2015年6月30日火曜日

エビちゃんが雑誌を飾りました

 表紙を飾るっていきたいところですが、それは欲が深すぎます。雑誌の1ページを飾るだけで十分ではないでしょうか? 何のことかって? そうなんです。エビちゃんが学会誌に大きく取り上げられました。

 これが、その学会誌です。我が国でも有数の大きな学会である電子情報通信学会の通信ソサイティマガジン(年4回発行)です。“夏”という文字が右上に出ていますね。季節ごとに発行されています。


これがエビちゃんが紹介されているページです。エビちゃんというよりも、エビちゃんが取り組んできたことと、それを学会が賞として授与したことが紹介されています。
 よく見えないんじゃないかってゆー、ご批判をお受けいたします。なので、
をご確認ください。


■エビちゃん談
「自分が大学院で真面目にやっているのか? 何をやっているのか?ってゆーようなことは、あまり家族には伝わりません、伝えられません。今回の記事は、家族や親せきに自分のやっていることを理解してもらうことにつながったので、その意味でも嬉しいものがありました。」
ということでした。

 彼は、今修士1年で、大学院の授業、学部の演習授業での教員のサポートなどをやりながら、自分の研究テーマに取り組んでいます。英語の勉強もしています。おそらく、1日が30時間くらいあればいいのに・・・と思いながらの生活をしていると思います。自分を大きく成長される非常に充実した時期にあるのだ、と横から見て感じます。このタイミングを大切にして、ますます自分自身を高めていってほしいものです。

第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする

バーコードに夢見ての第1話「無料のバーコードリーダーを使えるようにする」です。

目次
  • バーコードに夢見て (リンク
  • 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク
  • 第2話:JANバーコードを作る (リンク
  • 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
  • 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク
  • 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク
  • 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク
  • 第7話:表紙作成マクロ (リンク
  • 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク
  • 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク
  • 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク
  • 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク) 
  • 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)

最初は安価なバーコードリーダーを手に入れる話です。当時、私は助手でしたし、使えるか分からないものに、お金を払うのには抵抗がありました。お金を払っていればす ぐ終わった話です。しかし、お金を払わなかったからこそ、この15年の苦しみと成長があったのだと、自分を慰めています。

■フリーのバーコードリーダーを入手する

 今から15年以上前は、一般の人が使えるバーコードリーダーはありませんでした(少なくとも私は知りませんでした)。

  インターネットがどんどん普及し、色々なWebサイトが増えていきました。2000年の年末ごろ、この新着のWebページを紹介する雑誌が発売されまし た。HOME PC +NET(創刊時はHOME PC 日本語版)という雑誌です。この雑誌は、ほっとペッパーがお店を紹介するようにWebサイトを紹介しています。紹介記事には、バーコード(JAN コード)が印刷されており、そのバーコードをなぞると、そのサイトに飛べるようになっていました。

 2000年ごろ、QRコードは一般には普及していませんでした。ここで使っているバーコード(JANコード)は数字で12桁(+1桁)しかありませんので、URLの情報を納めることは出来ません。そのため、専用ソフトでバーコードで読み込んだ情報をサーバーに送信し、対応するURLを返してもらい、そのURLにジャンプするようになっています。今で言う短縮URLと同じ仕組みです。中々斬新な仕組みです。

 雑誌の創刊号には、バーコードリーダーが無料で配布されていました。無料配布されたのは、ペン型のバーコードリーダーでした。本物が無いので以下の写真はイメージです。
ペンタイプのバーコードリーダーの例
http://www.ainix.co.jp/products/barcode_equipments/1D_barcode_reader/BR530.html
(写真と本文は関係ありません)

ペンタイプは、バーコードをなぞらなくてはいけないので、使い勝手が少し良くないですが、無料ですので文句は言えません。


■フリーのバーコードリーダーを使えるようにする

  このHOME PC +NETの付録についてきた、バーコードリーダーは専用ソフトで動くことが前提です。しかし、USB接続だから、何とか解析できるかなと思っていました。 実際は、既に「kashiwano masahiro」さんがやっていました。この人は、「汎用USBデバイスドライバーuusbd.sysをWin32アプリから簡単に使用できるようにするuusbd.dllを作成」してくれました。これを使うことにします。以下は、ソフトのReadme.txtのクレジットです。これを見ると、この話は2000年の頃だと確認できます。

               Universal USB Driver Ver 1.0

                                                        Jan 19 2000        
                                                 kashiwano masahiro


 これで普通のバーコードリーダーとして使うことが可能になりました。読み込めるバーコードは、JANコードです(JAN8とJAN13)。バーコードリーダーを手に入れたことで、最初のハードルを越えました。

