2013年5月31日金曜日

20th Anniversary i-Android Meeting



20th Anniversary i-Android Meeting(通算第20回情報工学科 i-Androidの会)のご案内です。

   日時:2013年6月5日(水)16:50より
   場所:情報学部棟7階704ゼミ室
   発表:以下の4件を予定
布施 諒・富上徹也:気圧サーバを利用した電動車いすの在階推定の基本検討
村田翔太郎:スマートフォンの音声認識・合成機能の家電操作への適用の検討
江藤 順哉:OpenCVを用いた擬似近接センサーの検討
山本富士男:NetLogoAndroidによる交通シミュレータ

今年度で3年目、今回は記念すべき第20回となりました。ご支援、ご協力いただいた教職員、学生諸君に感謝します。(今回の発表者には、ドロイド君の刻印のある7インチAndroidケースが、特別贈呈されるそうです!)


2013年5月30日木曜日

KAIT夢コン 締め切りがそろそろです


梅雨の季節を迎えました。そうです。この季節と言えば、KAIT夢コン(リンク)ですね。おかげさまで今年で3年目を迎えました。

以下、Q&A形式で。

Q)KAIT夢コンって何なの?

A)18歳以下の中学生、高校生にIT(情報技術)でできる「未来の夢」を語ってもらうコンテストです。最近はITの利用が福祉機器や農業の分野にも広まっており、高校生諸君が我々の年代になったときは、大きく世の中が変わっていると思います。その未来予想の一部をデザインしてもらう、語ってもらう、という感じにもなるかと思います。
 
Q)実施形態はどうなの?

A)まず、紙3枚以内で「あなた(がた)の夢」を書いてもらいます。それを本学情報学部の教員が書類審査を実施します。応募作品のひとつひとつに我々教員がコメントをお返しします(これは大変な仕事です。でも、書いてくれた生徒さんのイメージを思い浮かべながらコメントを書く作業は新鮮でもあります)。そして、その段階で35件程度に絞って、7/20(土)の午前に準決勝、午後に選抜された10名での決勝を行います。準決勝からは、プレゼンをしてもらう形式です。

パンフレットの表面です。今年は、シドニーオリンピック水泳のメダリストの田中雅美さん(右下の写真)が特別審査員を担当してくれます。私と出身地、○○も同じなので、お会いするのが今から楽しみです。


Q)応募者にとっていいことはあるの?

A)勉強になりますよ(笑)。単に知識の吸収というだけではなく、思考をまとめる力、人に考え・思いを伝える力、皆で応募する場合は、チーム力の向上にもなるはずです。これらは将来にわたって必要な力です。もちろん、豪華!!!賞品もあるので、いいことずくめです(大変なことを除けば・・・)。


Q)どうすれば、ネタ、アイデアが出てくるの?

A)そうですよね。そんなに簡単にネタ、アイデアが出てきたら、我々大学教員ももっといい生活をしているはずですよね。応募ガイド(リンク)を見てもらって、クラスや部活の仲間と話し合ってもらう、というのが一番でやすいと思います。


  まだ、10日以上あります。もし、悩んでいるのなら、「迷ったら、GO!!!」の気持ちで応募してください。7/20といえば、梅雨も明けていると思います。本学情報学部棟の12Fメディアホールで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。若い人ならでの「夢」を我々教職員一同大いに期待しています。

2013年5月29日水曜日

これは正道と呼んで!(交通シミュレータusing Android4)

「これを邪道とは呼ばないで!(交通シミュレータusing Android)」を書きました。今回は、「邪道」を「正道」に少し近づけました。まだまだですが、NetLogoAndroidの連係による交通シミュレータです。

PC画面の多数の車のうち、マイカー(ここでは下方の赤色の車)に対して、「次で左折」とか「次で右折」と呼びかけます。Androidをとおしてです。すると、実際、交差点で赤い車が、道路交通規制のもとで、左折したり右折したりします。課題はまだ多いですが、6月9日のオープンキャンパスでは、デモをご覧いただけると思います。以下は、そのプレ公開画像です。


ぼくのクロックス

みなさん、僕のあのクロックス、どうしたでせうね?
ええ、○○教員室から北側エレベータを通るみちで、
□□研究室の前で脱いでおいたあのクロックスですよ

みなさん、あれは好きなサンダルでしたよ。
僕はあのとき、ずいぶんくやしかつた、
だけど、いきなり片方しか置いてなかったもんだから。

みなさん、あのとき向こうから若い学生がきましたつけね。
同様にサンダルを失くしていた。

そして彼もサンダルを失くしてずいぶん困ってつてましたつけね。
けれど、彼のは見つかった。
なにしろtwitterで、エレベーターの中にサンダルが片方あると呟かれていたんですもの。

みなさん、ほんとにあのクロックスはどうなったでせう?
・・・・
片方だけのクロックス
元ネタは、小学校で習いましたよね?
「人間の証明」で、知っている人も多いかな?

