2013年11月29日金曜日

内蔵センサでAndroidを選ぶ

Androidスマートフォンには、各種のセンサが内蔵されていますね。自分のソフトウェア(システム、アプリケーション)を構想する際、使えそうだなと思い浮かべる場面が増えてきました。みなさんも大いに活用を考えていかがですか。

ところで、気圧センサ、加速度センサ、地磁気センサなどはとてもデリケートな物理現象を計測するものなので、「0」か「1」か「2」かなどという、離散的な値に結び付けるには、いろいろと工夫が必要です。しかし、何と言っても、第一にセンサ自体がハードウェアデバイスとして、安定した精度の高いものであることが必要です。

そこで、機種選びです。例えば、気圧センサについて、下記4機種をほぼ同じ時刻に、同じ机の上に並べて計測したグラフ(時間経過)を示します。最新の機種は(C)のAndroid OS 4.4のものですが、明らかにこれが最も選びたいものですね。

(上図では、比較のため縦軸(気圧値)をかなり拡大して表示しています)

ですが、ここでちょっと注意。本学科にはいろいろな分野の専門家が揃っています。コーヒーブレイクで、雑音除去に関する専門家の先生と話していたら、「最近のセンサ技術の進歩はすごい。多分、(C)にはハードウェアフィルタリング機構が付いているのだろう。だが、必ずも滑らかな波形が良いとは限らない。もしかすると、本当は必要な情報が失われているかも知れないので」とのことでした。いろいろな人との雑談は、特に意識した話題でなくても、有用です。何かきっかけを掴んで、友達、知人と気軽に話をするように心がけましょう。

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