2016年5月19日木曜日

表札、名刺、印鑑のデザイン

最近は表札、名刺、印鑑もコンピュータで、簡単に作れるようになりましたが、デザインへの配慮がいまひとつのように感じています。昔は人間の手が介入していたので、デザインにも気を配ってくれていたように思います。

気になっているのは、字の大きさのバランスです。表札、名刺、印鑑などには名前を書きますが、このとき、字は、画数が少ないと大きく、画数が多いと小さく見えるため、画数の少ない漢字と画数の多い漢字が組み合わさった名前を、同じ大きさで書くとバランスが良くありません。そして、昔は、このバランスを人間が調整してくれていたと思うのです(気のせい?)。

以下の印影ですが、「木」 、「十」、 「佐」が大きく見えませんか?
文字の大きさを同じに機械的に作ると、このようなことが起きます。中学校の美術の授業で、「画数の少ない字は小さめに、多い字は大きめに書け」と習いました。この配慮は無いのでしょうか?

既製品だと、これを少し配慮した印鑑も売られていたようです。今は品切れです。中々良い感じです。もう少し「五」を小さくしても良いかもしれません。
本来ならば、ITで解決して欲しいのですが、人手で解決する方法を見つけました。それが、別記事にある楽楽ハンコです(「3Dプリンタの逆 (楽楽はんこ)」の記事へのリンク)。
楽楽はんこ(再掲)
この機械では、書体を選んだ後、字の大きさや位置を調整できます。自分のセンスが問われますが、快適です。書体と印鑑の素材を、作るたびに変えて、3個作ってしまいました。値段も安いので、機会を見つけてもっともっと作ろうと思っています (^_^)。

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