会場がある街、Oxfordに到着したのは、発表前日9日(火)の夜。結構、疲れが見えますね。
会場であるST . ANTONY’S COLLEGEの前で。ちなみに、OXFORD大学(University of Oxford)と呼ばれる大学はなく、このST . ANTONY’S
COLLEGEなど40程度の大学を総称して、そのように言っているようです。多くの大学が隣接しており、当然ながら大きな看板みたいなものはないので、たどり着くときはちょっとトラブりました。
昼食休憩時に、大学の中を散策しました。写真の建物は何なのか不明ですが、とにかく由緒のありそうな建物群に囲まれていました。歴史の深さを感じずにはいられませんでした。
彼の論文の発表タイトルは、「Accurate Indoor Positioning System using Near-Ultrasonic Sound from
a Smartphone」です。以前、食堂で実験して発表したものの発展版です(リンク)。
さて、いよいよ発表です。発表中の村田君。カメラで説明中のOHPを撮影している人もいますね。興味を持っていただいているようです。これまで超音波送信機という特別な機器を用いていたものをスマートフォンからの発生音で実現するもので、その副作用のために新たに発生する問題を解決し、確認評価した結果を発表しています。
とにかく、初めての国際学会ということで緊張したとのことです。私からは、「学会発表で死んだ人は見たことがない。卒倒した人もいない。失禁した人もいない。」とエンカレッジしました。
最後尾から撮影したものです。30名ほどの聴講者がいました。同時並行して別のセッションも開催されています。十分な集客?です。ホットな研究領域であることが確認されます(大いなる自己満足)。
アップ写真です。原稿を見たり、OHPを見たりしながら発表しました。落ち着いて発表していました。原稿を読む場合は、どうしても早口、間がなくなるものですが(その場合は、間抜け、と言われます)、そのようなことはありませんでした。合格点を付与できます。
その日の終了後は翌日のバンケットが行われる会場の場所確認を兼ねて、市の中心街へ散策。サマータイムなので、この時期でも8時くらいまでは明るいです。観光者にとっては、非常に嬉しいですね。
ほっとした表情の村田君。この発表までには、英語の問題を含め(入国審査もでしたね)、非常に多くのことがあったと思います。それを克服して、このような発表まで行ったことは、必ず自分の成長につながっているはずです(そう信じないとやれないことも事実)。
ということで、決して大本営発表ではない発表報告です。研究室の成果は、学生と教員の共同作業の賜物である、というのはほとんどの教員の思いだと思います。頑張る学生、努力する学生がいればこそ、教員も刺激を受けるとともに、義務感?によって「どげんかせんといかん!!!」となって、このような仕儀に相成るのです。
付録
例によって、学会恒例のバンケットの一コマ(というわけではないですが、この学会は比較的小規模な学会であることもあり、着席形式でバンケットが開催されます)。主催者側が、そのエリアのもっともよい場所に案内してくれるのが通常です。“おもてなし”は日本の専売特許というわけではありません。
大失敗がありました。メニューからRoasted BeeXXとXXXX Chikenの選択があったのですが、何気なくRoasted BeeXXを選択しました。BeeXXは、Beefではなく、よく見るとBeetsでした。俺のビーフの皿がこないな、っていうようなつぶやきに、隣の方が「今食べているのがそれだよ。ベジタリアン向きの料理です。」と親切?に教えてくれました。顔は笑っていましたが、目には同情の雰囲気がありました。まぁ、かえって盛り上がったからいいか。受けを狙ったわけではないけど。
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