2014年8月30日土曜日

教員も実験要員(別案件)

 先日、上記のタイトルで記事をアップしましたが(リンク)、今日はその続編です。最近は、センサが小型化され、至るところに取り付けることが技術的には容易になりました。現フェーズは何をどのように測定し、その結果をどのように用いる/反映するのか?また、その効果は何なのか?ということがポイントとなっているようです。

 某研究室では、使い捨て乾電池から循環型の電池への変更をめざし、人力発電によるeneloopへの充電を検討しています。しかし、単に充電してeneloopを使用するということでは芸がありませんね。そこで、その人の寄与を明らかにすべく、発電量をセンシングするとともに、その結果のスマホなどからの見える化を実現することで、創電の管理とともにモチベーションの向上(維持が正しいか)を実現しようとしています。

これがエビちゃん(エビ蔵)特製の創電管理モジュール(彼が命名)です。発生電力をセンシングして、微弱無線(ZigBee)によって、パソコンへとデータを送信します。学生証を読むことにより、人の識別も行います。小さなスピーカは学生証を読み込んだとき、音がなるようにするためのものです(芸が細かい)。

発電特性の確認実験を手伝わされている?柴田君(シバ蔵)。エビちゃんはオシロで波形を取得しているようです。しかし、実験エリアの周囲が全然整理されておらず、見苦しいです。

こちらはeneloopへのおおよその所要充電時間を見るために、漕ぐボランティアを志願?した小生。「つべこべ考えているよりさっさとやって見通しを得よ。」と人に言っている手前、逃げられません。20本同時の充電時はそれなりにペダルが重く汗をかいたので、それなりの覚悟と準備をしました。今回は1本だったので楽でした。エビちゃんが、初期電圧と開始時刻を記録しています。
 
というわけです。本案件は、センサデバイス to クラウドという情報システム開発の一例になると思います。データ取得や充電回路などのメドがなんとか、という状況になったので、彼は現在クラウドへの格納するデータの構造、格納方法やその表示形態などを検討しています。やることがたくさんあっていいですね。それに溺れることなく、着実に進捗させていってください。

希望:単にシステム開発ということに留まらず、ゲーミフィフィケーション(「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」(Wikipediaより一部引用))の要素を取り入れて、一部の人たちに定常的に利用してもらえるようなシステムとして実現したいものです(もちろん、最低限、旅行学会発表は狙っていきます)。

2 件のコメント:

  1. 発電量が見えるまたはわかると目標を立ててできるので素敵ですね。
    複数人で漕いで発電量をランキングしたり、毎日、継続して発電したら平均発電量を出したりなど出来たら良いですね。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。

    開発担当者にとっても、上記コメントはありがたく、また励みにもなります。
    期待して待っていてください。担当者は必ずやってくれると信じています。

    返信削除