2015年6月26日金曜日

久しぶりの研究室飲み会

 本当に久しぶりだったと思います。学生諸君は、よく夕食を研究室で食べますが・・・。オープンキャンパスでの研究室公開を担当した研究室の学生と、セミナーとして当研究室を選択してくれた3年生との合同のコンパです。したがって、写真は下は3年生、上は修士2年というメンバーです。3年生にとっては、先輩から外見では分からない研究室の実態が聞けるチャンスでもあります、・・・と綺麗ごとを言いました。実際はこの飲み会は教員もいるので、少なくともこの場所では、本当の話を聞くことはできないはずです^_^。ということで、荒れない?大人の飲み会になりました。


今回のメンバー。紅一点の成岡さんがいます。この研究室の飲み会に女性が加わることは基本的にありません(過去の在籍女子学生は0人です)。最長不倒距離!!!の更新を狙っています(泣)。私は基本的に、女性がいる飲み会は口を慎むのですが(自己防衛?という本能です)、彼女の快活さ、明るさに節度を忘れそうになりました(踏みとどまりました)。

お互いに忌憚なく思っていることを言える雰囲気や環境は何よりも大切だし、気持ちがいいですね。せめて研究室くらい、そのようにしたい、なりたいですね(他のところがそうではない、と言っているようですが、そうではないので念のため。そうかもしれない。)。

こちらは成岡さんから離れているので、地味な領域でした。それぞれに、いろいろ抱えているものがあるので、ってゆーことでしょうか?ちなみに、今回の宴会ではBYOBBring Your Own Bottle)方式でやりました。ここで、私はAROMAビールとサングリアを買って持参しました。おしゃれな男であることを改めて印象づけることに成功した、と思われます。

最後は研究室でお開き。撮影の腕が悪くて申し訳ないです。写真が撮影者の気持ちと同様にブレています。いけません。


 3年生にとっては、6月は祭日もなく授業が淡々と続く、厳しい?時期なのかもしれません。教員にとっても同じです。いまはひたすら、夏休みを楽しみに、淡々とこなす、という感じでしょうか?淡々ではないですが・・・。夏休みと言っても・・・(日経新聞夕刊(6/24)一面のコラム記事の通りです)

2015年6月23日火曜日

バーコードに夢見て


 大学教員の仕事は、非定型で、大量の(学生の)データを扱います。そのため、コンピュータを使うのに適した職場といえるでしょう。一般の人は、「定型で大量」のデータを扱うのがコンピュータの仕事だと思っているかもしれません。それはある意味正しいのですが、一度ソフト化してしまえばすんでしまうので、あまり楽しいことはありません。

「非定型、大量」だと、色々創意工夫が必要です。こういったことを上手くHack(*1)できるようにするのが、全ての人にプログラミングを学ばせる目的なのではないかと思っています。

(*1) Hackの元々の意味は、「やっつけ仕事で、何とかなり遂げる」という感じの意味です。正式な対応ではないけれど、上手くつなげたり、つぎはぎしたりして、出来なかったことを出来るようにしてしまう、という雰囲気です。


 今回の話は主に提出レポートの管理です。教育効果のために、レポートを紙で印刷して提出させることが多いです。紙のレポートをどう処理するかは、中々の難問です。バーコードを使えばある程度解決しそうですが、作成の手間と、専用装置代がかかるので、中々うまく行きません。

 現在、私の中では、大分一区切りつきました。バーコードにまつわる約15年の軌跡をまとめたいと思います。「バーコードに夢見て」というタイトルですが「バーコードに恋して」という方が適切なのではないかと思うほど、バーコードへの熱い思いが込められた壮大なストーリーです(嘘)。
以下の10話の予定です。(追記(2016-01-09):話数が増えて現在12話まであります)
  • バーコードに夢見て (リンク
  • 第1話:無料のバーコードリーダーを使えるようにする (リンク
  • 第2話:JANバーコードを作る (リンク
  • 第3話:プリンタ印刷時にフッタにバーコードをつける (リンク)
  • 第4話:実験Iがバーコードで管理される (リンク
  • 第5話:学籍番号がバーコードになったシールを配る (リンク
  • 第6話:学籍番号と課題番号をバーコードを短冊状に印刷して配る (リンク
  • 第7話:表紙作成マクロ (リンク
  • 第8話:QRコードの作り方を書いた解答用紙を配る (リンク
  • 第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙 (リンク
  • 第10話:ラベル屋さん9 web版を使う(研究) (リンク
  • 第11話:ラベル屋さん9 web版を使う(バーコード付き学籍番号シール) (リンク) 
  • 第12話:無償のバーコードフォントを見つける (リンク)
追記(2015-06-25): 本ブログ初めての連載です。毎週(火曜日の深夜)公開されていく予定です。ぜひ、読んでください。

