2015年3月31日火曜日

桜と雑感

  桜の季節になった、というか今や早くも満開どころか、過去のものになりつつあります。このスピード感は何なのでしょうか? 昔の桜は、もっとゆっくりしていたような気がします。これは、明らかに自分の体内時計?が早く回るようになっているためと思われます。確かに馬齢を重ねると1日の重みがどんどん軽くなっていきますね。逆に言うと、若い人の1日の重みは大きく、その日の過ごし方次第で人生を大きく変えていきますね(大げさ)。「男子、三日会わずば、刮目して会うべし」などという格言?がありますが、大いに頷けます。もっとも、私にはそのような緊張感はもう(最初から?)ないです。

去年のものは、こちらこちら
おととしのものは、こちらこちら
2011年のものは、こちら

 今年のものは、どうなのかな?ということで、今年も本学が誇る桜を勤務時間中にもかかわらず(自主的休憩時間です)見てきました。

 

KAIT工房と桜。この工房の上に出る月が美しい、なんて記事もありましたね。


これが桜並木。桜の木々は大きいです。それがこの大学の歴史(50年以上)を間接的に示しています。人間の寿命は樹木のそれに比べて・・・。屋久杉はすごいですね。


桜と球場。キャンパス横に球場があるのも本学の特徴ですね。この球場は、当然一般学生も使えます。ソフトボールのレクなどで使っています。横浜スタジアムと同じ人工芝です。私もここで後頭部を強打したことがありますが、芝のクッションのおかげで無事でした。


とある教室(4F)の窓から。かつて、新入生のクラス決めのための試験の時に、監督しながらこの桜を眺めていたことを思い出します。まだ、私も今よりもかなり若かったです。風景は変わりません。


 明日から新年度です。春休み(そのようなものは、基本的に研究室にはありませんが)も終了し、いよいよ(皆さん(私を除く)が待ち望んだ)授業が始まります。桜は卒業式、入学式と密接につながって、日本人の心にしっかりと根付いていることを感じます。しかし、このグローバル化の時代、4月に入学式を行っているのは、日本くらいと聞いたような気がします。日本が世界で有数、アジアの中で圧倒的な地位を占めていた時代では、日本独自スタイルで何の不都合はなかったですが、10年後、20年後の入学式や学期制などはどのようなことになっているのでしょうか? そのようなことはおろか、自分のこの世での在否すら分かりませんが、少なくとも若い人たちが希望に満ちた社会であってほしい、という思いだけは確かです。

 

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