2006年12月18日月曜日

企業主催のセミナー

初めまして。情報工学科 3年のY.Mと申します。
趣味は気ままに曲を作ること、しかし音楽理論なぞ知りません。
それ以外に、サーバ管理をしたり、プログラムを打ったりして過ごしています。

どうぞよろしくお願いいたします。


さて。先日、IT会社N社によって行われたセミナーに参加してきました。
非常に勉強になるセミナーでしたので、軽く内容を紹介したいと思います。


15:00から神田のとあるイベントホールで行われました。
参加者は100名以上。男女比は3:2と言ったところでしょうか。
また、文系学生が非常に多かったのが印象的です。


さて、肝心のセミナーの内容ですが、
限られた時間でSEの仕事を体験するグループワークと、
現役社員によるパネルディスカッションの二部で構成されていました。


まず、グループワークですが、5~6人程度のグループに分かれ、
架空の化粧品会社のコンタクトセンターのシステムを構築する際の問題を解決する、と言う内容です。
今回の問題は、情報系の学生にはお馴染みとも言える工程管理についての問題でした。
予算・納期・要望のバランスを考え、プロジェクトの予定を作成すると言う内容です。

まず、プロジェクトに必要な項目の取捨をしていくプロセスから行っていったのですが、
非常に印象深かったのは、文系学生と理系学生で根本的な考え方が違っていた、と言う点です。

プロジェクトの目標も考えなければならないのですが、
そこで私が考えていたのは、「厳しい予算、そして納期でどれだけ頑張れるか」と言う点。
しかし同じグループの他のメンバーの考えは、
「お客様と継続的な関係を維持する」と、ちょっと的外れでは無いのかな、と思いました。

確かに、システムを構築し、お客様と継続的な関係を維持する事は重要です。
ですが、いくら良いシステムを構築したところで、依頼元の会社とそのお客様が継続的な関係を作れるかどうかは、
我々システム構築側ではなく、依頼元の会社次第では無いかと思うのです。

本当に良い会社であれば、システムに頼ることなく、お客様と良い関係を築いていけるはずでは無いでしょうか?

…と言うことを、思ったのですが、詳しく説明していては時間が足りなくなってしまうので、
「システム作成側に対するお客さんって依頼元の会社だよね?」とお茶を濁すような感じで軽く言っておきました。

ちなみに、このプロセスの制限時間は、事例の読み取りから始めて6分でした。


続いて、プロジェクトの工程、つまり作業時間とそれに掛かるコストの予定を修正し、
その内容をプレゼンテーションする、と言うプロセスを行いました。
各種情報処理の試験ではお馴染みの問題です。ですが、問題にリアルな設定がしてあり、なかなか面白いものとなっていました。

仮に作られた工程では納期を守れないので、追加人員や協力会社を使い工程の短縮化を行ったり、
不要な工程の削除をすることでコストの削減を行ったりすると言う内容でした。
追加人員にはリアルな設定があり、人同士の相性、例えばAさんとBさんは仲が悪いので同時に居ると工程が短縮されない、
と言った問題まで設定されていました。

こちらもまた時間制限が厳しく、我々のグループは工程を修正する地点までしか終わらず、
プレゼンテーションはその場の勢いでやるような形になってしまいました。

…ですが、他のグループは工程の修正すら間に合わない状態だった、と考えるとまぁ良かったのかな、と思いました。
こちらの制限時間は30分でした。


その後、休憩を挟んで、現役社員によるパネルディスカッションとなりました。
現役社員が会場からの質問に対して答えていく、と言った感じで、様々な質問に答えてくださいました。



今回のセミナーを通して、企業が本当に重視しているのは、
技術力では無く、コミュニケーション能力なのだな、と痛感しました。
そして、情報学部を出たから有利だと言うことは無い、と言うことです。


普段ですと率先してリーダーシップを取っていく私ですが、今回はそうも行かなかった事が大きな敗因です。
またこう言ったセミナーに参加する機会があれば、積極的にやって行きたいと思います。

情報工学科 3年 Y.M

0 件のコメント:

コメントを投稿