□まとめ

記事の公開はこれからですが、まとめです。

ここまで約15年経ったでしょうか?  時代の流れ、などに揉まれながら、ここまで来ました。紆余曲折あり、成長させて頂きました。

繰り返しですが、教員の仕事は非定型です。これらの記事を参考にしていただいて、皆さんの一番便利な形を見つけていただければと思います。バーコードを使った管理のコツは、全自動にこだわらないこと、つまり、手作業よりも楽だよな、くらいに収めておくのが、精神的にも肉体的にも楽に管理できます。

授業がらみの番外編(出席管理)として、以下の記事も書けたらよいなと思っています。
  • USBキーボードとして認識される磁気カードリーダー
  • 磁気カードリーダーで出席を取る、ICカードで出席を取る

ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト2015国内予選今年も参加

ACM国際大学対抗プログラミングコンテストがあります。この大会には毎年参加しています。一昨年は見事国内予選を突破しました。そのときは、並み居る競合校の中で、アジア大会22位になりました。
  • アジア地区予選に行ってきました(1日目)  (リンク)
  • アジア大会22位! (リンク)
  • ACM/ICPCアジア地区予選会津大会 参加レポート (リンク)
今年開催されます。国内予選が6月26日に開催されます。以下の15名が頑張ります。

    aLice          中澤 舜、      高畑 悠、     西澤 拓哉
    TTKR          石川 俊明、  高橋 真輝、  青木 海斗
    Hazel Nutt   古川 義人、  工藤 槙人、  板垣 卓
    minalinsky    栗原 準、     渡辺 優太、  重松 景人
    SAO           安部 功亮、  落合 直輝

みなさん応援よろしくお願いします。ACM ICPC関連の過去のブログ記事は、以下のリンクをクリックすると、検索できます。

2015年6月22日月曜日

ホタルの季節です

6月中旬といえば、ホタルの季節ですね。電子ホタルの話題は、以前にもこのブログに書いたと思いますが、今回、改訂しました。下記の文献にあるものを参考にしました。

参考文献:
Wilensky, U. (1997). NetLogo Fireflies model. http://ccl.northwestern.edu/netlogo/models/Fireflies. Center for Connected Learning and Computer-Based Modeling, Northwestern University, Evanston, IL.

以下は、自作したNetLogo(マルチエージェントモデリング用ソフトウェア)プログラムです。全体で僅か32行でできました。ホタルのミニイラストもオリジナルです。Arduinoと連結して、LEDを光らせることもちょっとだけ含めてあります。
NetLogoで再現した、ホタルの群れの自律的同期発光
以下に、短いビデオを載せてあります。お楽しみいただければ幸いです。最初は、それぞれがバラバラに明滅していますが、次第に、自律的に明滅を揃えようとしていますね。最終的には、完全に同期(同調)して発光しています。

どのホタルがどのホタルからの発光を感知したかが分かるように改訂しました:
https://youtu.be/QrY9u9zMrFg
(本記事、およびビデオについてコメント等がありましたら、下記へ投稿して下さい。)

2015年6月19日金曜日

教員が食堂でスマホ?

すみません。そのタイミングの写真はありません。が、事実はそうなんです。


実験準備中のM1の金田君と卒研生の飯塚君。分かりづらいですが、手前の三脚に固定されたものがスマホです。スマホの内蔵スピーカから音を出して、その受信特性(正確には、音の伝搬時間)を測定している実験です。


例によって、M2の村田君もいます。このような風景は以前もあったよな(リンク)、とご指摘があると嬉しいです。確かにどちらのシーンもスマホから音を出しています。何が違うのかって?そうなんです。出している音が違っています。次の括弧内は読み飛ばしください。(以前は、単なるバースト的な音の送信、今回はスペクトル拡散した音の送信です)先日、村田君が学会で発表しましたが(リンク)、それを実システムとして構築していくための基本実験です。研究室を挙げて取り組んでいる!!!???ので、各要素の担当者が総出でやっています。

 
食堂の様子。食堂で行う意味は、騒音環境下での実験データ取得のためです。

私も単なる知識であったものが、学生諸君の実験に立ち会うことによって、体験をすることができる貴重なチャンスです。確かに先生とは呼ばれているものの、単なる書籍や伝聞から得た知識だけ、ってゆーようなことも多いです。このような機会を利用して、自分自身も真の意味で体感、経験したいと思っています。その意味で、私も学生諸君と同じ仲間の一人としてやっています。

2015年6月18日木曜日

教員が授業中にスマホ?

