2013年8月6日火曜日

第22回情報工学科アンドロイの会が開催されました

期末試験期間の最後の日でもある8月6日に、通算第22回目の情報工学科アンドロイの会が開催されました。夏休み前の貴重な時間に、参加者は学生12名・教員5名とやや少なめでしたが、5件の発表があり、活発な議論が行なわれました。

◎村田翔太郎・菅谷隆浩(田中博・鈴木研究室):学生スマートフォンアプリコンテスト応募作品の紹介
以前にも紹介した、「スマートフォン アプリケーション チャレンジ2013」へ応募した作品の紹介を行いました。カラー手袋をはめた手指形状を認識するプログラム「Color Finger Capture」の説明と、デモを行いました。
真ん中の手袋をしているのが菅谷君、その右が村田君
◎屋良朝克(田中博・鈴木研究室):Android端末による慣性測位の蓄積誤差補正方法の検討
田中博・鈴木研究室で行なっている「屋内測位」の研究の一環で、慣性測位(加速度センサーやジャイロセンサーによる測位)を行った場合に蓄積されていく誤差をどのようになくしていくかの提案でした。
屋良君の発表
◎清水慎(五百蔵研究室):スマートフォン向け画面非専有(半透明)IMEの提案
Android端末での入力手段(IME)が画面上で面積をとってしまうので、スクリーンキーボードなどを半透明にして重ねて表示させる仕組みの提案でした。
清水君の発表
実際に動くプログラムを持って来てのデモンストレーションも行いました。
実機によるデモンストレーション
◎江藤順哉:OpenCVを利用した視点センサー及び視点センサーを用いたアプリケーション
この江藤君も、 「スマートフォン アプリケーション チャレンジ2013」へ応募していて、さらに優秀を目指しているそうです。 Android端末に近接センサーが未内蔵の場合、内蔵カメラで顔画像を解析して目の位置関係から「視点」を検出させようという研究とその応用アプリケーションの開発の発表でした。
応用アプリケーション「仮想彼女とキス」
こちらも実機によるデモンストレーションを行なっています。
「顔写真」によるデモンストレーション
◎山本富士男:Android内蔵気圧/加速度センサーを利用した在階推定のデモを考える
そして最後は、アンドロイドの会の会長の山本先生よる発表です。国内最大の展示会である「CEATEC2013」への「情報工学科アンドロイドの会」で出展するために、会場でどういうデモンストレーションを行う予定かというアイデアが発表され、議論されました。CEATEC2013は、10月1日(火)~10月5日(土)に幕張メッセで開催予定(出展日は10月1日〜10月4日)ですので、当日、会場でどんなデモンストレーションになるかは楽しみにしていて下さい。
山本先生の発表
これで夏休み前のアンドロイドの会は、終了ということになります。また、後期の始まる9月以降に活動を続けていくので、ご興味のある方は積極的に参加して下さい。

※「スマートフォン アプリケーション チャレンジ2013」の応募結果については、いずれ報告する予定です。お楽しみに。

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