2014年1月26日日曜日

卒論提出後の一日(実験実施とOB来訪)

 昨日24日は卒論提出日でした。
 それは卒業する4年生にとっては大学生活のクライマックスと言えますが、教員や修士の学生、これから修士課程に進学しようとする学生にとっては、これで今年度が終わり、というわけではありません。

院生や大学教員は、(比較的)時間がたっぷりあって時間を自由に使えるのでは?と思われている方も多いと思いますが(私が企業に勤務していたときは、そのように思っていました)、授業や会議、その他で意外とまとまった時間がとれないものです。

そこで比較的時間を要する実験などは、休日に実施することも多いです。今回はその状況をまず、報告したいと思います。

 システム開発では、多くの要素技術の統合が必要となります。一研究室で、全てを完成することは難しいです。そこで、一部の試作(今回は増幅回路)は外部の方にお願いしています。今日、その会社の方に来ていただいて、当方のスマートフォンが出す非可聴音に対する回路調整、試作の回路と当方のソフトとの結合試験を行いました。


実験系の設定の準備をするM1屋良君と4年生の村田君。地道な設定は重要です。


測定系の準備をする村田君。情報と言ってもソフトだけではモノ、システムは成立しません。多くのことを学び、吸収してほしいと切に願うものであります。

今回の実験を一緒に行った外部の方です。回路の変更(右)中です。左の方は、回路技術を専門とし、多くの経験をお持ちの方です。そのような方々との協同作業を通して、指導教員からだけではなく、多くのことを学んでほしいです。結合試験時のトラブルの問題の切り分けは、技術者にとって醍醐味でもあると思います。多くの機会を学生に与えることが、教員の責務でもあります。


何とか実験目的を完了しつつあるころ・・・

4時過ぎごろでしょうか?昨年大学院を修了した篠原君(H23年度情報工学専攻 総代)がやってきました。部活動の後輩でもある村田君に、卒論締め切り間際にもかかわらず、事前に宿題(****を設定、準備しておくようにという)を申し渡していたようです。遠慮なく言う態度は昔と変わっていません。

 彼に文句を言っているわけではありません。むしろ、私からもお礼を言いたいです。視野を広げるためにも外からの刺激が必要です。

暗くなったので、研究室に来ていた学生と篠原君が在学中お世話になった隣の研究室の先生を誘って(謝意を示すためというよりも、差し入れを期待してだな)、鉄板を囲みました。

自ら調理をする筆者。男子厨房に入らず、という言葉がありますが、もう死語になるのでしょうか?構図はいまいちですが、撮影者の菅谷君(たぶん)に配慮?して。機敏に動くことは、若いときは特に重要です。

篠原君:さっきの実験、何なんですか?
私:○○のFeasibility(実現性という意味)確認なんだ。
篠原君:2年前くらいに言っていたやつですね(今頃やってんの?という意味をこめて)。

 相変わらず、失敬な男ですが、事実は事実なので・・・(言うのと実際にやるのとの違いの大きさは彼は十分認識しているはず)。その他、遠慮のない発言多数につき、省略。


筆者に代わって、取り仕切るM1菅谷君(バイトはしていない、○○も(当然)いない、ということで(私の学生時代と同じ)、必ず土曜日は研究室にいます)。買出しも彼と4年生の法月君が担当してくれました(「こっちの準備はできている、今何やってんの?早く帰って来い」、と買い物中、催促までされました)

相も変わらぬ風景。しかし、この研究室に女子学生が加わるとどうなるのでしょうか?その日が早く来てほしいような、微妙な気持ちです。

 お約束どおり、実験では小さなトラブルが2つほどありましたが、何とか克服し、目標を達成しました。また、久しぶりに卒業生の篠原君が来て、よい一日になりました。
 卒業生には研究室を利用せよ、と言っています。ちょっと試したいものなど、一緒に試していきたいと思います。研究室の新たなテーマにもなります。

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