおかげだと思います。


電車内の様子(学会発表者4)


2日目
 この日は朝から富山大学に向かい、学会聴講と鈴木君の発表がありました。(詳細は≪発表編で!!))聴講と発表が終わった後は、富山大学の近くにある富山ガラス工房に行くことになりました。このときに、バスグループと徒歩グループの2つに分かれました。
まず、バスグループから、

 
富山ガラス工房近くの水田

ガラス工房前で記念撮影


 バスグループは数十分待った後、バスに乗車しガラス工房に行きました。ガラス工房内では撮影禁止だったので中の写真はありません。安いものから高いものまでさまざまな値段のものがあったそうです。

 徒歩グループは、ガラス工房に向かう途中に白鳥城跡に寄り道していました。そこは、自然溢れる場所で、いくら歩いても白鳥城跡に辿り着きませんでした。気が付いたときには時はすでに遅く、自分たちが歩いているところ全てが白鳥城跡であり、もう山の頂上にいました。

白鳥城跡に向かう入口周辺

山の頂上付近から見える景色。これはいい景色ですね。

 なんとか一山超え、ガラス工房に着きましたが時はすでに遅く、営業時間終了していました。結局バスで帰りました。
 夜は白海老丼を食べ、散歩がてら環水公園に行きました。そこは、カップルが多くアウェーな感じでしたが、色々と楽しんできました。確かにシロエビはおいしかったですね。

環水公園の夜景・赤い糸電話
※たまたま知らない女性の人と糸電話できることを確認しました

環水公園にて記念撮影



3日目
 午前中は富山市内巡りということで、富山市役所の展望台や富山城などを見学しました。タイミングが悪いのか、富山城の博物館等は休業期間中でした。午前中、学会会場で見かけなかったのは、こういうところに行っていたせいなのね。

富山市役所の展望台から見える景色



 見学を終えた後は学会発表・聴講のために富山大学に向かいました。(詳細は≪発表編≫で!!) 発表が終わった後はお疲れ様会ということで、お寿司屋さんに行きました。お値段が書いていなかったのでビクビクしながら食べていましたが、なかなかの強者が1人いて、次々と注文していきました。

お寿司屋さんでの全体写真

お寿司に満足している強者

お会計はビックリするほどのお値段で、先生の支援がなかったら恐ろしいことになっていました…。まぁ、妥当な金額でした。「これで楽しくやってくれ」と大枚をはたける立場になってみたいものです。


最終日
 最終日は朝からチェックアウトのための準備や荷物をコインロッカーに入れるなど、あわただしいなか会場に向かいました。発表と聴講が終わった後は、お土産を買って帰りました。本来ならばヒスイ海岸に観光する予定でしたが、予想以上に時間がかかってしまったため、観光できませんでした。


乗車する新幹線を撮影

 34日と少し長い学会発表でしたが、色々と観光もしてきました。発表するのは大変かもしれませんが絶対に良い経験となりますし、他大学の学生さんの研究を聞く機会があります。また、ちょっとした旅行にもなりますので、みなさん研究を進めて学会発表できるように頑張りましょう。

 
 夏休み返上で頑張っていたことが報われたと思います。もちろん、帰省はありましたが。私が脅迫して(卒業できないよ、とか)研究室に来させたわけではないので念のため。むしろ、話し相手がいて、涼しい研究室は快適なようです。これを踏み台にますます成長、発展してくれることを期待しています。


2012年9月17日月曜日

ソサイエティ大会2012発表報告≪発表編≫

 学会発表に行ってきました。以下、学生に寄稿してもらいました。青字は、引率教員の補足です(引率教員ではなく、引率される教員といったほうが、より正確)


 911()から14()の間、富山大学で電子情報通信学会主催のソサイエティ大会が開催されました。情報工学科から4件の発表がありました。
 ≪発表編≫と≪番外編≫の2つにわけて報告させていただきます。
 まず≪発表編≫のほうから。
 今回の発表者4名と聴講者3名の学生の集合写真です。
富山も暑かったです。私は上着を持って行って後悔しました。