追加説明: ある研究室で宴会が開かれました。そこにお呼ばれしました。何度か、トイレに行ったのですが、その何回目かでサンダルが無くなっていました。同様に、サンダルが無くなった人がいます。その人のサンダルはエレベータの中で発見されました。それは「エレベータの中にサンダルがある」というつぶやきを見つけ、捜索した結果です。僕のは未だ見つかっていません。

追記(2013-06-06):
 知らない人が多いようなので、追加説明です。この詩の元になったのは、西條八十さんの「ぼくの帽子」です。私は小学校で習いました。
 この詩を有名にしたのは、森村誠一の長編推理小説『人間の証明』の映画化(1977年)かもしれません。この映画のテーマソングをジョー山中さんが歌ったのですが、「Mama, Do you remember...」と唄い始める歌で、この詩を英訳したものです。ベストテン入りも果たしています。

2013年5月28日火曜日

松森果林先生がTV出演 ~モバイル型遠隔情報保障システムとは?~

 神奈川工科大学 非常勤講師の 松森果林先生が、先週に引き続き、テレビ出演します。過去にもテレビに出演していて、ブログで紹介しています。
今回は、以下の番組で出演します。

  2013/06/02(日) 19:30 ~ 19:45
  ろうを生きる 難聴を生きる▽モバイル型遠隔情報保障システムとは?

 番組内容は良く分からなかったので、そのまま引用させていただきます。
遠隔情報保障システムは先生の授業の音声を携帯電話で送り、通訳者が遠隔地で入力、それをインターネットで生徒が携帯の画面で見るシステム。その仕組みと課題を紹介する。

2013年5月27日月曜日

ディスプレイ全体に女性の写真

 ある学生がディスプレイの画面いっぱいに女性の顔を表示しています。そして、なにやら、スマホのカメラで撮り始めました。何をしているのかと聞くと、顔を認識するサンプルプログラムを動かしているそうです。

OpenCVを使って、目の認識をしています
写真では、女性の顔にモザイクをかけさせて頂きました。そのため、分かりづらいですが、スマホに移ったカメラには、女性の目の位置を検出した矩形が表示されています。

 なぜ、この写真にしたのかと聞くと、google画像検索で「顔」と検索したら、出てきた写真だそうです。それを知らずに、「君の嫁ですか?」と聞いてしまいました (^_^)。

 研究の成果は、6月5日に開催されるi-Androidの会で発表します。


松森果林先生のTV出演 ~補聴器の使いこなし術~


神奈川工科大学 非常勤講師の 松森果林先生がテレビ出演します。松森先生は、過去にも何度かテレビに出演しています。このブログでも紹介しています。
今回は、以下の番組で出演します。再放送もありますので、是非見てください。

  2013/05/26(金) 19:30 ~ 19:45 NHK Eテレ1東京
  2013/05/31(金) 11:45 ~ 12:00 NHK Eテレ1東京
    ろうを生きる 難聴を生きる「補聴器の使いこなし術」

神奈川工科大学 松森果林 先生 (補聴器の日)
6月6日は補聴器の日です。補聴器の日にちなんだ話題です。
 デジタルの補聴器が全体の9割を超えており、不快なハウリングや騒音などの特定の周波数の音の抑制が可能になりました。そのため、購入後の調整がすごく大事という話です。

 一般の携帯電話でも、ノイズキャンセリングが大事ですし、聞こえやすさを調整している携帯電話が増えています。これらの技術は、補聴器にも大事な技術ですよね。情報工学の技術が、社会に役立っている良い例だと思います。

2013年5月26日日曜日

これを邪道とは呼ばないで!(交通シミュレータ using Android)

6月9日(日)にオープンキャンパスがあります。高校生の皆さんに見ていただく準備をしていますが、そのひとつに(先に記事で書きましたが)「交通シミュレータ」があります。「何も無いところから作りはじめて、2車線の道路が交差し、交差点に信号を設け、そこで左折と右折を可能とする」までを体験していただければよいと思っています。

ところで、そのデモを操作するのに、Android携帯の活用を思いつきました。手元で、車の台数を変更したり、信号間隔を増減させたりします。そのために、Android携帯に市販されている「リモートデスクトップ」を入れて使います。
こんな、Androidの使い方をすると、「邪道じゃないか」と言われそうですが、この涙ぐましい努力をよしとして下さい!


