2010年12月30日木曜日

HCGシンポジウム2010報告

情報工学科から9件の研究発表~HCGシンポジウム2010報告~

平成22年12月15日~17日の日程で,宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県宮崎市)において,電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループおよび協賛学会によるHCGシンポジウム2010が開催され,情報工学科の学生により9件の研究発表が行われました(表1参照).
ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)とは,心理学や認知科学など他分野の学会と連携し,人にやさしい情報通信システムづくりに貢献するための活動を行なっている研究組織のことであり,今回の9件の発表は,いずれも修士論文や卒業論文のための最新の研究成果をまとめた論文発表でした.
システム設計や構築において重要となる基本データの計測や分析,アルゴリズムやソフトウェアの工夫など,日々の地道な研究活動が垣間見えるプレゼンテーション内容でした.プレゼンテーションに続く質疑応答では,国内企業の研究所や大学に所属されている研究者や学生の方々から,さまざまな質問(~提案のコンセプトに関するものから具体的な手法にいたるまで~)があり,活発なディスカッションが行われていました.中には,初めての学会ということでとても緊張した応対をしながらも新人としての研究活動に対する真剣さをアピールできた発表もありました.
南国宮崎の地において,早朝の発表会場へ向かう際の大きな白い息に,真冬の到来を意識することとなった今回の学会でした.研究完成に向けたラストスパートをかける瞬間を見た気がしました.

集合写真1
集合写真2
懇親会風景
市川さん(B4)
加藤さん(B4)


篠原さん(M1)

相川さん(B4)
検討中
有賀さん(M2)
高橋さん(M1)

畑中さん(M1)



松崎さん(M1)
田中さん(B4)

HCGシンポジウム2010での研究発表を行った学生たち


表1.研究発表者と発表題目
市川 峻大判別分析手法を用いた研究室内の行動推定法の提案と評価実験
加藤 正樹生体信号インタフェースに向けたまばたきによる筋電位の評価
篠原 正幸ローマ字の空中描画動作による文字入力手法の検証
相川 直樹超音波測位システムを用いた屋内ナビゲーションに関する基本検討
有賀 千裕音読時間によるWeb記事の可読性評価
高橋 雅隆自己組織化マップを用いた顔画像による個人識別
畑中 基希RIAボタン操作における反応時間の年齢層別分析
松崎 広起プログラミングの実演を行うコードヒント機能の実装と評価
田中 穏識シンプルなインタフェースによる教材配布支援を目的としたWebシステム~教材配布管理の効率化手法の提案~


参考URL
・電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ:http://www.ieice.org/~hcg/jpn/

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