2014年8月28日木曜日
オーストラリア大陸縦断チャレンジWSC2013 番外編3
情報工学科のとある教員です。
WSC2013の報告も終わっていないのですが、8月の夏休みにWGCワールドソーラーカーラリーという大会に参加してきました。そうなんです、それで続編の執筆が遅れていたのです。
WGCワールドソーラーカーラリー
昨年オーストラリアを縦断したマシン、KAIT SPIRIT号での参戦です。WSCの車両規則に準拠したクラス区分になっていて、オーストラリアで一緒に走った他のチームも来ていました。
この大会は新潟県大潟村で開催されていて、最初のイベントは1993年です。大潟村といえば八郎潟を干拓して造成した有名な土地で、村内はほとんどがフラットな農地になっています。村としての発足が1964年なので、神奈川工科大学と1年差で50周年ということですね。
今年の日程は8/10~8/11までの3日間で、車検が8/9日にあるので8/8早朝に現地入りして車両整備です。実はすでに台風11号が近づいてきていて、天候が荒れてきていたのでした。そういうわけでピットのテントも撤去、夜は体育館で避難生活というとんでもない苦行になってしまいました。
中略
幸い、3日目になってようやくレースがスタートし、1日だけの短いイベントでしたが、スターティンググリッドから一斉にスタートしていくソーラーカーは圧巻でした。クラスの違う燃料電池車やバイオディーゼルで発電する車両なども一緒に走るので非常に楽しいイベントです。
メンバー皆、車両整備等で忙しく写真が撮れていません。
公式サイト等リンク先で見てみてくださいね。
WSR2014レポート
KAIT WSCプロジェクト
さてリザルトです。
今回は日照が悪く、エネルギーマネジメントが難しいだろうという予測とは裏腹に、オーストラリアで壊れたMTTPという装置を新しく配線しなおしたソーラーパネルが逆に発電しすぎてバッテリーが過充電、危険回避のためにたった3週(1週25km)で諦めることとなってしまったのでした。他のチームからはバンバンとばしまくってバッテリーがカラになってリタイアしたように見えたことでしょう・・・(そのくらい見事な走りっぷりでした)
今回新たに装着した後輪操舵(後ろのタイヤが前輪と逆に切れることで旋回性能が飛躍的に高まる)も完璧に作動し、いい順位が狙えるはずだっただけに残念ですが、今回は車両製作にも参加させていただいたので楽しかったです。
仕方ないので、OBさんがご馳走してくれたバーベキューでお腹を満たし、
温泉に入って大学に帰ってきたのでした。
次号、タイムスリップしてオーストラリアに戻ります。
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