学会といえば、海外や北海道など遠方が多いという印象があります。しかし、実際に開催されているのは関東地方が一番多いです。大学の数も多いですし、利便性を考えると当然のことでしょうか。 今回は、情報処理学会MBL研究会が主催するWiP合宿とソフトウェアアプリケーションコンテストに参加してきました。
WIP-1. スマートフォンを利用した二輪車による道路維持手法の提案
○高橋夏海,松山聖路,柿澤浩仁,清原良三(神奈川工科大学)
WIP-2. ユーザのコンテキストを利用した車載情報端末の検討
○松山聖路,山辺教智,清原良三(神奈川工科大学)
コンテスト. Hakariya 賢秤(HKKL806):
本多 宏至, 笠原 誠人, 小松 淳, 李 書(神奈川工科大学)
WIPとは、Work in Progress のことで、現在進行中の研究の途中経過を発表するものです。従って、まだ結論もわからなかったり、方向性があってるかもわからないような内容を発表します。卒研の中間発表やM1の中間発表をするのと同じです。 学内のそういった発表と違い、専門により近い先生から様々な意見がもらえること、企業などの意見がもらえることなどが違ってきます。
会場は、横浜市の
上郷森の家というところでした。なかなかの良いせつびです。
これは大船駅の近くの写真ですが、この後ろにバスターミナルがあります。このようなところから神奈中バスで25分ぐらいのところにあります。
早めについた研究会のメンバーがロビーで会議室があくのを待っています。みなさん端末や携帯電話を見ていますが、本学の学生との違いは、ゲームではなく仕事をしていることでしょうか。
さて、発表です。
練習では発表時間15分よりかなり短かったのですが、本番ではなんとかなりました。声もなんとか聞こえる大きさで発表できました。
練習では逆に長すぎたのですが、本番ではなんとか時間内におさまりました。
このように、15分のプレゼンと5分のディスカッションと通常の発表となんらかわらないのです。変わるのはこの発表のあとです。
発表後は一人あたり50分ぐらいを使って、参加メンバー全員でディスカッションです。特に学生が困っていることや悩んでいる点を中心に発散させる方向で議論していきます。先生方の多く持っている知識や経験、ノウハウなどに学生は驚いたことでしょう。時に、脱線してしまいます。 このディスカッションの後、夕食を食べました。
こんな広い部屋で4人です。女子は一人です。ここに場所を移動してまとめです。 今度は学生の意見を研究会向けに少し述べてもらってお開きでした。
このようなWiPセッションは厳しい面もありますが、先生方はみなさんWiPであることを理解していますので、研究として成り立たせるための助言が多かったと思います。いろいろ言われたことは今後の方向に役立ててほしいと思います。
翌日は、一般セッションとソフトウェアアプリケーションコンテストです。
一般セッションとWipのレベル差を学生は痛感したことと思います。質問の指摘もレベルが違ってきます。上記会場をコンテスト用にみんなでレイアウト変更です。
本学からは1件のみです。緊張なく笑顔で準備中
同じ研究会のコンテストに参加してくれました。5分のミニプレゼンと、デモがあります。教育用のプログラミング関係のデモが最優秀でした。 発表もしっかりしていて、なぜ簡単なプログラミングでも学べないのかを分析した上で、スマホ上で簡単にプログラミングでき、ロボットを操作できるというものです。
PILEという名前です。にも興味深いアプリが多数ありました。 ぜひ、みなさん次回も参加して欲しいものです。 今回、彼はアイデア賞でした。 おめでとうございます。
みなさんもWiP発表してみませんか? 意見をもええるのはありがたいことです。また、アプリコンテスト来年もやると思います。ぜひ、参加してみましょう。 彼には賞金がいってるはずだなぁ。