C++プログラミング演習の授業中です。受講学生がノートPCでプログラミングしているなか、教員らしい人がスマホでなにやら見ているようです。不謹慎!と言われそうです。

C++演習時間中に教員がスマホ!
しかし、違うようです!その教員が見ていたスマホの画面はこちら。
スマホ(Nexus6)で、C++課題をコンパイル&実行
本日の演習問題のひとつを、スマホでコンパイル&ゴーしていたのです。確かに、画面の下の方には、「Compilation finished(コンパイル成功)」というメッセージが見えますね。この日のC++演習課題7題は全て、このスマホで、何ら問題なく、コンパイルと実行ができたそうです。この教員にとっては、ノートPは必要ありません!(Nexus6くらいの画面サイズならかなり実用的に行けそうです。さらに画面の大きなタブレットならもっと良いかも。)

と、言うことは、スマホがあれば、電車の中でも、食堂などでも、C++プログラムを直したり、実行させたりと、動く(mobile & executable)教材となるのです。ゲームや、ラインだけじゃなく、勉強にもっとスマホを活用しよう!

2015年6月16日火曜日

院生が分担執筆者となる書籍が出版されます

徳高平蔵・大北正昭・大藪又茂 監修/「医療・医学・薬学におけるSOMの応用」 海文堂
A5版・218頁(カラー)・定価(本体3,200円+税)【6月19日発行】 出版社書籍紹介ページ

という書籍が6月に出版されます.今日(6/16),出版社から本が到着しました.

出版社から届いたばかりの本(20冊)

その分担執筆者に名を連ねているのが,今年の3月に大学院博士前期課程を修了した仲濱正大君です.この書籍の第20章「疾病別在院日数予測精度の評価」の共同執筆を,本学科教員および他大学の共同研究者2名と共に担当しています.

仲濱君の名前があります

今回の執筆内容は,仲濱正大君が修士論文にまとめた研究内容がベースになっており,在学中は精力的に研究を進めてくれました.修士1年のときにも,いろいろとアクティビティを示してくれており,本ブログの過去記事でも紹介されています.

現在,本人はIT関連企業に就職し,エンベデッドシステム事業部で活躍しております.先日のメールでは,11月の学園祭の時に来てくれるそうです.

先輩の活躍が在学生への刺激になれば良いなと思う今日この頃です.


2015年6月15日月曜日

「ようこそ、わが家へ」で本学がテレビ出演

偶然にも、昨日のブログ記事「愛してると言ってくれ」に続く、ドラマネタです。
  • 愛してると言ってくれ (リンク

池井戸潤さんが書いた「ようこそ、わが家へ 」が連続テレビドラマとして放送されています。今日が最終回です。有村架純さんは倉田七菜という女子大生の役をしています。その有村架純さんが通う「明應大学」として、本学が撮影場所に選ばれました。

「神奈川工科大学」が「明應大学」として出演
撮影には何度か来ています。私は、ゴールデンウィークの5月9日(土)の撮影にばったり遭遇しました。第7話の撮影だったのだと思います。「明應大学」の文字もばっちり見ました。しかし、撮影の邪魔になるので、野次馬はしませんでした。

撮影に来ている車の様子
神奈川工科大学は、たびたびメディアに登場しています。野球場が横浜スタジアムと同じ人工芝であり、きれいだということで、ルーキーズの映画版で多摩体育大学として 登場しています。その他、三浦春馬さんのガルボのCMなど、色々撮影に使われています。
  • よく撮影に使われる神奈川工科大学(リンク

2015年6月9日火曜日

愛してると言ってくれ

■「愛してると言ってくれ」

伝聞とWikipedia情報で書いていますので、間違えていたら指摘してください。

1995年のドラマの話です。豊川悦司さんが演じる、 新進青年画家で、7歳の時に聴覚を失った、榊晃次(さかき こうじ)さんと、常盤貴子さん演じる女優の卵の、水野 紘子(みずのひろこ)さんのラブストーリーで、「愛してると言ってくれ」というドラマがあります。きっと、心焦がす純愛物語なのだと思います。


某研究室では、これに触発されて、手話を自動翻訳し、ヘッドマウントディスプレイなどに翻訳結果を表示する研究を行っております。この研究のゴールは、「手話を話す女性から、指導教員への愛の告白を、画面に表示させる」ことです。

研究目的が上記なので、手話を話す人は常盤貴子さんなのだと勘違いしていました。間違いに今気づきました。

その某研究室の豊川悦司が、研究を進めて、手話認識で「I Love You。私はあながた好きです」と表示できるようになりました。
「私は」の手話

「あなたが」の手話
「好きです」

すばらしい研究成果です。すばらしすぎてTBSの「未来の起源」で、取り上げられました。
  • 院生がテレビ出演します (リンク


■返歌

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。某研究室が手話を研究題材にしているため、「手話」という単語に反応してしまいます。そんなある日(今日)、NHKがやっている手話講座に目が留まりました。
 
