これまでは、発表報告を最初に、その後に番外編を持ってきていましたが、今回は実際の時系列を重視し、最初に番外編を持ってきます。
今回は、修士課程2年の須永光君が国際学会で発表するためにオランダ アムステルダムにやってきましたので、その報告をします。今回のネタは番外編、要するに学会発表以外の部分(時差ぼけ解消の取り組み)の報告です。発表部分は正式報告として別出しにします。
他の外国出張と同様、現地着は夜。今回は、空港から電車、トラムと乗り継いで何とか到着。一人の場合は、タクシーを使うことも多いですが、ここは経験を・・・、ということで。夜は方角が分からないし、慣れない土地で大変。飛行機の到着も遅れ、ぐったり。須永君は服をきたまま寝たとのこと。
疲れたなどと言ってはいられません。到着翌日は時差調整日であることを利用して、社会見学に行きます。8:30ロビー集合でした。写真のようにアムステルダムは運河で巡らされています。自転車が多く、そのための専用道路もあります。歩行者は車だけではなく、トラムという路面電車、自転車に注意が必要です。慣れていない我々は自転車道を歩行したり・・・大変でした。
運河沿いにあるFlower Market。時期が時期だけに、球根がほとんどでしたそれもでっかい球根。春は花がいっぱいになり、それは華やかなようです。実際、アムステルダムの名所のひとつです。
ダム広場の横にある王宮。あのナポレオンの弟が支配していたとのこと(ガイドブックからの不明瞭な記憶につき・・・)。訪れたときは朝早かったため、まだ人出も少なかったです(真ん中、下が彼です)。
こちらはそのダム広場。塔のようなものが目印で、ここがアムステルダムの中心と言われています。
彼の後ろはアムステルダム中央駅。東京駅はここをモデルにしたと聞いたことがあります。我々の宿泊したホテルからはよく道を知った人が真面目に歩くと1時間くらいと思われます。駅の前に上半分が見えているのはトラムと呼ばれる路面電車です。これが市内の至る所を走っており、アムステルダムの主要な交通インフラでになっているようです。
これは、旧教会と呼ばれる建物です(この建物だったと思います)。この近くに俗世界なところがあります。学生の興味と知見を広げる助けとして、私も(仕方なく(ここが重要、筆者の言いたいところ))一緒に行きました。付き合いも大変です。
昼近くになって天気がよくなりました。このときは、真冬の東京より、ちょっと暖かいくらいと思うのですが、夏はさぞかし気持ちいい環境と思います。
これは、オランダ国立美術館前です。Rijksmuseumと書かれていますが、読めません。ライクスだと思うのですが・・・。ここの看板は、レンブラントの「夜警」とフェルメールの「牛乳を注ぐ女」です。前者は大きな絵、後者は小さな絵です。私は後者の静謐なたたずまいにしばし身辺の喧騒を忘れました。彼もこの絵の前でかなり長い時間を費やしていました。
絵が描かれた時代背景や画家の人生を知っていれば、もっと深く絵画を鑑賞できるのに・・・といつも思うのですが、事前学習はやっていません。駄目ですね。
アンネフランクの家にいくことも考えましたが、入場料も馬鹿にならないので、公園に行きました。ファンデルパークという大きな公園でした。カフェで寛ぎました。現地の人は寒さにもめげず、外で飲食します。写真のビールは私のオーダー品です。彼は昼間から飲むことに抵抗を感じてエスプレッソでした。まぁ、いいじゃないの。
公園の中の一風景。彼の横にあひるのように見えるのはオオハクチョウです。このとき、彼との距離は約2mでした。大きな鷺と犬がすぐ近くに一緒にいたり、すべてが穏やかに流れているのでしょうか?この都会の中で。
夜の街に繰り出す須永君。刺激的な一日であったという思いが残れば、私としては嬉しいです。
ということで、延べ時間にすると8時間以上、歩き回ったと思います。これが疲労になり、夜よく眠れる=時差ぼけが解消されるのです。単に遊びではなく、時差ぼけ解消のために(ここが重要)、いろいろ歩き回っているのです。この成果は、必ずや学会発表に結びつくものと思います(私が発表するんじゃないから、何とでも言えます)。これから3日間にわたって学会が開催されますが、彼の発表の様子は別途報告します。