2014年7月2日水曜日

HCI2014出張報告(学生視点編)

 昨日、出張先から帰国したM2菅谷君に出張報告を寄稿してもらいました。青字は私の注です。
++++++++++++++++++++++

情報工学専攻2年の菅谷です。すでに何度も報告されていますが、6/24から6/30までギリシャのクレタ島で行われたHCI2014に参加してきました。

現地に到着したのは24日(火)の22:00頃でした。ホテルまではタクシーで向かいましたが、空は暗く、街灯の本数や色が日本と異なるため、若干恐怖を感じました。25日(水)は登録と聴講を行いました。また、発表を翌日に控えて緊張していたため、外に出てクレタの空気を吸おうと思いましたが、暑さには勝てず結局涼しい会場内で聴講を行っていました。

翌日26日(木)10:30からのセッションで発表を行いました。発表に関しては、現地に着いてからも発表練習を行っていたため、落ち着いてできたと思います。ただ、質疑応答では、指導教員の先生に助けてもらったり、質問に対する対策を立てていたにも関わらずうまく答えられなかったりと、自分自身が情けないと感じました。また同時に、同じセッションで発表していた筑波大学の学生が英語の質疑応答を高い質でこなしていたのをみて悔しい思いもしました。これまで英語をさぼってきたツケが回ってきた感じです。さらに追い打ちをかけるように、日本に帰ってきたら郵便ポストに先日受けたTOEICの結果が入っていました。結果はお察しください。

発表後の27日(金)は学会主催のツアーでサントリーニ島に行ってきました。こちらはすでに報告されているので写真は割愛させていただきます。サントリーニ島は結婚式の会場としても有名らしく、将来くるかもしれないのでしっかりと偵察しておきました。

28日(土)はクレタを発つ前に、海岸沿いを先生と一緒に走りました。普段は厚木市内を走っているので、広大な海を眺めながらのランニングはいつもとは違った感覚を味わうことができました。体力的には自分と先生共にまだまだ余力があったのですが、飛行機の出発時刻まで時間がなかったため、仕方なく1時間で切り上げました。GPS時計では7.5kmと表示されていました(正確には、時間1時間1分3秒、距離7.66km、平均速度7.6km/h。立ち止まって景色を見ながらなので、遅かったです。海岸に出るまでの1kmは、6分20秒でした。)
 

日本に帰る前にパリに一泊しました。こっちのほうが安くなるそうです(航空運賃が10万円以上安くなります)。遊ぶためではありません。せっかくなので社会見学してきました。

パリに着いたのは夕方でした。当初の予定ではそのまま夜の街(具体的な場所は伏せます)に繰り出すつもりでしたが、午前中走った疲れと雨だったこともあり断念しました。しかし次の日、目的地まで数十分で着くことと、思ったより日が長い(21:30頃まで明るい)ことを知りやっぱり行けばよかったと少し後悔しました。


最終日は夜のフライトが21時だったのでそれまでパリの街を歩きました。最初に地下鉄に乗って凱旋門まで行き、シャンゼリゼ大通りを歩いてルーブル美術館に向かいました。パリは綺麗なイメージがありましたが、電車の中や道端にはゴミが多く落ちており、現実を知ったと同時に日本がいかに綺麗かを再認識しました。


ルーブル美術館ではミロのヴィーナスやモナリザなど教科書に出てくるような有名な作品を直に見ることができました。写真はモナリザが飾られているフロアです。人が多く、じっくり鑑賞することはできませんでした。最も、絵心のない私にとっては「モナリザを見た」という事実が重要なのです。


 
ルーブル美術館で2時間ほど過ごした後、ノートルダム大聖堂に行きました。教会は静かな場所というイメージがあったので、人が多くざわざわしていたのが残念だったです。有名な教会なので仕方ありません。


エッフェル塔です。時間の関係上中に入ることはできませんでしたが、真下まで行き、エッフェル塔を間近で見ることができました。エッフェル塔前の広場の雰囲気が日本では見たことがなかったので感慨深かったです。
 
再度凱旋門に到着しました。なるべく、歩くことで街の雰囲気をつかむようにしました。


最後は帰りの飛行機まで少し時間があったため、前日に行く予定だったモンマルトルに寄ってから帰りました。

今回の学会では努力が報われたと同時に自分の未熟さ(特に英語力)を実感する旅でした。昨年も同じことを言っていた気がします。成長していません。今年10月にもう一度TOEICを受験しようと考えているのでそれに向けて努力します。中学、高校時代にしっかり勉強しておけばよかったと後悔しています。さらに、日本とは違う文化に触れ、多くのことを学ぶことができました。この機会を与えてくださった府立大の佐賀先生やご指導くださった○○先生(私のこと)、西村先生には感謝の気持ちでいっぱいです。卒業まであと約半年ですが、研究内容をさらに発展させ、自分が3年間やってきたことや学んできたことを後輩に少しでも多く引き継ぐことが自分の仕事だと思っています。
 
                           Contributed by T. Sugaya
 

0 件のコメント:

コメントを投稿