NHKみんなの手話 題10課「その女性に告白したけどだめだった~否定の表現2~」
今日のお題は「その女性に告白したけどだめだった」でした。返歌のような、あまりにも適切な状況のタイトルに思わず、ブログに書いてしまいました。

■おまけ:D-1準優勝

某研究室の「トヨエツ(豊川悦司)」のもうひとつの偉業は3ヶ月程度で30Kg痩せたことです。

D-1(ダイエットグランプリ)準優勝者
優勝者の情報など、詳しくは以下の記事をご覧ください。神奈川工科大学に入学すると痩せます(*1)
  • D-1の1ヵ月後 (リンク
  • OBの来訪と油断のならない?男 (リンク
  • 「あれ、痩せたんじゃない?」が流行っています (リンク
  • D1の決着 -みんなで努力することの意義- (リンク
(*1) あくまで本人の感想であり、効果や効能を保証するものではありません。 

テレビ番組への技術協力(写真追加)

1年半ほど前にもありましたが(リンク),テレビ番組への技術協力をしました.その番組が下記の日時で放送されます.

  • 日時:6月13日(土)10:30〜11:25
  • テレビ局:日本テレビ
  • 番組名:リアリTV
  • 番組ホームページ:http://www.ntv.co.jp/realtv/(新しい番組らしく,ブログ公開時点ではコンテンツが揃っていませんでした)

私(宮崎)の研究している機械読唇(番組内では,コンピュータ読唇としてもらっています)で,過去の映像から発話内容を解析するという内容です.今回は,1970年に広島県で起こった,瀬戸内シージャック事件を扱いました.この映像は,インターネットで検索するとYouTubeなどで見つかりますが,警察が犯人を狙撃する瞬間が映っています.そのため,衝撃的な映像が苦手な人は見ないほうがよいと思います.

番組の放送でもそのシーンが流される可能性がありますので,心臓の弱い人はお気を付けください.

結局,見てねという宣伝なのか,見ない方が良いということなのか,どちらなのでしょう?

(追加)
番組制作会社の方から撮影中の写真をいただきましたので,掲載しておきます.




2015年6月8日月曜日

6月7日にオープンキャンパスが開催されました!

情報工学科の、とある魔術の若手教員です。たぶん、学科内で浮いています。ふわ~。

6月7日に、オープンキャンパスが開催されましたので、ふわ~っとその様子を報告します。

大抵、学生確保に必死などの大学も、毎年この時期から、オープンキャンパスが本格的に開催されるわけですが、我が大学も超本気モードです。

本気出しすぎて、偉い先生が本学の魅力を熱く語る説明会は、以下のように満員御礼でした。最近建った新講義棟の一室、最大規模の席数をもつ部屋で開催されました。が、席が足らなくて、他の教室も第二説明会場として緊急手配したとか、秘密です。


こんなにも沢山のお客様が本学に興味をもって頂いて、私はとても嬉しいです。学内を散歩して綺麗な建物を見て頂けるだけでも嬉しいのですが、説明会に出席して頂けるとなると、もうみなさんVIP待遇ですよ!

で、我が情報工学科の説明会の様子は以下のようになりました。


……。
…………。
少ないですねぇ。不人気学科なんですかねぇ。
違います。大学全体の説明に対して、情報学部や情報工学科の説明会ですから、これは仕方ないです。会場が広いので、お寒い状況に見えるだけです。情報工学科は、結構ドル箱路線といいますか、入学生の多い学科なんですよ? これはマジです! 調べたらわかりますよ!!
その分、教員の激務度がさらに上昇していますが、最近は、嬉しい悲鳴をあげているんです!!!
とにかく、情報工学科に興味をもって頂き、ありがとうございます。学科についての色々な話を聞いて頂き、感謝致します。

さて、説明会の話題はこれまでにして、隠れた目玉である、研究室公開の方をみてみましょう。

情報学部棟の1階のソフトウェア工房では、やや経営経済系の研究紹介がされていました。今回公開した3研究室のうち、ダントツの集客力を誇っていました。
何名お見えになったか、一応チェックしているのですが、2位とダブルスコアどころかトリプルスコアつけて首位独走という感じです。
2位じゃダメなんですか? と、お国のお偉い方の台詞が聞こえてきた気がしますが、気にしてはいけません。
部屋の構造と展示物配置位置の関係上、落ち着いた雰囲気の瞬間だけパシャッと。


真面目に解説しておきますと、情報工学は経済・金融関連とも非常に相性の良い学問です。なんでも屋ともいえる情報工学科では、いわゆる人文系の学問と親和性の高い研究もおこなわれています。

