2015年3月4日水曜日

ASEAN諸国への調査研修 -ベトナム編-

 グローバル化、ということで外国の人たちと仕事をしていくことは今後も広がっていくことに間違いはありません。ITの世界でもオフショア開発(リンク)と言って、比較的人件費の安い海外の会社にシステム開発やソフトウェア開発の一部をお願いする形態があります。もちろん、単なる“丸投げ”では信頼性や品質の高いものは開発することはできません。私はこの分野の専門家ではないですが、重要なことの一つに、相手先との円滑なコミュニケーションをとること、先方の考えかたや文化を知ることがあると思います。時代はまさに、外国人とともに働ける人材、海外で働ける人材を育成していくことがこれまで以上に求められつつあります。
 

 そこで、今回は日本の企業の現地支社や合弁企業である現地の会社を訪問し、そこでの情報交換、社員やインターン研修の状況の調査、また大学では互いの教育研究に対する共同シンポジウムの開催を目的に、ベトナム、ミャンマーを1週間のスケジュールで、訪問することにしました。メンバーは、調査団団長である松本先生と小生の教員2名、学生(院生2名、学部生1名)とアレンジしてくださったコンサルティング・IT企業の方2名です。


ホーチミンの空港に着いたところ。羽田25:30発の予定がトラブルにより、27:40になりました。食券が航空会社より配られましたが、・・・。
 
 

空港からのタクシーの中からの一こま。バイクの数が物凄いです。子ども2名と夫婦で4人で乗っているのもありました。逞しいというか、・・・。とても日本では考えられません。


まずは、昼食休憩。生野菜を食べない、ということに力点を置いてメニューを選択しました。実際は、そんなに神経質にならなくてもよいようですが、何かあったら大変ですね。見捨てて移動する、ということはないとは思いますが・・・


今日の訪問先は、Transcosmos Technologic Arts社。トランスコスモスとの合弁企業です。そこでの意見交換の一こま。英語で情報をやりとりました。学生の前で小生が英語を話すのは、学生に自信をつけさせるため?とも言えます。でも、できそうに思えることと、出来ることの違いを認識してね。


最後は先方のCEOを交えて記念撮影。ホーチミン到着は遅れたものの、その後の休憩時間をつぶして何とか予定通りスケジュールを確保しました。



CEOご推薦の店とメニューを堪能しました。SEA FOODレストランでした。出汁が非常にきいている鍋や生春巻きみたいなもの、ご覧のシュリンプカクテル?のようなものなど、“確かに旨い”ということで堪能しました。


CEOを囲んで。この写真はCEOのパートナーの方が撮ってくれました。パートナーの方は、“とび(飛び)職”と自分の職業を言っていました。要するにCA(キャビンアテンダント)。話題も豊富で、さすがに心配り、お気遣い、おもてなしのセンスは抜群でした(ちなみにCEO、彼女とも日本語ぺらぺらでした)。彼女の存在で大きく場の雰囲気が変わりました。こういうのを本当のホステス、というのでしょうか?

 

さて、翌日は・・・


出張先では、時間を無駄に出来ません。と、いうことで、早朝にみやげ物購入とプレゼン練習を兼ねてスタバ(彼が言うには、ベトナム1号店とのこと)に行きました。練習中の村田君。この時期は乾季なので、真夏の日本より爽やかです。


先方に伺う前に腹ごしらえを。団長の松本先生は、朝食のバイキングを堪能した、ということで、ここでは食べられませんでした。

 
今日の訪問先は、FPT Software社。我々と行うセミナーの案内の看板の前で。ホーチミン郊外にあるTechnical Parkの一角にあります。社内を案内していただきました。新築であることもあり、非常に綺麗、洗練されたオフィスでした。この会社はアウトソーシング業務を中心とするベトナム最大のソフトウェア開発会社で、最大の相手国は日本です。


訪問先の担当者と名刺交換をする学生諸君。だんだん物怖じしないで、簡単な挨拶英語は出てくるようになっています(詳細はチェックはしていません)。


会社の入り口にあった標識?FPT社は教育機関ももっています。BrSEはブリッジSEの略です。その詳細はリンク先(リンク)をご確認ください。


「日本向けオフショア開発で役立つ異文化コミュニケーション」というテーマで、今回の出張の支援をお願いしているコンサルティング会社の幸地さんから講義があり、その後質疑応答、意見交換などが行われました。これは、その終了後の記念写真。私もいろいろなことを学ぶことができました。彼ら/彼女たちの日本語のレベルに驚きました。世界は必死で努力しているようです。


ホーチミンでの最後の晩餐。結構、個性的なメニューで、食べるのが困難なものがありました。その土地の特徴的な料理を食べる、というのが旅行先の醍醐味の一つと思われますが、そうそう理想的にはいかないものです。


ここまでは、体調を崩す人もおらず、無事目標を達することが出来ました。成長著しいベトナムの姿を見るにつけ、私が子どものころのイメージと大きく変化していることを実感しました。また、街の中の人々の活気、明るさは、日本国内では全く感じることができないものでした。家族4人(夫婦+子ども2名)が4人乗りで小さなバイクに楽しく乗っている姿は印象的でした。小さな幸せの象徴のようでもありました。某団長から「アオサイを着ている人がいないじゃないか!!!」というご不満?の声がありましたが、一同、貴重な経験、情報を得るとともに、学生諸君にとって異文化コミュニケーションは、今後のステップアップにつながる貴重な体験になったと思います。明日は、7時フロント集合でミャンマーに向かいます。別途、ミャンマー編として報告します。

 

 

 

 
 

 

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