以下には、発表者4名の発表時の様子と発表終了後の感想を書いてもらいました。

学部4年 鈴木惇也さん「スマートフォンを用いた歩行者の屋内位置推定に関する基本実験と評価」

発表終了後の感想:
 今回、初めて学会発表というものに参加しました。今まで大勢の前で発表をするということがなかったのでとても緊張していたのですが、周りの人が色々と気を使ってくれたので、なんとかひどい発表をしないで済みました。他にも質疑応答の際に自分が焦ってしまったときにも聴講者の方が助けてくれるということがあり、とても良い環境で発表することができたのだと感じました。今回の学会は良い経験になりました。今後このような機会があったら今回の経験を活かし、今回以上の発表をしたいと思います。



学部4年 小堀達也さん「Android端末操作のためのまばたきによる筋電位変化と判定方法の検討」

発表終了後の感想:
 初めての学会発表で緊張しましたが、事前の準備を念入りに行っていたので無事に発表を終えることができました。発表の最初の方が早口になってしまったのと、質疑応答が不十分で返答に躓いてしまったのが心残りで、次に発表する機会があれば落ち着いて発表できるように心がけたいです。


学部4年 白井宏幸さん「Android端末の音声認識を用いた家電操作方法の検討」

発表終了後の感想:
 人前で話すことは得意な方ではないので、初めての学会発表はとても緊張していたのですが、先生や先輩方のおかげで無事発表を乗り切る事ができました。今回の学会発表で他大学の方や企業の研究者の方の発表から学んだことをこれからの研究に活かしていきたいと思います。また、発表以外にも富山の美味しいもの、自然や文化に触れる事ができ貴重な体験となりました。


学部4年 菅谷隆浩さん「田中()・鈴木研究室 研究紹介」
去年に続き、今年も研究発表に加えて、「学生による研究室交流会」のセッションが設けられました。他の大学の研究室紹介を聞くことは、大いなる刺激を受けます。学生よりも私の受けた刺激が大きいです。

発表終了後の感想:
 学会発表は2回目で、今回は最終日の発表となりましたが、富山についてからの3日間で緊張をほぐすことができ、前回よりは落ち着いて話すことができました。聴講では、他大学の研究状況や発表の仕方など、参考になることが多かったので今後の研究生活に活かしていきたいと思います。


 なんと、今回の発表者は4人とも学部4年生で、初めて学会発表を行った人は3人です。緊張していたと思いますが、宿泊先でも発表練習をしていたので発表は上手にできていたと思います。質疑応答はうまく答えられなかった人がいたので、その時は修士が代わりに対応していました。

小堀君の回答を補足する修士2年の加藤君

菅谷君の回答を補足する修士2年の秋山君


修士が回答したら、「アンタの役目は何だったの?」ということになりますが、そこはご勘弁を。全体の発表内容の動向や雰囲気を直に確認するのが引率の目的の一つです。みんな任せられるので、私にとっては、ちょっと遅い夏休み、ってゆー感じになりました。


おまけ
 聴講中のお話ですがたまたま英語で発表している講演があり、質問が少なくて(なくて)座長が困っていたところ、小林達也君が英語で質問をしました。先生はビックリしたようで、その時の写真を撮り忘れてしまったとショックを受けていました。

いやー、たいしたものでした。日本語同士でも質問と回答がかみ合わない場合が結構あるのですが、英語で話がかみ合っていました。驚きです。

質問中(小林達也君)※英語で質問していた時の写真ではありません。これは、日本語での発表に対しての質問のときのものです。


 富山は、ちょっとこちらからは行きづらい地域ですが、学生諸君は寄り道をしながら行ったようです(詳細は番外編)。修士がよいお手本、指導者となって、4年生にもかからわず、立派な発表をしてくれました。最近は「後は、よろしく」って学生に言える環境になっています。有難いことです。