次は8階です。2つの研究室が公開されていました。隣接した研究室なので、お互いに、お隣の研究室も見物して頂くよう、お客様へ勧めていました。今の時代、コラボ重要です。

大学院生や、学部4年生が、きちんと研究の説明をしています。研究だけではなく、大学生活の本当のところをお話しすることもあります。高校生のお客様にとって、おさえた方が良いポイントですからね。


情報工学らしいものもあります。
オシロスコープが、デジタル式ですね。ワンボタンの簡単操作で波形が見えるようになるものですし、波形画像をメモリーカードに出力できるようなもののはずです。
いくら私が若手教員であっても、自分が学生だったころはアナログ式でした。レンジの調整が面倒くさかった記憶があります。静止した波形を表示させるまでが一苦労で……。そして、波形はグラフ用紙に手書きでしたね、て・が・き・!


しれっと、某カードゲーム絡みの研究がありましたが、ノーコメントにしておきましょう。現在、HDリマスター版かなにか再放送中ですよ。バトルシティ編。私は学生のとき、元のやつを見ていました。

さて、お隣の研究室は……。
かっちり、きっちりした研究紹介の横で……


なんか、スマホを載せたおもちゃの電車が走っていますね。


おもちゃで遊ぶ!これ意外と重要。
少し重い話になりますが、うちの学科のように学生さんへの教育こそ第一といったところでは、いわゆる高尚な学問や伝統的な研究のみでよそと勝負しても、なかなか勝てないです、はい。というか、ガチンコ研究大学と同じ土俵で戦うのは、あまりよろしくない戦略です。
学生さんや、地域の小中学生などから、面白そうとか「なにこれ!?」と思ってもらえそうなちょっとした研究も大事です。研究の一環としておもちゃを使うのは、理に適っているのです!
私自身、知能情報処理やら意思決定支援なんぞ堅苦しそうな漢字並べた分野ですが、ぶっちゃけゲームで勝つ方法みたいなのを研究していますしね~。

ゲームで思い出しましたが、研究室公開と並行して、簡単なゲーム作成体験講座もありました。
本学の学生さんが使う実験室(というか計算機室)の機材と、お手軽なツールを使います。


オープンキャンパス用の講座であって、実際の大学の授業とは全く異なる内容ですが、大学にある機材を触れる!というのは、大きな魅力ではないでしょうか。
機材に触るだけでなく、実際の授業で使う部屋に入って部屋の様子を見ることができるのも、オープンキャンパスの魅力だと思います。

以上、ふわ~っとしたオープンキャンパスの報告でした。

次回のオープンキャンパスは、7月19日です。
是非とも、遊びにいらしてください。

では。

コニカミノルタマン

コニカミノルタのプリンタ(複合機)が好きで、大事に使っていると言う記事を書かせてもらいました。
  • コニカミノルタ magicolor 4696MFの自動原稿送り(ADF)を直す (リンク

コニカミノルタマンという動画があります。これも好きです。YouTubeで見られますので、ここに紹介しておきます。みなさん、好みは色々あるでしょうが、私は「コニカミノルタマンIII 大嫌いな上司」が好きです。

この記事を書こうと、YouTubeを調べたら、「コニカミノルタマン IV」と「リアルコニカミノルタマン 奥村恵美」もありました。見てみました。どれもよいですが、やっぱり「コニカミノルタマンIII 大嫌いな上司」が一押しです (^_^)。

本学の皆さんは、これから就職して、様々な困難に突き当たるでしょう。卒業生の皆さんは、今困難の真っ最中かもしれません。これを見て、頑張ってください。

つなぐ鉛筆削り

  「つなぐ鉛筆削り」の話です。もったいない話の2話目でもあります。

 最近電車に、液晶画面がついています。そこで「つなぐ鉛筆削り」を紹介していました。短くなった鉛筆を繋いで長くするものです。TSUNAGOという商品です。これは素晴らしいアイデアです。欲しいです。
つなぐ鉛筆削り TUNAGOです

 発売当初は品薄らしいですが、最近では東急ハンズで販売するようにもなり、安定供給されているのでしょうか。東急ハンズでなんなく買うことが出来ました。

 幸い、子どもたちが使い古した鉛筆がたくさんあります。再利用品としてもらっているのですが、尖らせて使うとすぐに鉛筆は短くなるので、私は尖らせずに使っています。そのため、中々鉛筆は減りません。そもそも鉛筆を使う機会も少ないですし・・・。それだけ勉強していないと言うことでもあるかと思います。反省 m(_ _)m。

