2014年8月22日金曜日

いつもと変わらぬ研究室

 高校生の皆さん、大学の夏休みのイメージは如何でしょうか? 受験も終わったので、本当に心の底から夏をエンジョイできると思ってはいませんか? 確かに授業も受験もありません。天国のようですね。しかして、その実態は・・・ということで。

この研究室では、研究室の全体ミーティング(俗に、ゼミと呼ばれることが多いです。我々は、談話会、サロン、進捗報告会、・・・(さすがに、吊し上げ?はありません)などとも呼んでいます)を毎週金曜日9:30から行っていますが、今日も行いました。

 

これがその一コマ。全員が参加するので(今日は、所用(K田君)とその他(書けませんね。S田君)で2名欠席)、このミーティングでは、全体の連絡事項や共有すべき情報・知識の徹底、そして主に各担当から状況報告をしてもらっています。ちなみに、このミーティングが研究室の意思決定機関でもあります(私の専制君主制という訳ではないです)。

何だか写りが暗いと思いませんか? でも、雰囲気が暗いわけではありません。少なくとも私はそう思っています。


こちらは、午後の個別ミーティングのもようです。先ほどの全体ミーティングでは、各担当の技術領域が異なるため、詳細な議論までは行いません(行えません)。具体的な技術報告や課題解決のアイデア出し、今後の進め方、外部発表のためのまとめ方の方針などは、こちらの個別会議で行います。

M2菅谷君とB4の土屋君、岩沢君に加えて、共同で進めている画像系技術の分野の専門家である情報メディア学科の西村先生に加わってもらっています。私の知識、知恵が乏しく、強力な協力を受けています。

何のミーティングをやっているかって? 先日、新聞記事として掲載された(リンク)光学カメラ(要するにスマホに内蔵されているカメラ)による手話認識に関する研究です。

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ところで、話題は変わって、なかなか気を抜けない事件?が発生しました。
 
先日同僚教員からの北海道家族旅行でのお土産を食べようと思って、冷蔵庫を探しましたが、・・・見つかりません。「俺のおやつがない!!! だれか食べたの?」と研究室で叫びました。すると、「あれですか?それなら僕とM田さんで食べました。」という声が聞こえました。そんなことが許されるのでしょうか?

事情を確認すると「冷蔵庫に中のもので名前が書いていないものは、誰が食べてもいいルールになっている。」ということでした。何と!!! 私には知らされていませんでした。が、皆の総意で決められた研究室のルールなので、悪法であっても従わなくてはなりません。自然科学の世界では、「真理は一つ。正しいものは、どこでもいつでも正しい。」となりますが、人が決めたルールや制度は、時代や国によって異なるし、また変わっていくものですね。自分たちで勝手に都合のいいルールだって作れちゃいますね。そんなことないか。
 

これが、M田君がまさに食べる直前に、私の発言に気づいて返してくれたおやつです。六花亭のマルセイバターサンドという著名な北海道のお土産です。あんたは、食べない方がよい、というご指摘は甘んじて受けます。確かに自分でもそう思います。でも食べちゃうんだよな・・・


 みんなでわいわい楽しいのかは分かりませんがやっています。頑張っているとも言えるかと思います。確かに家でブラブラしていてはもったいないです。何かに頑張った夏休み、というのはいい思い出になると思います。勉強でもスポーツでも何でもいいですね。でも研究室を運営している教員としては、修士論文、卒業論文を頑張ってくれるとまことに嬉しいことは確かです。チナミニ、卒業研究はOJT*)であると言えます。


*)職場の上司や先輩が部下や後輩に対し具体的な仕事を通じて仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを意図的・計画的・継続的に指導し、修得させることによって全体的な業務処理能力や力量を育成するすべての活動である。Wikipediaより

2 件のコメント:

  1. 大学生の夏休みは積極性のあってやりたいことがある学生にとってはとても大事な期間で高校の夏休みより逆に苦行の多き毎日が続くと僕は思います。

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  2. コメントありがとうございます。
    確かに。御意。
    その中で、学生諸君は自分では気づかないうちに(毎回、同じように私に小言を言われているので(笑))、大きな成長を遂げているのだと思います。
    私にとっても、そのような学生諸君と一緒にやることによって、自分自身の活性化につながっていると感じています。

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