2012年4月3日火曜日

Androidびーむで、本学校歌の着メロダウンロード

いきなりですが、大人げない手品のようなものをご覧下さい。以下の写真は、本学の学生手帳の表紙裏にある校歌です。右上のQRコードを携帯やスマホにかざすと校歌を着メロとしてダウンロードできます。このようにQRコードをカメラで読み取ることはかなり一般的です。ところで、左側のスマホ(Galaxy Nexus)は、QRコードを読み取っている雰囲気がありません。何の関係もない書籍情報をAmazonのWebページで見ているだけです。

次の写真を見て下さい。このAndroidを、歌詞の書かれている右側へずらしました。するとどうでしょう。QRコードを読み取ったわけではないのに、ちゃんと、校歌ダウンロードのWebページへ行っているではありませんか!

実は、下図のようにNFCタグが、歌詞の書かれている裏側に貼ってあり、このタグに校歌ダウンロード用URL情報が書かれていました。それを、Galaxy Nexusに備わっているAndroid Beam機能を使って自動的に読み取り、Webページを得ているのです。

NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)のタグに対して、このように、Android携帯ひとつで、情報を書いたり読んだりできる時代になったのですね。すばらしいことです。もう少しだけ書きます。Androidのバージョンが4.0というものになり、それを実装しているAndroid端末としてはGalaxy Nexusがあります。少し前のNexus Sという機種も4.0にバージョンアップ可能です。また、他のいくつかのAndroid端末に対しても4.0へのアップグレードがアナウンスされています。

そのAndroid 4.0にAndroid Beam機能があります。2台のAndroid Beam機能端末を裏側同士で近づけると、一方からの色々な情報を他方へ伝えることができます。上記の例では、次のようにしました。Android 4.0の端末を2台(AとB)用意します。端末Aで、QRコードを読み取りそのURL情報を得ます。それをAndroid Beamで端末Bへ伝えます。端末Bで、その情報をNFCタグに書き込みます。書き込んだ後、端末Bにおいては、このNFCタグから発せられる情報の受け取り方は、端末Aから情報を受け取るのと同じなのです。つまり、端末Bは、NFCタグと端末Aを同等に扱うことができます。(Android Beamの発信として)

NFCの応用はまだまだ広がりがありそうです。みなさんも、独自のアイディアによる良いアプリケーションを考えてみて下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