何だかブログに似つかわしくないタイトルですが・・・。ネタがないわけではありませんので、念のため。日々の研究室生活には、それなりの(小)ネタがあります。ただ、「学生を論破?した」だの、「学生に逆襲?された」だの、「学生に手取り足取り教えてもらった」だのということは日常茶飯事というかあまりには当たり前なので、書くに書けません。
先日、本学の広報担当の方から、昔と現在の本学の航空写真をいただきました。その写真を見つつ思うままに・・・
昭和44年(1969年)に撮った写真だそうです。IKUTOKUという人文字がグラウンドに見えます。本学は昭和38年に幾徳工業高等専門学校として設立され、昭和50年に大学となり、その後しばらく幾徳工業大学という名称でした。すでに大きな校舎群となっていますね。私と近い年齢の方には、神奈川工科大学というよりも幾徳工業大学の方が知名度があるかも知れません。
周囲は一面の畑ですね。まるで北海道の十勝を思わせる風景です。どんな作物が作られていたのか、個人的には非常に興味があります。初夏の時期は本当に気持ちがいいように思えます。ワタシはネオン街よりもこのような田舎の原風景が好きです(本当です。もちろんネオンの好きな先生も本学科にもいます。多彩な人材がいることは強い組織の証です。)。
こちらは、今年すなわち平成24年(2012年)。周囲の状況が一変しています。40年以上の月日で大きく変わっています。住宅街に囲まれています。人がどこからやってきたのかと思わず考えたくなります。球場とグランドの人工芝がきれいです(本当は天然芝が良いですが、保守を考えると無理は言えません)。左手の高い建物が・・・、そうです。情報工学科が入っている情報学部棟です。付近のランドマークになっています。
昭和44年の頃といえば、(関係ないけど)私は小学生で北海道に住んでいました。日本は高度経済成長時代で非常に活気と元気がある時代だったと思います。ちなみに東京オリンピックは昭和39年、大阪万国博覧会は昭和45年、札幌オリンピックは昭和47年で、日本全体がいつも大きな目標に向かって前進していたという記憶があります。今は成熟社会という人もいるのでしょうけど、何だか国全体に活気や一丸となる取り組みがありませんね。
最初につけたタイトルと内容が変わってきたので、軌道修正します。
“変わらぬもの”、これは数学的なものがその筆頭と(私は)思います。不変かつ普遍です。鉛筆一本で大きく世界を変えることができるものです。某人曰く、「学問の王様」という発言は、私も認めざるを得ません。「鉛筆一本で人生を変えるのが受験」というのもありました。
一方、“変わるもの”。人の心。以下、某研究室の事例より。
教員:どうしてこうしなかったの?学生S君:先生が今説明したようにやれ、と言ったからです。
教員:そんなこと言ったっけ?そんな記憶はないよ(このセリフは普遍的に使えます)。教員が言ったというのは、大人の男の理由にはならないよ。君子豹変、朝令暮改は時代のキーワードだぜ。
S君は2名いますが、二人とも上記のような被害に遭っています。信頼関係を損ねるのではないか?という心配はご無用です。学生と教員が、頻繁に試行錯誤を行っている証と考えています。お互い議論しながら納得して事を進めるようにしています。嘘だと思ったら、研究室に見に来てください。
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