2014年3月31日月曜日

「ネットde定期」を使おう

本ブログで,UIの話やシステム運用で混んでいる話がありました.

仕事柄(?),この手の話は気になります.銀行のATMなどもそうなんですが,処理時間のほとんどがユーザー入力に費やされています.ユーザー入力部分をユーザー端末ですれば,待ち行列が短くなるのに,と思います.i-modeの頃からそう思っていました.

銀行を具体例に出すと,以下の感じです.
  1. 銀行に入ると(WiFi経由で)入力フォームがスマホに配信される
    1. 入力フォームに,(振込先とか金額とか)用件を入力する
  2. ATM端末の前で,
    1. キャッシュカードを挿入
    2. スマホで入力した内容をATM端末に送信(セキュリティ上NFC経由が良い?)
    3. 暗証番号はATM端末で入力(セキュリティのため)
    4. ATM端末が処理内容を表示.確認を求める
    5. 「OK」を押すと,処理
こうすれば,ATM端末の前で, キャッシュカードを挿入し,スマホをタッチし,暗証番号を入力し,OKを押すという,簡単な処理だけで,ATM端末に用件を伝えることができます.

定期券の購入だと,もう少し簡単な処理で良くて,買いたい定期券の情報を事前にPCなどで入力して,印刷できるようになっていればよい気がします.よく調べるとありました.JR東日本ですが,ネットde定期(リンク)です.完璧です.

こんなシステムがあるんですから,
  • 「ネットde定期」をテレビなどで告知
  • 「ネットde定期」利用者とそうでない人の待ち行列を分ける
    (「ネットde定期」を使う人が多くなるように促す効果がある)

とすれば,ほぼ完ぺきだと思うんですが,そうしない理由があるんですかね.もったいないです.

新入生の皆さんは, まだ定期を買ってませんよね.ぜひ,「ネットde定期」を使ってみてください.ただし,JR東日本と併用する人しか使えないかも.

追伸
 ネットde定期もそうですが,以下の記事を見ると,少し私が考えるサービスに近づいてきているかも.

2 件のコメント:

  1. NFCATMは2012年に開発されていますよ

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  2. 便利にしようとすると、セキュリティの考慮が難しくなりますよねー
    アクセス制御などはオブジェクト指向の十八番だったりしますけど。

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