2012年4月30日月曜日

連休前のある研究室の風景

 ちょっと遅くなりました。朝日新聞掲載という大ネタ(リンク)の後で恐縮なのですが、ここでは研究室の日常を紹介したいと思います。日々の当たり前の生活にこそ、真実、本当の姿があるものです。連休前だからといって、特別なことがあるわけではありません。


手指形状の認識実験の様子です。手話の認識は現状の技術レベルではできません。それを最終ゴールに、今できることを一歩一歩地道に進めています。担当者は菅谷君、実験者になっているのは白井君、ともに成績優良者です。

上の白井君が写っているカメラ画像から手以外の背景画像を除去、色抽出を行った結果の画面が表示されています。この複数の色の位置関係から指の形を認識します。指の形と文字の一部を関係づけています。

研究室のゼミ(我々はサロン、と呼んでいます)終了後は、連休前ということもあり、宴会を敢行。ちなみに、今回のサロンのテーマは連休中の目標で、全員に発表してもらいました。私も目標を発表しました。さきほどの白井君は実家(四国の高松)で、研究を進めると豪語?してくれました。彼は、今、VOiPYに関心を持っています(笑)。いずれ、その理由を紹介できると思います。

「人は何故、人になったのか」という番組(タイトルは確かではありません)を見ましたが、そこでも一緒に食事をする、飲むことが重要であることが述べられていました(都合の良い言い訳)。でも、それは真実だと思います。

宴会の途中、私は遠方ということもあり、先に帰宅させてもらいました。宴会後も修士2年の秋山君は仕事をしたようで、今日来た時には私の机の上に作成資料が置かれていました(メールでも結果報告がありました。知人との共同の仕事でもあるので、これで、ほっとしました。)。ここまで来るとちょっとした社会人よりも立派です。

 振替休日ということもあり、本日の学内は静かです。しかし、目標に向かって着実にやっている学生もいます。それが大学の研究室の本来の姿です。連休後の報告が楽しみです(ちょっと嫌味)。

1 件のコメント:

  1. 連休で普段とちがう資料を作っている私2012年4月30日 20:37

    継続的な努力や、研究仲間との交流をとおした学生生活の充実が伺えます。そういうことこそ、大学を価値あるもにするのではないでしょうか。

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