2013年5月25日土曜日

研究室間の協力

 研究室の教員は「一国一城」ということで研究室を基本ユニットとした個人プレーが主と思われがちですが、それでは大きいことはできないし、また、視野も狭くなりがち、新たな刺激を受けることも乏しくなります。特に、最近は産学連携、地域貢献などがキーワードになっており、教員も連携を視野に入れた動きをすることも多いです。COCCenter Of Community)という言葉も最近耳にします。
 上記の一環という訳ではないですが、学科内での連携もあります。以前、「Android携帯で大気圧サーバ」(リンク)という記事がありましたが、そのサーバを使わせてもらって、・・・・を行うことを考えています。

 言い訳ではないですが、・・・の部分は、恥ずかしくて言えないのではなく、まだ世に未発表のため言えないということです(大げさというかエラそうで嫌なヤツですね。本ブログを発想のネタにする人は絶対いないと思いますが、念のためです)。


大気圧サーバを設計、開発、運用されておられる先生から熱心に説明を聞く学生2名。Androidはセンサ実装し、通信機能もあるので、専用センサ+通信機器で構成する方法に比べて手軽にサーバとして構築できます。よく、「やればできる」、と言いますが、まず、新たな発想が必要です。そして、それを実現するためのスキルと根気もです。「やればできる」と言う人は、よほど優秀な人か、実際には「やらない」人のように(私には)思えます。


熱心に説明を聞く富上君(左)と布施君。サンプロプログラムまでいただきました。この打ち合わせのあと、さっそく開発環境を自分のパソコンに構築していました(ように見えました)。このチャンスを大切にしてほしいと願うのみです。


とかく、世の中便利になって何でも欲しいものがあり、それをうまく使うことが優秀な人材と思われるような風潮もありますが、そのようなことは単に器用、というのでしょう(自分ができないから、そういっているのでしょう、というのは事実です。でも、誰でも年齢を重ねると“ちょっちょ”とはできなくなりますよ。私は若い時からだけど・・・)。
単に教員が開発した便利なシステム、ツールを使うということではなく、そこから自分のアイデアを盛り込み、さらに発展させ、自分がやりたいことができるように設計、実現していくのが彼らのテーマです。まずは、今日の先生の話を理解、同じことができるようになるのが直近の目標です。・・・の部分を大きい声で自信を持って言えるようになれば、卒業が見えてきます(言えないと、留年か? そのときは仕方ないね・・・)。

2013年5月24日金曜日

段階的に「交通シミュレータ」

過去にNetLogo(エージェント指向モデリングのための優れた開発環境)に関する記事をいくつか書きました。3年生のゼミで引き続きやっています。NetLogoのすばらしいところはたくさんあるのですが、ここではその一つ、「段階的に少しづつ考えながら作っていく」のに向いているなあ、と思った例題がありますので、ご紹介します。
交通シミュレータです。最初は、例題として提供されている、1車線だけの簡単な渋滞モデルですが、少しづつ現実に近いものに、拡張して行けそうです。できるだけ、3年生のみなさんに、自分のアイディアと実現方法を考えてもらいます。






2013年5月23日木曜日

課題に頑張る3年生と、フォローする大学院生

 酒屋在庫問題(酒屋倉庫問題)というソフトウェア開発法のベンチマークに使われている課題を元に、ソフトウェア工学(ソフトウェアの作り方)を勉強する授業があります。なかなかハードな課題です。
 これを書いて気付いたのですが、「ソフトウェア開発法のベンチマークに使われている課題」を演習に使うのはチャレンジングすぎる気がしました m(_ _)m。

 授業中に終わらないときは、空き時間を見つけて頑張ります。ソフトウェア実験室は、ICカード付き学生証で鍵が開きます。授業利用が無いときは、自由に使うことができます。ここで頑張っている学生さんを見つけました。

