静的な手指の形状認識による指文字の翻訳からスタートした卒業研究が、昨年から動きを主体とする実際の手話認識へと検討が進みました(学生の努力に乾杯!!!)。その中で、手話学習者向け手話・動画辞典アプリSmartDeaf(リンク)を開発・販売しているケイ・シー・シーさん(リンク)と知り合いになることができました。何かを継続してやっていくことで、見えてくるもの、機会を得ることができるというのは事実です(まだ、数年しかやっていないのに大げさ)。関連記事も最近書きました(リンク)。
会場正面の前で。都営浅草線 三田駅の出口からすぐの場所でした。私の通勤というか通学よりもはるかに短時間で到達できました。
展示、デモされていたケイ・シー・シーさんの方々とブースを訪問した工藤君と小生。企画部長が撮影してくださいました。他にも通信キャリアやNECさんも出展していました。
屋台?模擬店?(何て言うべきか分かりません)もありました。昼時でしたので、当然ですね。多くのものがありました。
最後は手話に関する書籍を購入して帰路につきました。多くの書籍があり、何かに絞ることができないと購入も難しいです。手話認識の検討を他学科の先生と協力して進めていますが、単語数は当然ながら、あまりにも深いものがあります。手話は動きの集合体というのではなく、まさしく一つの言語体系なのだと感じます。英語が苦手(というよりも勉強してこなかった)某君が長文英語の前で茫然自失状態???の如く(失礼!!!)、私も手話動画の前に佇むだけのときがあります。
その中で何かに絞って、例え小さな領域でも今までできなかったことを出来るようにしていくことが我々のミッションなのだと考えています。難攻不落の投手の攻略のためには、まずは、狙い球を絞る、打てそうな球を探す、ということかと思いますが、まさにそのようなことを地道にやっていこうと考えています。要するに、研究の最先端での王道を目指すというやり方ではなく(これは一部の最上位大学のミッションですね)、世の中のある分野の裾野を広げていくことに寄与していく(結果としてそれが先端に近づければ、あるいは、役に立つことできれば幸い)、ということも大学のミッションの一つと思われます。今後の進捗がどうなるのかは、当事者の私も全く見えません。研究計画っちゅうものが、あんたにはないの? という正しい発言はご容赦ください。
日本だけでなく世界でもそうですが
返信削除障害者に対する生活支援はまだまだ、乏しいものです。
手話や点字などといったものは障害者を持たない人にとっては
とても分かりづらいもので
確かに、手話でも点字でも覚えて訓練すればできるのかもしれませんが
実践にもっていくまでが大変です。
誰もがそういった訓練を必要とせず障害者と会話できるようになれるといいですね。
コメントありがとうございます。
返信削除確かに人間でも難しいものをコンピュータで行うことは、尋常ではない難しさです。
コンピュータはあくまで、人間の指令したとおりのことをやるだけで、繰り返し的なことを高速に行うことが得意であるに過ぎません。手話のような複雑なものを解釈することは、まだまだです。
少しでもこの分野に寄与していくことを目標に、学生諸君とやっていきます。