KAIT夢コンとは、「IT(情報技術)で実現できる将来の夢」を18歳以下の生徒さんに語ってもらうコンテストです。詳細は、こちら。
今回は、このコンテストを情報工学科で担当している3名の教員に、座談会の形でコンテストの目的・意義と、参加のためのヒントについて語ってもらいました。
司会(教員HT):
実施委員長のTT先生、募集責任者のSI先生、今日は忙しい中(そうでもないか)お時間をいただき、ありがとうございます。まず、TT先生、このコンテストの目的について説明してください。
TT先生:
インターネットや携帯電話、銀行ATM、電車の運行制御など、今や情報技術なしに私たちの生活は成り立ちません。このコンテストでは情報技術の将来の姿やそれらを使った新しいサービス、さらにはそれによって社会や生活がどのように変わっていくかを、若いみなさんに語ってほしいと思います。きっと希望に満ちたものになると思います。これによって皆さんの情報技術に対する興味や理解が深まれば目的の半分は達成です。
また、コンテストへの参加を通して、ものごとを調べ考え議論して新しいものを生み出す力や、自分の夢や考えを他の人に伝えていく力を、今より少しでも高めてもらえれば目的のあとの半分も達成となります。
司会:
目的、理念はよく分かりました。でも、夢と言ってもなかなか出てこないものではないですか?募集は大丈夫でしょうか?
SI先生:
確かに、夢を語るのは難しいことです。それなりの知識や問題意識と、それを実現する手段を知らないと書けないです。応募のために一生懸命頑張ってもらうだけで、成長していただけます。ですが、こちらの預かり知らないところで、成長していただくのは悲しいです。
そこで、「応募ガイド」のWebページ(リンク)を用意しました。このWebページを読んでもらうと今の情報技術の最先端技術とサービスが鳥瞰できます。読むだけでもためになると思います。このWebページに書かれた考え方などを基に、考えてもらえたらなと思います。
質問に答える実施委員長のTT先生と募集責任者のSI先生
司会:
私も読みました。確かに力作で、教員が読んでも勉強になります(笑)。やさしく書かれているので、十分ヒントになります。でも、どうやったら応募できるアイデアのレベルまで高めることができるでしょうか?
TT先生:
そうですね。まずは、クラスやクラブの中でアイデア出しを行って、その中からこれは、と思うものをみんなの力で掘り下げて、応募フォーム(リンク)を埋めていくというやり方が最も基本的な方法かな、と思います。
司会:
そうするとたくさんアイデアが出そうですね。個人名で応募するようですが、複数アイデアが出たらどうするのですか?
SI先生:
一人で複数のアイデアを応募してもよいし、グループで複数のアイデアが出たら、それぞれのアイデアの担当を決めて分担する方法もありますね。結果としてクラブの全員が一人一つの応募作品を持ってもいいですね。
司会の教員HTを加えた3人衆。自分たちは既に失った若い人たちの斬新なアイデアと活力を求めています。
司会:
賞品も豪華ですし、特別審査員の「蒼あんな・れいなさん」に会えるのも楽しみですね。
TT先生:
私も彼女たちに会えるのは楽しみです(笑)。去年も来ていただきましたけど、発表者への暖かい質問とともに気さくに記念写真をご一緒してくれました。参加者にとっては本当によい思い出になったと思います。BSの科学技術番組(地球★アステク)の司会も担当しているので、皆さんにも見てほしいですね。楽しく勉強になる番組です。
司会:
遠くから来る場合、交通費の負担が大きいと思いますが・・・
TT先生:
最終審査会に出場するメンバーには交通費の補助をします。また、メンバーを応援する同級生や部のメンバーへの補助も考えています。参加される方の人数や場所にもよりますので、大きなことは言えませんが、・・・
(
実施を告知するポスターです。大学のある本厚木駅の他に町田駅、なんと秋葉原駅にもGW前後に貼りだします。明るく楽しいコンテストになることは間違いないと思います。たとえ応募しなくても自由に観覧できるので、お友達を誘って見に来てください。スケジュール等は別途ホームページで案内します。)
司会:
それは豪勢ですね。最後に一言、主催者の立場から発言をお願いします。
SI先生:
アイデア出しのためには、まずは困った人を助けるとか、自分の生活の中と言うか、身近なことの延長から考えるのがよいです。こんなこと言ったら恥ずかしい、とか笑われそう、なんて考えないで、仲間と議論しながらアイデアを揉んでほしいですね。私なんかよく学生にバカにされています。色々考える過程が、成長につながりますよ。
TT先生:
私が社会人になったばかりのときはインターネットも携帯電話もありませんでした。皆さんが私の年齢になるころには、今の私たちが想像すらできないようなことができて、生活や仕事のやり方も大きく変わっていると思います。そんな希望あふれる未来の夢を皆で語り合いたいと思っています。多くの皆さんの応募をお待ちしています。
司会:
よく分かりました。今日は忙しいところ(枕詞)、ありがとうございました。