TAの黒沼くん(中央)と学生さんです

TAの屋良くん(右)と学生さんです
授業時間中は大学院生が演習を手伝ってくれます。TA(Teaching Assistant)というバイト形式になっています。学生さんから質問を受けたようで、このTAの大学院生もソフトウェア実験室にいました。
 TAの大学院生が学生さんに教えてくれていますが、これは完璧なボランティアです。素敵な大学院生にTAに担当になってもらいました。ありがとうございます。大変感謝しています。

 最近の学生さんは「バイトならするけど、ボランディアならしない」といって、大学の行事を手伝ってくれません (T_T)。もっと自分の所属する組織を愛してほしいなと思っています。

 今日は、勉強を頑張っている学生さんと後輩のために頑張っている学生さんを見れて、嬉しくなりました。繰り返しですが、TAの大学院生のみなさんありがとうございます。今度(また)一杯ごちそうします (^_^)。

2013年5月22日水曜日

新入生歓迎飲み会(ソフトウェア工房)

 ソフトウェア工房の記事3部作の3作目です。

 ・ソフトウェア工房の模様換え
 ・ACM大学対抗プログラミングコンテスト勉強会

 今日は、模様替えをして、勉強会をしました。それもこの飲み会のために行われたといっても過言ではありません。

まず乾杯します。息が揃っていて良いですね。

乾杯します

まず飲みます
1年生はまだジュースですね。

1年生はジュースです

ウィンナーを焼いてます。肉はまだ少しです

肉が焼け始めました

焼く人と食べる人に自然に分かれました

焼いています

みんなで食べます

仲良くなれたんじゃないかな、と思います。



2013年5月21日火曜日

履修管理システム開発プロジェクト

ソフトウェア工房所属の倉地です。

今年度のはじめに、ついに「履修管理システム」が正式に稼働し、情報学部の200人以上の生徒に利用して頂き、プロジェクトのメンバーも5人に増えました!

そこで、利用状況や生徒の意見が気になり、アンケートをとったところ、
  • 必修科目の自動選択があまり使われていなかった。
  • 卒業要件が見づらかった。←これに関しては履修要綱のものをほぼそのまま利用したのでしょうがない!
というような意見がありました。

さらに、自由記述の欄に「授業の評価や情報を投稿できるフォーム」みたいなものを追加して欲しいという意見が多くありました。
これらについてはこれから検討していこうと思っています。

520日の全体ミーティングの様子
このプロジェクトは、ソフトウェア工房で毎週月曜と水曜に活動しているので、意見のある方はぜひ来てください。

ACM大学対抗プログラミングコンテスト勉強会

 「ソフトウェア工房の模様替え」の記事にありましたように、この日は、模様替えのために人がたくさん集まっています。たくさん集まっているので、勉強会も開いています。
 もう何回か行われているACM大学対抗プログラミングコンテスト勉強会の模様です。大会形式で、4問解きます。みんな頑張って、解いています。
勉強会です。大会形式で行われています。
解き終わった後は、猪狩先輩による結果発表と解説です。

結果発表と解説です。
去年は惜しくも1位差でアジア予選通過を逃しました。今年こそはぜひ突破してほしいものです。


◯◯歳の献血

大学のキャンパスでは、さまざまなイベントがありますが、学内に献血車が来て、献血者を募集することがあります。

「愛」の献血車
献血といえば「はたちの献血」というキャンペーンがありますが、何も献血を行うのは「はたち(二十歳)」に限ったものではありません。情報工学科の某先生は、率先して献血にチャレンジしておられます。

献血の受付に並ぶ某先生
見習いたいものですね。次回の献血の予定(6月?)は、学内のポスターを御覧下さい。
また、献血基準はこちらのリンク先を御覧下さい。また、献血をご遠慮いただく場合もあるようです。

Trend Micro社主宰のビックデータコンテスト

杉村博先生から、トレンドマイクロ社主催のコンテストを紹介していただきました。

  2013 Trend Micro Big Data Innovation Programming Contest

  http://www.trendmicro.co.jp/contest2013/


ビッグデータ解析の学生コンテストらしいです。ビックデータに興味のある学生さんは、参加を検討してみてください。


 杉村先生のことを知りたい人は、過去のブログ記事を見てください(Googleカスタム検索で「杉村」を検索)。

 (検索結果を一部紹介します)

怪しげなもの?が情報学部棟エレベータ内に

昨日(5月20日)情報学部棟エレベータの中に、怪しげな革袋がぶら下げてあるのを見た人がいると思います。決して危ないものではありません!管財課から設置許可も戴いていますので、ご安心下さい!