 つなぐ鉛筆削りを使ってつなげてみました。つなぎ方は4ステップです。詳しい使い方は、Googleなどで検索してください。
  • キリ状の鉛筆削り部分で、鉛筆のお尻に穴をあけます
  • もう一方の鉛筆削りの先頭部分を、挿入できる形状に削ります
  • お尻に空けた穴を整えます
  • 結合部に木工用ボンドをつけて、結合し、乾くのを待ちます。
長くなった鉛筆は子どもたちに返すことが出来るので、リサイクルが進みます (^_^)。
つないだ鉛筆です

 やりすぎると、手が痛くなるので、少しづづつないでいます。なかなか楽しいです。手が痛くなるのと、鉛筆の芯で汚れるのは難点ですが。

追伸
 つなぐために、鉛筆のおしりに穴を空けるのですが、力も要り、中心を取らなくてはいけないので、大変です。鉛筆の中心の芯を削るので、黒鉛だらけにもなります。一方、鉛筆の先頭の方は、通常の鉛筆削りと同じで、手間がありません。
 そこで、あらかじめ、「鉛筆のおしりに、差込用の穴が空あいている鉛筆」があれば、つなげやすくなり、リサイクルが進むのではないかと思いました。どこかのメーカーが作ってくれないでしょうかね。
鉛筆のおしりに穴を空けたところです

コニカミノルタ magicolor 4696MFの自動原稿送り(ADF)を直す

 PCもプリンタも壊れるまで使いたいです。動くけど、性能劣化で使えないと言うのは避けたいです。そんな精神でいるので、研究室のプリンタは7年目です。プリンタの自動原稿送り装置が壊れたのでサポートに電話した話です。

 もったいない話、その1でもあります。

■コニカミノルタ magicolor 4696MF が大好きな話

 コニカミノルタ magicolor 4696MFは、以下の写真のプリンタ(複合機)です。
magicolor 4696MFです

大好きで、もう7年使っています。以下の条件を満たすプリンタが無いからです。
  • 印刷が20枚/分以上の速さ(カラー、モノクロとも)
  • コピーが20枚/分以上の速さ(カラー、モノクロとも)
  • 自動原稿送り装置が付いている
  • 20万円以下
  • A4印刷可(A3も欲しいけど、我慢します)
コニカミノルタが後継機種を出して欲しいのですが、作っていないようです。


■ちょいちょい限界が

 印刷面が汚くなってきたり、色々不具合が出てきました。印刷面の汚さはトナーがこぼれていたのが原因のようで、掃除機で内部をきれいにしてあげたら、直りました。ちょいちょい、直して使っています。


 今回、コピーの自動原稿送り(以下、ADF)機能が壊れてしまいました。途中で紙が引っかかります。
 仕方がないので、プリンターの正面に書かれているサポートに電話します。このプリンタが古いからでしょうか。この電話番号は使われていませんでした。
サポートセンターの電話番号です(現在使われておりません)

 仕方がないので、Webで検索して、修理窓口の電話番号を見つけて電話します。

 電話で色々話をすると、向こうも手慣れたもので、よくある故障事象を教えてくれました。ADF装置の裏を見ると、白いプラスチックが見えます。このピラピラ外れているとダメなようです。
自動原稿送りの裏。プラスチックのガイドが不適切な状態
指示されたとおり差し込みます。すると治りました。良かったです (^_^)。
自動原稿送りの裏。プラスチックのガイドが適切な状態

壊れるまで使い続けたいですし、このプリンタの代替機は見つけられていないので、このプリンタには、まだまだ頑張ってもらいたいと思います。

コニカミノルタの自動原稿送りが壊れた人のために、治し方の参考になればよいなと思います。

2015年6月7日日曜日

ミライケータイプロジェクト

ミライケータイプロジェクトをI科3年生を中心に開始しました。I科では4年間在席中に半年で1単位ずつ、合計2単位までプロジェクト研究が認定されます。これを活用してプロジェクト研究の参加者を公募し、3年生9名で開始しました。その内容を区切りごとに紹介していきたいと思います。

いわゆるPBL(Project Based Learning)の参加者を公募をして、キックオフをしたのが4月の第2週です。公募は、前年度の2年生向けの授業の中での告知や掲示板で告知することにより行っており、最終的に9名がエントリーしてくれました。

まずは4-5月の活動内容の紹介と その総決算である合宿の紹介です。

4- 5月  スマホアプリの検討。 開発したいアプリの検討です。 メンバがそれぞれに案を出し、これをお互いにふくらます格好で議論していき、その後絞込みます。今年は2件に絞りこみました。
 ① 初心者ギター奏者のための演奏支援アプリ
 ② 一人暮らしを応援するレシピ推薦アプリ
これらをあらゆる角度から提案資料としてまとめて行きます。 他に似たアプリ、関連するアプリはないのか。どうやくに立つのか、実現性はどうなのかといったことです。 教員は見てるだけで、学生がすべて互いに協力し自律的に活動します。ただし、何を考えなければいけないのかはテンプレートを用意してあるので、そのテンプレートに沿って提案資料を作成することになります。

