2013年4月18日木曜日

勅命?への対応

 大学教員の基本的業務は教育研究であることは確かですが、他にもいろいろあります。例えば、大学案内のパンフレットに載せる写真の案などもお願いされる場合もあります(正式なものはプロのカメラマンが撮ってくれますが、・・・)。

 某先生より、研究風景の写真をお願いされました。最近は女子学生の活躍も顕著であることもあり、「女子学生を入れてはいかがでしょうか?」という見かけ上はやんわりした依頼でした。いかがでしょうか?=入れなさい、ということだと依頼の先生の日ごろの言動からその真意を理解し、そのようにしました。あいにく、この研究室は女子学生がいない(今年だけではなく、発足してからTOTAL 0という記録を更新中!!! この点に関しては、他の研究室の追従を許しません。「記録のさらなる更新に向けて努力する」、という私の発言に対して、「努力しなくても、今のままで大丈夫」という発言もありました)ので、急遽隣の研究室に依頼をして、撮影しました。




カラー手袋を装着した彼女(4年生の森脇さん)の指の形状から画像処理によって、彼女の意図を計算機が解釈します。その解釈結果をヘッドマウントディプレイに出力し、それを装着している菅谷君(当研究室の修士1年)が文字として把握するしくみです。簡易版手話認識とも言えます。



こちらは、操作者が菅谷君に入れ変わったところ。彼の顔の幅が大きく、ヘッドマウントディプレイのフレームが広がっていたので、森脇さんが装着したときはブカブカで、手で押さえる必要がありました。顔の大小でそんなに違うものかと思いましたが・・・


急なお願いしたにも関わらず、明るく親切に協力してくれた森脇さんに心から感謝したいと思います。短い時間でしたが、日ごろの殺風景な研究室の風景が変わりました。本件に限らず、他の研究室と交流することは刺激を受け、活力をもらうことになるので、より推進していく所存です。


PS)本手指形状認識は技術指向で進めています。が、その応用も考えていく予定です。何か感じた人は遠慮なく研究室に訪ねてきてください。菅谷君は情報学部棟803室にいます。

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