中身は、下図のスマートフォン(Android Galaxy Nexsus)が1台入っているだけでした。
何をやろうとしているのか?図をご覧いただければお分かりですね!


【今回分かったこと】
(1)エレベータの中のスマートフォンと私の部屋との間で3G通信ができる。(少なくともdocomoのsimカードでは)
(2)4台あるうちの、特定のエレベータに乗りたくてもなかなかできない!そのため上記スマートフォンを回収するのに時間がかかった!
(3)これが最も重要かも?1限の授業開始は9:30です。間に合うのかな。もう少し早く来た方がいいじゃないのか。というようなデータも把握出来るかも知れない....

2013年5月20日月曜日

ソフトウェア工房の模様換え


 今年は、1年生から3年生まで、ソフトウェア工房に多くの新入が入りました。そのため、ソフトウェア工房が手狭になりました。そこで、模様替えをして、作業スペースを確保します。
古いレイアウトです
 本棚を1個減らします。本棚を減らすためには、まず壁から剥がさないといけません。なかなかの機動力です。
壁に固定された本棚を、壁から離します

本棚の一部を切り離します
 ソフトウェア工房で使うPCを選んでいます。ソフトウェア工房で買うPC(機材)は、普通では買えないものになるように頑張って、活動してくれるとうれしいです。
ソフトウェア工房で使うPCを選んでいます

 がんばって活躍してください。活躍の模様はこのブログで紹介してもらうことにしましょう。
新しいレイアウトで活動している模様です

2013年5月18日土曜日

研究会で発表してきました

 51617日の二日間にわたって、熊本大学にて電子情報通信学会の知的環境とセンサネットワーク(ASN : Ambient intelligence and Sensor Network)研究会が開催されました。修士1年の菅谷隆浩君がポスターセッションで発表してきました。ポスターセッションでは、27件の発表がありました。ほとんどが全国からの大学の修士課程の学生のようです。

彼は、去年の12月にも熊本に行っており(リンク)、モチベーションはイマイチ高まらなかったと思いますが、研究成果をタイムリーに発表していくことは旅行!!!すること以上に重要です。

 今回の発表では、本テーマで一緒に研究を進めている他学科の先生が同行してくれました。そのため?、真面目な写真しかありません。でも16日朝に行って17日夜帰ってきたので、当然ですね。

パネルの前に立つ菅谷君。既に何回も(本当です)発表していますが、パネルは始めてです。発表タイトルは「カメラによるカラー手袋を装着した手指形状認識」です。明るさが変化する一般的な環境下でも手指の形を正しく認識する技術に関する研究です。将来的には、手話認識にも適用できるかも知れません???


指定時間の1時間半にわたって、人の跡切れがなく聴衆がきたそうです。この時期、学部生の参加はないはずなので、来た人は全て彼よりも学年が上の人たちだと思います。その中で、びっしり質疑応答を行ったことは、いい訓練にもなったに違いありません。


■彼の感想等
ポスター形式の発表は初めてで最初は不安でしたが、思っていたより多くの方に来ていただくことができました。(発表当日は、用意したデモ動画をホテルに忘れるというハプニングが有りましたが、なんとか口頭で乗り切ることができました.)研究の優位性や実際の利用シーンなどについての質疑やコメントが多く、自分の研究に対する外部の人の意見を頂く貴重な時間となりました。懇親会では他大学の先生や学生からお話を聞く機会があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。

補注:( )内の文言は、私のコメントに対して追記した部分です。ちなみに、私のコメントは、「テンプレートみたいな感想で面白くないな。笑わせる感想を書いてほしい。」です。


 デモ動画を見せられなかったのは残念ですが、かえって説明をきちんとやれたかも知れません(外国でのパネル発表では、デモ動画は有効な武器となりますが)。外部発表は一つの目標になるとともに、マイルストーンにもなります。このようなことを積み重ねていく中で、自分が気づかないうちに大きく成長していくことになると思います。彼には、研究室運営や後輩の指導もお願いしています。今後ますます忙しくなる中で、着実に成果を出していくことを期待しています。