メンバーは4,5月は 全員の授業のない時間である月曜の2限と水曜の5限を利用して活動しました。 


活動の様子


元々は全員でアイデアを出し、議論の末に2件絞り込んでましたが、D科の先生に相談した結果ギターの方は実装が難しいと判断し、メニュー推薦のアプリ1件に絞りました。
さて、この提案書を持って6月合宿です。  実はこの作業、このメンバーだけではなく、同じ作業をはこだて未来大学、法政大学、専修大学、長崎大学でも実施しています。 また、その進捗やどんな内容を提案するのかといった情報交換を毎週水曜5限にskype を利用したビデオ会議を開催して行っていました。合同での合宿のスケジュール調整や持参物など互いに確認する作業も行います。いずれも3年生が中心で、学生同士で決めていきます。

いざ、合宿。 合宿は伊勢原にある専修大学セミナーハウスを利用しました。大学に朝7:50に集合(一部は直接バスで会場に)。 セミナーハウスまでは大学から車で20分ほどです。


9:00には全員集合です。すぐに全員で会場のセッティングをします。 
5つの大学の各自がオンライン会議ではビデオで顔を見ているものの、この日初めて顔を合わせます。

学生による開会の宣言のあと、セミナーハウスの利用方法の簡単な注意ののち、学生、
企業からのボランティア参加、OBの参加、TAの参加、教員とそれぞれ自己紹介をしました。







神奈川工科大のリーダF君が自分たちのアイデアのプレゼンをします。QAを入れて20分のプレゼンです。前日まで準備していたのですがなんとか無事に訴えたいことは訴えられたようです。
 この他にもアイデアを複数持参したみらい大と専修大が2件ずつ。残りが1件ずつで合計7件の発表です。 お互いに真剣に聞いてわからないことは質問して納得していきます。しかし、どうしても質問するのは決まった人になってしまうのはしかたのないとこでしょうか。
 7件終了時点で昼食です。







昼食後の休憩時間に、教員やOBで相談してアイデアを膨らます組み分けや、対象とするアプリを選択していきます。 今回は大きくわけて2つの性質(マッチングを主とするものと、リコメンドを主とするもの)に分けられました。 そこで人数も考慮して 6つのチームに分けました。


このあと、本学の学生は1人または2人が、各アイデアのグループに入り、内容のブラッシュアップに協力します。






アイデアの基本を出したリーダF君は当然ながら自分のアイデアを他の大学の学生とともにブラッシュアップです。残りのメンバーも他の大学の提案ではありますが、自分が提案したかのように真剣に考えて良くしてあげます。



疲れるので企業の方に講演をしてもらったりしながら進めていきます。

夕食を食べて、ちょっとリラックスしたあと、翌日のプレゼンに向けみなでさらなるブラッシュアップをしていきます。







アイデア整理の常套手段を使いながら寝る時間を確保するために必死ですが、結構議論に夢中になってしまい、どうしても時間の感覚がなくなります。 このペースでは寝ることができないのではないかと思うぐらいでした。


どのチームも朝4時には終えていたようですね。








F君のアイデアをベースにしてブラッシュアップしたものを はこだて未来大学の学生がプレゼンします。

F君はこの日は司会者ですので自分ではプレゼンできません。









6件のアイデアを学生自らが相互に、技術面、ビジネス面、作りたいか、といった様々な点から評価して、レーダチャートに整理してみせます。 この情報を元にさらに数分間のプレゼンを20分ほどで相談して追加で行いました。






お互いの相談で、投票方法などを決めて、この35人で
開発するアプリを決めます。 今回は人数もいるので複数のアプリを選びます。

選ばれたのはなんでしょうか。 開発を終えた段階でこのブログでは紹介しましょう。 

1日半、みっちりでしたが、9人は他大学の学生と変わらず、しっかり自分の役割を実行していたように思います。また、1日半で、寝てる時間ではたぶん平均で2時間で、大変だったかと思いますが、朝の会議中に居眠りをしなかったのはほめても良いでしょう。アイデアとしては、まだまだ世間に通じるものではないですが、この経験は、就活では通用するものです。最後のアイデアは最初に提案からかなり変わったものが多かったと思います。ただし、このブログのようにプロジェクトのことだけを言ってはだめで、自分が何をしたかを言うことが大切でしょうか。


まだスタートした時点で、これから開発に入りますが、7月1日(水)の iAndroid の会で前期の(まだ中途ですが)報告を行います。