夏になると、お勧めの本を、集英社文庫、角川文庫、新潮文庫が冊子にして出してくれます。これを見て、本を読むのが恒例になっています。今年(この記事が公開された時期から見たら去年)は、以下の「知ろうとすること。」が気になりました。
福島原発事故ににより、人々は「正しい情報」を「知りたく」なりました。これには、正しい情報は何か、情報を知るためにどのメディアを使うか(信じるか)というすごく難しい問題に直面することになります。
まず、「正しい情報」についてです。人々は絶対的な正しさを欲しています。これは科学的に裏打ちされた正しさと言い換えても良いでしょう。しかし、放射能の人間に与える影響は、まだまだ分かっていないので、何が正しいとは言えません。加えて、物理学の世界で科学的に絶対正しいということはありません。時代時代での物理学の進歩により、理論は書き換えられていくからです。
次に情報を「どのように知る」かです。この本での主役は、Twitterによる情報発信です。Twitterにはデマなどもありますが、良心的な人が流す有益な情報もあります。早野龍五先生のツィートは、人々が欲している全てのことを発信できたわけではないですが、放射能(放射線)に対する正しい知識を、淡々と発信し続けたことにより、多くの人が助けられたのではないでしょうか?
どのように締めくくってよいか難しい本です。対談形式で書かれているので、読みやすいのですが、その分、情報量は少な目です。もっと色々知りたくなる内容の本です。
「知ろうとすること。」 |
まず、「正しい情報」についてです。人々は絶対的な正しさを欲しています。これは科学的に裏打ちされた正しさと言い換えても良いでしょう。しかし、放射能の人間に与える影響は、まだまだ分かっていないので、何が正しいとは言えません。加えて、物理学の世界で科学的に絶対正しいということはありません。時代時代での物理学の進歩により、理論は書き換えられていくからです。
次に情報を「どのように知る」かです。この本での主役は、Twitterによる情報発信です。Twitterにはデマなどもありますが、良心的な人が流す有益な情報もあります。早野龍五先生のツィートは、人々が欲している全てのことを発信できたわけではないですが、放射能(放射線)に対する正しい知識を、淡々と発信し続けたことにより、多くの人が助けられたのではないでしょうか?
どのように締めくくってよいか難しい本です。対談形式で書かれているので、読みやすいのですが、その分、情報量は少な目です。もっと色々知りたくなる内容の本です。
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