3月15日から18日までの4日間に渡って、九州大学 伊都キャンパスで電子情報通信学会総合大会2016が開催されます(詳細はこちら)。今年も情報工学科から修士の学生、卒研生を中心に多くの学生が発表します。自分が真摯に取り組んできたことを発表することは、何よりも本人にとって教育効果が高いと思います。もちろん、学会なので、恥ずかしい内容はできません。その意味でも日ごろの研鑽が必要です。緊張感も重要です。
当然、各発表にはレベルの高低はありますが、何らかの知見を得て、その分野の発展や活性化に寄与する、という意識が大切です。そのような若い人たちの姿勢が学会そのものをより価値の高いものにしていくことにつながっていくと思います。教員はそのための後方支援に徹します。
以下、今回の発表者と論文タイトルです
■口頭発表
鈴木貴士:ガウス雑音重畳画像の推定とウィナーフィルタへの適用仲西 篤:UDP/IP通信を用いた組込みシステムのための信頼性を有するプロトコルの提案とハードウェア実装
河合博之:画像優位性効果を用いた音声認証システムの実装
村田翔太郎:屋内測位における拡散音源の非可聴音化の検討
金田一将:スペクトラム拡散音源による屋内測位におけるユーザ収容数の検討
秋澤省吾:連続同口形を考慮した発話映像自動生成の提案
築地勇人:オンラインJavaコンパイラの利用によるJava演習授業支援環境の構築
星野裕樹:学生の進捗度把握機能を有するプログラミング演習支援システム
赤木信也:リーダビリティ指標を用いた文章評価システム「MRead」の開発―文章難易度のリアルタイムフィードバック―
田所龍介:顔追跡技術を用いた文字入力インタフェースの開発
工藤明仁:手話認識のための照明変化にロバストな色検出手法の検討と評価
柴田紘俊:手話動作の特徴を用いたクラス分けによる認識性能向上の基本検討
吉本怜王:カラー手袋動画像を用いた手話認識へのHMM適用の検討
荒木雄登:頭部装着ディスプレイを用いた聴覚障碍者向け情報保障アプリケーションの開発
鈴木孝幸:ICT活用による意識向上を目指した産学連携キャリア教育の実践
■ポスター発表
河野太一希:符号化歪みの抑制を可能とする画像拡大手法に関する検討
桑田茉希:時系列画像を用いた移動オブジェクト除去の高速化
高橋文哉:複数フレームを用いた非一様の霞除去に関する検討
青木朋子:高密度なインパルス雑音検知のための局所画像統計量の提案
岡村拓弥:4 輪独立駆動車の車体制御方法の提案
畑山奏多:TCP/IP 通信における送信部のハードウェア実装とプロトコルの実装
小野塚拓也:TCP/IP 通信における受信部のフルハードウェア化と改良
濱島 祥:スタックフィルタのハードウェア実装
成岡 雅:高精度屋内測位における外部スピーカを用いた拡散音源の非可聴音化に関する検討
永森 丞:H8 を用いたECHONETLite 対応家電制御機器の改善
鈴木陽士:スリット光を利用した物体に対する距離測定
笠井貴之:Java 演習授業を支援するクラウド型Java コンパイラの試作
松本雅利:就職活動体験イベントにおける学内業務の効率化を目的とした帳票作成システムの試作
木村風雅:企業Web サイト分析に基づいた問題生成機能を備えた企業研究支援システム
飯場俊耶:料理レシピの甘味成分を考慮したフィードバックに基づく甘さメタデータ抽出方式
紙谷勇貴:目画像の変化に基づく視線検知システムの提案と評価
塩田優介:Bluetoothの電波強度を利用したビーコンの方向推定システムの検討
塩田優介:Bluetoothの電波強度を利用したビーコンの方向推定システムの検討
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/ito/ito.htmlからもらいました。広大なキャンパスのようです。迷わずに発表会場に行けるといいのですが・・・。大きな大学は、門から入ってからが鬼門です。
皆さん、卒業旅行のようにもなりますね。仲間と行くことの楽しさは確実にあります。以前、研究室の学生の「旅は行き先よりも誰と行くかが重要」との発言に感心しましたが、確かにそうですよね。学会発表を責任を持って行うとともに、仲間との記憶に残る旅になることを願っています。
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